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短歌:秋への端境

おろしたてのサンダルを脱ぎアスファルトの上を裸足で歩く 秋へと/銀猫
おろしたてのさんだるをぬぎあすふぁるとのうえをはだしであるく あきへと

 住宅街の路地を、裸足で歩く17,8歳の少女を見掛けました。手にサンダルを持っていました。
 何があったのかはわかりません。そこで妄想しました。

 夏のセールで買ったサンダルを夏の終わりにデビューさせたけれど、不幸にも靴擦れが起き、痛くて履いていられなくなった… 最寄りのバス停でバスを降りたから、家まで裸足で歩こう…
 というところでしょうか。

 北の街にもようやく秋の気配が見えてきた九月のはじまりです。

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