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短歌:白湯の朝

ぽぽぽぽぽ湯気のリズムと白む空白湯をゆっくり沁みとおらせて/銀猫
ぽぽぽぽぽゆげのりずむとしらむそらさゆをゆっくりしみとおらせて

 もう何年になるか忘れましたが、朝はまず白湯をコップ一杯飲むことにしています。

 化学物質過敏症と診断されてから、それまで無縁だった「カラダにいいこと」を少しずつ取り入れるようになりました。白湯もそのひとつです。

 沸かしたてのお湯だと気付きませんが、もう少しだけ手間をかけて白湯にすると、不思議なことに、水を温めただけのものが微かに甘く口当たりよいものに変わるのです。

 この微甘に慣れるとやみつきになります。そして、明日の朝もわたしは白湯を飲むのです。

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