見出し画像

お金のためだけに働く悲しさ/働く意義を見つけることの難しさ

4年ぶりに、前職の後輩くんと会ってきました!
今回はタイトルの通りちょっと悲しい話だけどこれは忘れたくないな~と思った事があり、
久しぶりにあえてまとめずに書いてみます◎

■4年ぶりに後輩くんとの偶然の再開

前職の後輩くんとは、前職の時に一緒に働いていました。
というのもその時は後輩はアルバイトで、そのまま就職という形で卒業。
だから実質一緒に働いていた期間は一年半?ぐらい?だったかな。

その時後輩くんはジムエリアメイン。自分はプール系メインだったので、
ほとんど共同作業みたいなことはなく、
たまたま被った休憩時間に

20代前半みたいな何を話したのか覚えてはいないけど、
なんか爆笑するような話をするぐらいの関係性。

よくそんなワード出てくるよな?みたいな凄く面白いことをよく言う子で、
おちゃらけてはいるものの、
しっかりやることはそこそこにやる子という印象。

そこそこ話す中ではあったものの、
一緒に飲み行くか~、ということはなく、
卒業してそのまま思い出すこともなく…という感じでした。

社会人として多忙を極める中、一度忘れ去られてしまい数年。
自分が転職を決めて最寄り駅を歩いている時。

あれ?なんか見たことある人いるな?

と思った時にばったり後輩くんと再会。

「え?○○じゃん!めっちゃ久々!元気?」

「え!久しぶりですね!元気ですか?」

「正直微妙かも、、、実は来月転職するんだよな~」

「まじですか?実は僕も転職しようと思ってて…」

「え?!そんなことある?笑」

話を聞いてみたら、まさかの親友と同じ会社。笑
この時点で共通点が一気に多すぎてビックリ。
このまま話が盛り上がり、お互い落ち着いたら飲み行こうぜ~という話になり

久しぶりだし学生だった後輩くんから仕事の話が出来るのってなんか嬉しいな~
どんなことしているのか話が聞けたら自分の仕事に繋げられるな~笑

とか思ってワクワクしていました。笑

■どうしてこの仕事を選んだのか?

話が出たものの、予定が合わなくて流れてしまうことが多々あり、
結局そこからさらに1年が経っていました(遅すぎ)

けど、1月の自分のテンションでは「2024年色々なことにチャレンジしよう!」
と考えていたので、久しぶりに後輩くんのことを思い出して連絡。

久しぶりだったにも関わらずとんとん拍子で予定決定。

後輩くんも無事転職を終えて1年経ったところで仕事に慣れてきているという話と、
今CAやっているという話をしたらわざわざ会社のHPも送ってくれて。

ちょっとおちゃらけていた学生時代から、
営業職やっているからこそビジネスマナーみたいなところもしっかりしているな~と
また嬉しくなって、

仕事を即終わらせてから合流するまでの電車の中でとりあえず企業研究。笑
ざっくりするとIT系の営業を行っていたので、

商材が何か?社風は?働き方は?
後輩くんはどこに魅力を感じたのかな?
それってどういう価値観があるからかな?

なんてほぼ仕事みたいなことを徹底調査。
個人的にはITには全く惹かれないので「何をしているのか?」は理解できたものの、
「結局その仕事を選んだ後輩くんはどういう価値観があるのか?」
ということまでは見立てが立てられず、、、

どこが意思決定軸なんだろう?????

なんて考えてたら合流。笑

ちょっとオフィスカジュアルっぽい格好で来た後輩くんは比較的大人びて見えて
お互い仕事の話をしているのってなんか感動だな~と思いつつ、
仕事柄好奇心もあり、気になることを聞いてみた。

「実は企業分析めっちゃしてきたんだけどさ、」

「え、まじすか?そこまでしなくても良いのに!」

「いや仕事柄気になって、、、これって結局企業内の社内DXを推進してく営業職だよね?」

「そうですね!」

「これって結局、何に繋がるの?」

「そうですね~、もちろん効率が上がることにより人件費削減やその時間を別の業務に充てる事とか、
社内的な手続きが早くなることで意思決定者の株主たちが早く会社の意思決定を出せるようになったりですかね~」

「あ~、表層は効率化だけどそこにもつながっている感じなのね!」

「景気とか会社の業績を見てすぐに舵を切れるっていうのが一番の良いところだと思ってます」

ただ単にそのアクションを行った先にどういう未来が待ち受けているのか?にとてもワクワクするからこそ、
この会社がやっていることに関しては納得は出来たものの…。

後輩くんとしては、どうしてこの仕事を選んだんだろう?

「ちなみにこの仕事を選んだ理由ってなんかったりするの?」

「年収めっちゃ高いんですよ!」

「あ、そうなの?」

「めっちゃ貰えます!あとは営業得意な人がたくさん集まっているので、ここでまた自分のこと鍛えたいなーって思って」

「お~向上心めちゃ高いね!他にはなんかあったりする?」

「そうですねー、あとは自分の提案で会社が動くのが面白いですね。誰を握ってどう進めていくのか?がハマった時が楽しいです」

「法人営業だとそうなるからね!それ楽しいって思えるのは凄いわ、、、」
「営業力とかつけてなんかやりたいこととかあるの?」

「いや~あとはFIRE(経済的自立による早期退職)したいのと、起業も考えてます!」

「結構言う人いるねFIRE!起業するとなると事業はなんかアイデアあるの?」

「そなんすよねー、もう少し自由に働きたいなって思って。起業もやりたいことというか、将来的に柔軟に働くためですね!」

「だから営業力あげたい!って思ったのか~」
「今の会社に入社決めた理由は給与とスキルアップしていけそうだからって感じ?」

「そうです!小さいエージェントさん使ってたんですけど、全部志望動機とか考えてくれて、それ読み上げてるだけで選考は進んでいきましたね~」
「その中でも良いなーて思うところ選びました!」

「さすがにそれは嘘。ゆうて絶対頑張ったしょ」「今は仕事楽しい?」

「そうですね~、そこそこですね~、楽しくはあるけど大変ですね…」

営業力を上げたい。FIREしたい!柔軟に働きたい!起業できるようなスキルを磨きたい!

凄く前向きな言葉のはずなのに、
学生自体のような無邪気な顔はなく、
ただただ疲れ果てているような表情で終始話していました。

本当はやりたいことが見つかっていないんだね。
本当にやりたいことって今の仕事じゃないんだね、
仕事の楽しさや意義が見つかっていないんだね。

話を聞いていく中で気付くことはたくさんあって
恐らく本音の部分もCAやっているからこそなんとなく伝わってきた。

けど今のこの子に伝える事って
自分の
「自分の範囲内(働き方や給与)も大事だけど、
価値提供の対象や範囲(仕事をする意義、意味)も大事」
この考えを押し付けることになってしまわないかな?


ましてや今は『CA』ではなく『先輩の大空さん』と思って話しているのに
急にCAの自分で話したらあまり良い気持ちはしないかな…

と、4年ぶりに会ったからこそ、
なかなか言い出せずに終わってしまいました.

■大事にしたいこと:働く意義を考え続けたい

後輩くんと話して、今CAとして自分が伝えたいと思っている「働く意義」

なんのために、誰のために、どうして働くのか?

これが見つかっていない、ということに悲しくなってしまった。

ただ、冷静になって原因を考えてみると社会人1社目の社風が関係しているのかも?と。
親友と話している時に、なにかの話の流れで

「自分の社会人1年目の先輩に似る」
という話になったことを思い出して。

自分の1社目は比較的に顧客志向が高く、かつ学生アルバイト時代に研修してくださった尊敬している大恩師の方も
「子供たちのために」というマインドをとても大事にしていた人だったんだよな。

対して後輩くんの1社目は、結果至上主義。
営業だったから、そこは当然っちゃ当然で理解も納得も出来る。

出来るんだけど、ゴール地点が見えていない(やりたいことがない)ままひたすら歩き続けているイメージで、
今恐らく感じているだろうしんどさもイメージ出来たし、
だから楽しくなさそうな表情だったことにも納得。

今まで一緒に働いてきた先輩方から「仕事への価値観」は、学んできたんだなと思うと
今この仕事でやりたいことがあるのは有難いことで、
こういう人たちを一人でも減らしたいって思って今CAという仕事をしているんだな…ということを改めて考えたし、
後輩くんと話をして、改めて周りの方に感謝だなと気付かされました。

「大空さん、ウチの会社来ませんか?」
「仕事の話聞いていたら親和性も高いし、まさにやっていることが同じだから活躍できると思います」
「年収も今より上がるし、条件はめっちゃ良いし成長できると思います」

最後の最後に引き抜きの話もしてくれた。
有難いけど、今の仕事で実現したいことがたくさんあるから
これから先、後輩くんも見つけてほしいなと
素直に思いました。
いつかこの話はちゃんと伝えたいなぁ。

みんなが思う働くことの意義ってなんだろう…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?