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心頭滅却

周囲で誰かが誰かに対して粘着質に言葉で詰めている

周囲で誰かが誰かに対して威圧的な言葉で詰めている

まるで私が理不尽を言われているようだ

嗚呼辛い

何故そんな物言いなのかと

哀しみや怒りが一緒になってやってくる

だから私は心を無にしてひたすら仕事に望むのだ

心頭滅却すれば火もまた涼しとはよく言ったものだ

誰の言葉か調べたら

炎に身投げする直前に読まれた

僧侶の辞世の句ではないか

心と頭を滅しなければ

私は周囲の地獄に耐えられないのだ

心あるままで生きていけるなんて

そんなものは幻想なのだ

私の心を救うのは

諦めの悟りと無の境地だけである

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