見出し画像

2021年に流行っているデザイナーに人気のフォント10選! Web&グラフィックデザイン

こんにちは!
アートディレクター/デザイナーのシクです!🦉

毎年グラフィックデザインにトレンドがあるように、それに用いるフォントにもトレンドがある。
グラフィックデザインをマクロだとすれば、フォントはミクロな世界。
今回は、そんなフォントの世界における2021年のトレンドを紹介するよ。

いくつかのフォントは、もしかすると聞いたことがない新しいフォント。
単純に新しいフォントだけをまとめて紹介することもできるけど、業界のトレンドに重点をおいて、新しいのも従来からあるものも一色単にまとめてみました!

フォント選びに迷ったときに、今流行のフォントという選択肢もアリだと思うので、そんな参考になれば嬉しいです!!
それではスタート!

※ 順不同。数字は人気順ではないよ。
※それぞれタイトルをクリックすると公式のDL先に飛べるよ。


1. Futura Now(フーツラ ナウ)

画像1

Monotypeが作成した102ものスタイルを含むフォント。
Futura Nowはサンセリフの王様とも言えるFuturaの最新アップデート版!


2. FS Renaissance(FSルネッサンス)

画像2

レタリングアーティスト兼デザイナーのクレイグ・ブラックと、クリエイティブタイプディレクターのペドロ・アリラがコラボして作成した、ステンシルフォント。
柔らかなカーブとハンドメイド感が特徴。


3. Neue Haas Grotesk(ノイエハースグロテスク)

画像3

Neue Haas Groteskは、1957-1961年にデザインされたとされる古いもので、のちのヘルベチカの原型となったフォント。現代用に多少の手直しが加えられている部分もあるらしいが、基本的にはオリジナルを忠実に再現しているそうで、驚くことにGoogle Fontsから無料でDL出来ちゃうぞ!!


4.Whyte(ホワイト)

画像4

1920~30年代にデザインされたABC Whyteというフォントのリバイバル版。フォントのウェイトは10段階もあって使いやすそう。イタリックも同様に10段階!2021年にはInDesignにサポートされている。


5. Noe Display(ノエディスプレイ)

画像5

Noe Displayは、とんがりのあるユニークなディスプレイ書体。ストロークに躍動感があり、高級感も感じる。4種類のウェイトがあるけど、それぞれ印象が異なるのが面白い。


6. Basis Grotesque(ベーシスグロテスク)

画像6

ベーシスグロテスクは元々、イギリスの写真雑誌Hotshoeのリニューアル用に作られたとされている。その後、フォントとしてを開発されて商用化。
フォントの骨格にあえて類似性を持たせている(例えばC,G,O,Qのフォルムには共通性がわかりやすい)のが特徴。


7. Eksell Display(エクセルディスプレイ)

画像7


スウェーデンのデザイナー、オーレ・エクセルが1962年作成したセリフ書体。

画像8

オーレ・エクセルの作品として有名なのは、チョコレートの品質管理を見つめる目をアイコン化したとされるマゼッティ社(現ファッツェル)の「カカオアイズ」。知ってる人はいるかな?


8. Lars(ラース)

画像9

ラースは、どんなものにも偏りなく使えることをコンセプトにデザインされたサンセリフフォント。幅広い言語をカバーし、読みやすさにも優れています。具体的には大文字、小文字、数字を区別しやすいように設計されていて、例えば「1」と「l(小文字のL)」が区別しやすいように1には足がついているなど。


9. Simula(シミュラ)

画像10

アーティスト兼デザイナーのジャスティン・スローンのデビューフォントとされ、機能的でありながら細部にまでこだわられた繊細なフォント。筆記的なフォルムをハンドメイド過ぎず機械的過ぎず、絶妙なバランスをデザインすることで、古臭さを感じさせず、美しさやおしゃれさを表現している。


10. FS Meridian(FSメリディアン)

画像11

正確でありながら不完全、という時間の性質からインスピレーションを得て作られたこのフォントは、幾何学的な美しさがある。でもちょっと何言ってるかわからない。←
書体は正統派にも見えるし、リズミカルでポップな表情も見え、デザイナーの遊び心を感じる。


以上!
いかがでしょう。

何事も流行り廃れはあれど、その中にはいつまでも廃れない「定番」が存在する。
 上の10選で言えばFutura NowやNeue Haas Grotesk。
前者はFuturaのアップデート版であり、後者はHelveticaの原型の復刻版。
こういう定番系は常に手元においておきたいガーディアン的存在。

対して、タピオカのようにまさに「今が新鮮」というトレンドオブトレンドが、FS RenaissanceやEksell Displayのような特徴的なフォルムのフォント。
これらは時代によって好き嫌いが分かれてしまうので、たぶん使うなら今。5年後にはダサいものとして捉えられるかもしれないし、10年後にはイケてると再評価されるかもしれない。神のみぞ知る。

みなさんはどのフォントがスキかな?
僕はSimulaとFS Meridianがコンセプト込みで気に入っちゃった。

---🦉---

という感じで今回はこれにておしまい!
ハッピーデザイニング!🦉

Twitter:@Siksan_design
Instagram:@Siksan_design

↑更新してない僕の各種SNSもよろしくね🦉


画像12


この記事が参加している募集

vyooまたはシクさんデザインに「いいね!」と思ってくださった方からのサポートは励みになります。いつもサポートしてくださっているみなさまには本当に感謝しています。ありがとう!!