2980円に隠される心理学

平日の朝8時。無意識状態を刺激する音色を奏でる目覚まし時計。

少し眩しいなと思って起きたある日曜の朝。

騒がしい音色を聞かず、穏やかな朝日で目覚めた休日最終日。

夢世界から現実に体がタイムスリップした時には晴れた空が見えていた。

YouTube Musicで事前に定められた音楽の旋律を楽しみながら自然に目覚めるのを待つ。

テレビをつけると、楽天モバイルのCMがパステルカラーを主張して眩しく写っていた。

すっかり細くなってしまった目を擦りながら見た情報をまとめると…。

月額2980円! 格安! 楽天モバイル!

たった15秒程なのに、目まぐるしく流れ、視聴者に情報を届けている。

見終わる頃には、15秒前のことはすっかり忘れていて目覚めの感覚は脳から離れていた。

ふと感じた疑問だが…。

月額2980円を安いと感じるのは、何故だろうか。

Apple Musicの月額学生料金(500円程)しか納めていない自分にとってはあまり格安という言葉がしっくりこなかった。

確かに自分の購買行動を振り返った際、値段がぴったりのものを見つけることは少ないなと感じたのである。

何か隠されているのかな。こんな素朴な疑問から調べてみると

心理・経営

この二つが隠されていたのだ。まさか身近なところにも使われていたとは。

100グラム 100円 or 98円の商品。

あなたならどちらに手を出すだろうか。

この2円の差というものが、2980円の秘密へ繋がるらしい。

3000円 or 2980円 実質20円の違いである。

だが、こんなに微妙な値段にしているのは、3000円よりも安いという心理的アプローチをしているからなのである。

ぴったりの値段で提示するよりも、価格帯を曖昧にした値段で提供した方が売り上げに影響するという。

この現象を「大台割れの価格」と呼んでいる。

どのように心理的負担をかけずに顧客に対して提供できるのか。

身近なところにも

心理学によって選択の左右が行われていることがあるのだ。

と感じて今日という1日が始まろうとしている。

今日予定している無印良品のショッピングでも、

この話が頭から離れないんだろうなぁ。あ。10:22分。行ってきます。

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