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南富良野で珍しいラベンダー品種が見られる!?

おすおす、ラベンダー王子ことエフゲニーマエダだぁよ。

ラベンダーホイホイのおいらは先日南富良野までいってきてたのだ。
なんでも、知り合いが南富良野道の駅まではるばるラベンダーソフトを食いに行ってたと聞いたもんだから、そら行くっきゃない!と。

(ホンモノのラベンダーアイスを見つけるまでこの旅は終わらないッ)

というわけでいつもの上富良野エリア(富良野市より北・ファーム富田なんかがあるところ)とは真逆、南富良野エリアまで足を伸ばしたのさっ。

一歩さらに踏み込めばいよいよ道東・帯広圏内へと出てしまうようなところに南富良野町はあるのだけれど、同じ富良野という地名がついていながらもなかなかの距離感だった。
(もーちょい足伸ばせばインディアンカレーが食べれちゃうくらい!)

遠かったアピールはこのへんにしておき、、、


スクリーンショット 2021-09-22 23.05.02

ちゃんと目標は果たした!
ギリギリ紅葉来てるー?くらいの時期なのでソフト屋さん出てるかめちゃ心配だったけど。。。
(ソフト屋さんいなかったらかなりの虚無ドライブだった)

味はというと、これきっとファーム富田と同じ味の素使ってるなぁ〜?って推察。

スクリーンショット 2021-09-22 23.08.19

ファーム富田のラベンダーソフト。
色味もほぼ同じだし、、、同じじゃね?笑

という感じでした!!



いやまてまて。
タイトルにもある通り、ソフト食って終わりという旅じゃあねえんだ。

実は南富良野道の駅・・・来年モンベルができるそう!!

なので絶賛工事中のご様子だった。

実は本日記事ネタにしたい"収穫情報"が帰宅後判明し、それをメインで書いていこうと!それもなかなかのラベンダーネタ!

んじゃまさっそく・・・

ソフト食いにこの南富良野道の駅を訪れた時は工事現場の遮音壁で遮られて見に行かずじまいだったのだけれど、道の駅裏の敷地には小なりとラベンダー畑が広がっているそうなんです。

2度目ですが、その存在に気付くことなく帰宅後、Twitterでふわっと南富良野町について調べていると、、、

「おやまぁ、白いラベンダーも植わさってるのね」程度の認識…初見では。

けどよ〜〜〜く見てみるとビミョ−に色のベクトルが違う。
青っぽいのとピンクっぽいの。

おいら目を疑ってさらに調べてみた!
ラベンダーなら通りがかる人みんな載せているに違いない!と。。。

おぉぉぉぉ!!!!!!

おぉぉぉぉーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

いろいろな方の20年撮影の道の駅裏のラベンダー畑写真を載せさせてもらったけど、スゲーーー”ラベンダー白色”DAAAAAAA!!!


とはならないのがこの男エフゲニーマエダ。

とうきび一緒に撮ってる方のツイート画像なんかコレ、実は北海道でベーシックに見られる品種は一切写っていない。
それどころか、全て北海道品種の発展品種だというおもしろい写真。
(べるねーじゅさん、わかってらっしゃる……)

まさにべるねーじゅさんのツイートに写るラベンダー、何を隠そう

・オカムラサキホワイト(L.angustifolia "No4 Okamurasaki white")
・濃紫ピンク(L.angustifolia "No3 Noushi Pink")
・ナナ・ナリサワ(L.angustifolia "Nana Narisawa")

と、めちゃくちゃ珍しい品種が博物館のように観察できている!!
いやぁ〜ありがたし!

北海道の半世紀余りの歴史を引き継いだ、いわゆる次世代北海道品種だったりするのですな彼らは。

その名の通りもちろんのこと、写真で青みがかった白花品種であるオカムラサキホワイトは、かのファーム富田で最もオイルを生産している伝統4号オカムラサキのいわばアルビノ的な無色素品種。
その隣に並ぶはオカムラサキほど大きくはならないけど、色が濃いことで有名な3号濃紫の同じく無色素品種。
→それで面白いのが、名前に預かるとおり3号濃紫はタダでさえ紫色の濃い品種なのでアルビノ化しても完全に紫色素が抜け切らなかったのだろう、ゆえにピンク色が強く出て”濃紫ピンク”という見た目通りの名前でわずかながら流通している。

でさらに違いがわかりにくいのだけど、(エフゲニーマエダは見抜いた)
濃紫ピンクラベンダー列のさらに右隣、一見ベーシックな濃紫ラベンダーに見えるけど1列分だけ花のつき方がどうやら違うやつ。
ナナ・ナリサワというこれまた3号濃紫の発展品種が植えられている。

この方のツイート画像がわかりやすくて、手前から3列目の紫色ラベンダーが奥のラベンダーと花のつき方が違うのがわかるだろうか!!

でこの方のツイートがその3列目の近撮なんだけれど、穂先を観察できるのが救いだった!
これ過去に2度ほど記事にした、ナナ・ナリサワで断定できると思う。
おまけに隣の濃紫ピンクと株サイズが似通っている点も観察できるからだ。

オカムラサキは3号濃紫より大柄の株になって違うし、ナナ・ナリサワは3号濃紫の遺伝を引き継いでいるので同じく比較的小ぶりな株立ちとなってる。
それに花の穂先が尖り気味(写真)なので4号オカムラサキと違って、ナリサワでしょう!と判別できる!

この方のブログだと濃紫ピンクあたりを間近で観察できるヨ!
3号濃紫のシルエットのままピンク色になっている姿が観察できますね!
英国品種で大型に育つミスキャサリンや、まばらに白花とピンク花がつくココナッツアイスとはまた違ったテイストのピンクラベンダーなのでそれなりに園芸価値もあると思っているおいら。。。


いやーーー見ておけばよかった!

というのも、これら3品種はファーム富田では観察できない品種だからなんですよね。
ラベンダーの聖地とされるファーム富田さんでも、"伝統的な"ラベンダー品種のみを栽培していて、こういった発展的な品種はなかなかお目にかかれないのが残念。。。

昨年だか一昨年だかにファーム富田さん町営北星山ラベンダー園に次ぐ大御所ラベンダー園であり、オカムラサキホワイト濃紫ピンクを見ることのできた「彩香の里ラベンダー園」が突如閉園してしまったので、残されるは南富良野町道の駅のラベンダー畑のみとなってしまっているのですね。。。

エフゲニーマエダ的ラベンダー観でいくと、めちゃくちゃ楽しいラベンダースポットがそこにあったのを早く気付くべきであった・・・!!

むぅ!悔やまれる!


南富良野町道の駅 裏のラベンダー畑では今や貴重な北海道ラベンダー品種(オカムラサキホワイト、濃紫ピンク、ナリサワ)をみることができるよ!

という情報収穫でした!

んではでは!!
また行こう・・・

スクリーンショット 2021-09-23 0.37.31

P.S.
もうひとつの収穫スポット、かなやま湖ラベンダー園。
なーぜか白いビーチも湖岸に広がっていて、(時期が合えば)ラベンダーとあわせて地中海気分を味わえる名スポットだった。
近くにセメント工場あるしそこの石灰岩を持ち込んだのだろう。Nice idea!!

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若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。