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スパイカナナとデンタータ&ストエカスの植え替えを完了させた本日の農作業!

さてさて久しく2連休を与えられて連勤直後に全力で園芸作業に取り組み、無事クソ疲れたエフゲニーマエダですどうも!
デザートは別腹!とはいいますが趣味の園芸作業はとなるとそうもいかないのが現実というのを思い知ってるなうで執筆してまっす。

さてさて休暇1日目からガッツリラベンダー花壇の移植作業が進んだので進捗をレポートしていきまっせ〜〜〜


小言ですが、ついにセミどもがミィミィ鳴き出しましたね、気が早い。。。
こっちではどうやらエゾハルゼミ(Yezoterpnosia nigricosta)が鳴きはじめたっぽいです。
ガッツリ夏を感じますが、名前の通りまだ春らしいです。うーむ。。。

■ポット苗のスパイカナナを花壇に移す!

右端が空いているのは2年前からいる1株を移植するため

さてさて!
フォルゲイト花壇横に5/12に、花壇ブロックを並べるところまで半完成していた英国品種スパイカナナ(L.angustifolia 'Nana Spica')の花壇。
しかし以降腰を痛めたりまとまった休みが取れず、土を入れぬままの放置状態でした。

予定では今年株数を14まで増やし、ゆくゆくドライフラワー生産の主力品種となってもらう予定でいます。
なのでこの7株花壇も2基できる予定で、まだ奥に残ってる木枠花壇5号機の場所にスパイカナナ花壇がもう1基できる予定なっのです。
けど苗はもうすでに13株到着している段階なので、収められるところから順次収めていくことに!

もう上記画像で写っていますが、花壇の下部は黒土の割合を多めにしたチッソ分の豊富な用土構成に。
花壇上部は水の落ちやすい赤玉土と黒土1:1の用土で植えています。
スパイカナナは花穂こそ長い品種ですが、株自体は小柄とされるコモンラベンダー品種のためなるべく大きくなってもらいたいのでチッソ分を多く得られるような構造にしています。

ポット苗6コの定植完了!

で、こんな感じでポット苗を定植完了。
空いている残り1株分のスペースに英国品種試験花壇から先に大きく育っていたスパイカナナを移植します。(この後やりました)

■デンタータラベンダー花壇を造成!

数日前に仮植え状態にしていたデンタータ'モネ'

えー、わが園のヒロハ以外で初のラベンダー属別系統種になります!
ノコギリのようにギザギザの葉っぱが特徴的な南方系ラベンダーのデンタータラベンダー(Lavandula dentata)でっす!
ほかにフリンジラベンダーだとかフレンチラベンダーとも呼ばれます。

花穂はコモンぽくもラバンジンぽくもあり、葉っぱがヒロハと違ってすごい爽やかな香りがして癒されますbb

コモンラベンダーとのハイブリッド種は未確認なのですが、ヒロハラベンダー(L.latifolia)とは交配可能なようで、スイートラベンダー(L. x heterophylla)がヒロハとデンタータのハイブリッド種になります。

なのでどちらかというとコモンよりヒロハに遺伝的に近い親戚のようです。

さて、そんなデンタータラベンダーを見本花壇に植えていきます!

半完成状態だった見本花壇3列目にデンタータを配置!

デンタータラベンダーが植わさる場所は見本花壇の3列目。
並びとしては1.コモン、2.チャヤトリアエ、3.デンタータ、4.ヒロハ、5.ストエカス、6.レースとなります。

では3列目に土を入れていきます、入れました。

見本花壇デンタータ列の完工!

こうして”ノコギリ葉ラベンダー”ことデンタータ花壇が完成です!
ちょっと品種に工夫を凝らして面白い配置にしています。

実はデンタータにもコモンやラバンジン同様、白花品種がいるんだよ〜ということも見せたいので左の1株だけアルバ品種(白花)を配置しています!

おもしろいでしょ〜〜〜

はい、お次に移ります!

■ストエカスラベンダー花壇を造成!

ストエカスラベンダーのYoung Calyx

デンタータやヒロハのようにラベンダー属別系統種のストエカスラベンダー(Lavandula Stoechas)でっす!
デンタータはフレンチなので、ストエカスはスパニッシュラベンダーと呼ばれています。
アメリカではトップラベンダー、英国ではストエカスをフレンチラベンダーと呼ぶようです。蝶々ラベンダー(Butterfly Lavender)とも呼ばれたっけな?

ストエカスラベンダーはデンタータのように葉っぱではなく、花穂に特徴が現れる低地・南方のラベンダーです。
おいらは「うさ耳ラベンダー」と呼んでいるのですが、花穂の頂点にリボンやうさ耳を思わせる大きな偽花が出てくるのがストエカス最大の特徴でっす!

フランスの植物図鑑ではストエカスが紹介されている

このストエカスラベンダーは地中海沿岸・低地の温暖な気候で育つようで、オーストラリアでは強い繁殖力から野生化していたりもするようです。(オーストラリアにとっての外来種)

見た目の華やかさからコモンラベンダーやラバンジンラベンダーよりも園芸的に好まれるようです。
上記フランス語の植物図鑑でもしっかり紹介されているのがわかります。

元々トルーラベンダーが植わっていた花壇に定植

ストエカスも南方系ラベンダーの一種であり、関東エリアではコモン以上に育つようですが北海道では越冬できるか心配にはなりますが。。。
ラベンダー属系統種の見本として植えていきまっす!
(品種は耐寒性が強いとされるNZ品種のアボンビューをチョイス!)

系統種見本花壇としては5列目にこのストエカスたちがやってきます。

おっとなにやら後ろにイチゴの培養土がいますね。

これは"たまたま"ではなく、ストエカスラベンダーの植え方に準じた施策なんです。
ストエカス系統はほかラベンダー系統種とは違って酸性土壌を好む性質があると何かの資料で目にしたことが。
なので普通の花と同様の用土イメージで植えることができるんですね。これも園芸的に好まれる理由の一つでしょうか。

けどラベンダーを専門にやっているウチではあいにく普通のお花用の際培養土(酸性土)がありません。
なので酸性土壌に成立する作物といえば・・・ベリー系!ということで19年から持て余していたイチゴの培養土をストエカスに使います!笑

イチゴの土でラベンダー植えるなんて初めてだよ。。。

見本花壇ストエカス列の完工!

こちらストエカス系統もデンタータと同様に左端だけアルバ品種をもってきて植えています!

ストエカスアルバ以外の基本種としてはストエカスの中でも耐寒性のあるニュージーランド作出のアボンビューという品種をもってきています。
外見はあまり大差ないので寒さに弱いストエカス原種よりも改良品種を、と!

それぞれ白と紫でコントラストが映える咲き方をしてくれるの楽しみですね!


さてさて残すは4列目・ヒロハ/L.latifolia系統の花壇ですね。
今現在大きく育ったラバンジン・ボゴングと品種不明ラバンジンが鎮座しているので、引っ越し作業を進めねばなりませぬ。

品種不明なマチルダたちを量産した……

見本花壇5列目はもともとトルー(L.angustifolia)がいたところでした。
そしてさらに、おそらく江別市の植え込みからもってきた品種不明の挿し枝も地味にいてはりました。

彼らもお引越しの対象となり、しかしまだ花を咲かせたことのない子株のため、持て余していた素焼き鉢に一旦逃すことに。

マチルダが大事にしてた鉢とビジュアル重なる…

なんかマチルダ(レオン-1994)が大事に抱えてた子とソックリなのが7つもできてしまいました。

それぞれ親株から枝をもらってきた時はどの株からきたのか把握してたのですが、この状態となるともうわけがわからなくなりまして。。。

とりあえず花を咲かせないことにはどんな品種なのか検討もつかない状態のコモンラベンダーたち7つ誕生。どうしようかー。

こういう時のために汎用花壇は残しておくんだったなぁーと反省反省。。。


という感じで!!
本日2連休初日のラベンダー園改装作業の進捗でした!

明日はラバンジン何株かとヒロハ花壇は完成させたいところですね〜・・・
レイズドベッド・木枠花壇5号機の撤去と。

てな感じでした!!

若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。