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ニセコラベンダーのプチ調査へGO!!

こんちはこんちは。
3号濃紫の大花壇が一気に開花していて、わりかしアセりが始まってるエフゲニーマエダです。
3号濃紫ラベンダーは精油とは別にドライポプリの生産品種なので開花直前に摘んで乾燥させねばならないのですが、アキレアの蒸留がまだ完了しきっていないのです、現状。

おんで!!

先にニセコエリア on イワオヌプリに登ってきた記事は先に上がっちゃったんですが、、、
実はその登山レジャーはラベンダー調査も兼ねてたんです!

で本記事はそのラベンダー調査パートっすね!ガッツリ地上部・下界でのお話です。

●ニセコdeラベンダー調査!の趣旨。

さてさてさて。

ニセコエリアでラベンダーの栽培活動を行なっていくにあたって、ここ空知エリアとは明らかに気候差というものが生じます。
ようは開花日・時期がズレてるんですね。

僕はこの空知エリア(富良野の山挟んだ向こう側)で5年間じっくりラベンダーを眺めて観察してきたワケなんですが、距離も地形も気候も違うニセコエリアとではカレンダー的感覚が割とアテにならなかったりします。

まぁそれは農業や植物学の常識ですよね。

早い話、それをじかに見てこようか〜という趣旨なんですナ!

空知エリアの3号濃紫の開花は7/4-6で毎年揃う。だがニセコは…?

ここおいらのラベンダー研究園がある三笠市では毎年7月に入った直後ほどで開花が観測できます。

(2年目の20年では7/7で4分咲きほど)

(3年目の21年では7/7で開花確認)

(4年目の22年では7/4で2分咲きほど)

このように過去のデータとして残していました。
6月のうちに開花が見られた年は開花早めと捉えることができるでしょうか。

で、今年23年はというと早まって7/1には開花が確認できていました。
特に1枚目の背景をみると開花らしき影がちらほら写っています。
全体を写してはいないんですが、1~2分咲き程度だったと思います。

ではところを移してニセコ7/1では・・・

●羊蹄山の麓でみっけたラベンダー!

羊蹄山は真狩コース(ニセコ町-真狩村の真ん中あたり)の入り口石碑にて。

羊蹄山の麓ならでは1号ようていだろう!!と期待を胸に車を降りてカメラを構えたのですが、彼らは3号濃紫高橋ホワイトラベンダー。。。

どの株でも片手で数えるほどの花茎しか開花しておらず、この株では数本に開花花茎があるといった具合でした!
おそらく昨日にちょうど開花が始まったくらいだと思います。

この株では花びらが開ききっていない
マルハナバチが仕事しにきていた

このように、羊蹄山の真狩コース前では3号濃紫と小型の園芸品種である高橋ホワイトが植えられていました。

ここは2年前のこの記事ででも訪れている場所なのですが、なんでかその時はラベンダーを発見できておらず。。。
ちゃんとラベンダーも探しつつ走っていたはずなんだけどなぁ〜

●ニセコアウトドアセンターの花壇!

なぜか植えてあるだろう!と踏んだニセコアウトドアセンター脇の植え込み
なんなんだろう?モコモコなので1号ようていではない予感。

3号濃紫とはまた違った、穂状花序(穂先が尖る)のラベンダーが植えてありました。若干他の植物の陰に負けそうで弱々しかったですけど。。。

スピアー系かアーリーブルーですかね?

別の箇所(看板下)には今にも力尽きそうに弱々しく生える子が…w
おそらく同じ品種だと思います。

次人がいるときにこのラベンダーが植えられた当初の話でも聞いてみようと思います。

そしてなんとなんと・・・

Achillea ptarmica

アキレア ・ノブレッサさん!!!まさかのここで開花個体と初遭遇でした!
見た目しっかりキク科系の長丈で、頭が八重咲き花と化したプタルミカなんですよね!

ヨーロッパアキレアの八重咲き改良品種ノブレッサ。ウチでも精油採取実験用に栽培していますね。

Achillea ptarmica 'Noblessa'
Achillea millefolium

どちらともノコギリソウ属植物で形態は似たものとなっている。

○一方、札幌の都市部で育つラベンダーは。。。

満開となっている札幌都市部育ちの遅咲き種オカムラサキ

超満開。遅咲きの4号オカムラサキなんですけどねこれ。。。


若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。