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世界最古のメガネ

一次創作イラスト

今回は、世界最古のメガネをかけて読書するイラストを描いてみました。本は適当です(笑)こんなに真面目にがっつりとメガネを描いたのは初めてではないでしょうか(最初の眼鏡絵が世界最古とは(笑)

ここからはメガネについて調べた事を少し紹介していますが、十分に調べたわけではなく、ネットで検索した内容がほとんどです。諸説ありそうなので私が言った事が全て正しいとは思わないようにお願いしますm(__)m

『写本の文化誌』p 68

メガネのルーツは古く、記録によれば紀元前700年代にまで遡りますが、太陽光を集めるための道具<レンズ>で、視力を助けるものではなかったようです。紀元前1世紀にはネロ皇帝が剣闘士の観戦のためにエメラルドを使ったとあります。これも眩しい太陽光を遮断するためであったそうです。ただ、彼の家庭教師の小セネカは興味深い言葉を残しています。

「文字がどんなに小さくて不明瞭でも、水を満たした球形のガラス器やグラスを通せば、拡大してはっきり見ることができる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%BC%E9%8F%A1

13世紀頃にようやくイタリアでメガネが発明されたようですが、発明者が誰なのかは分かっていません。
修道士がフィレンツェの教会でメガネについて言及した説教の記録が残っており、「今から20年前以内に発明された」とか!逆算すると1280年頃が妥当ではないかとの説です。

ちなみに日本にはフランシスコ・ザビエルがキリスト教伝来の際に、メガネを持ち込んだとの説がありますが、残念ながら実物は残っていません。とはいえ、徳川家康が使っていたメガネが残っているので、戦国から江戸の変わり目に入ってきたんでしょうね。

宣教師フランシスコ・ザビエルで、周防国の守護大名・大内義隆に謁見した際に献上したのが最初といわれている。ただし、これは現存しておらず、現物で残っている日本最古の眼鏡は、室町幕府第12代将軍の足利義晴が所持していたと伝わるものがある。一説には、義隆の物より、義晴が所持していたものの方が古いとも言われる。また徳川家康が使用したと伝わる眼鏡も久能山東照宮に現存している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%BC%E9%8F%A1

さて、私がイラストの参考にさせて貰ったのは、東京メガネミュージアムのサイト様で紹介されていた1350年頃の世界最古のメガネです。

https://www.tokyomegane.co.jp/museum/

中世イタリアの修道院が舞台の映画「薔薇の名前」でも、修道士を演じたショーンコネリーが誇らしげに当時のメガネを持ち歩いていたのを思い出します。この頃は耳にかけるのではなく、手に持っていました。

下は、ショーンコネリーではなく、2018年に新たに制作されたドラマ版です。これにも修道士役の方が当時のメガネをかけています。

いかがでしたか?
私もメガネと共にある人生を送っていますが、知らない事だらけでした。
本当にいつも助けられているので偉大な発明に感謝です!

以上サクッとご紹介でした。

参考
wiki
東京メガネミュージアム
メガネのヨネザワ
メガネスーパー
『写本の文化誌』


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