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転職活動を成功させるために:採用プロが語る自己分析と面接準備の重要性
note内でちょくちょく紹介していますが、僕は企業の選考フローを改善するなど採用に関する仕事をしています。
そんな僕も4月くらいから転職活動をおこない、6月に無事転職活動を終えました。
次に行くのはコンサルティング業界。
仕事で近しいことをしていた自負はありますが、未経験からの挑戦です。
今日は、普段採用に携わる仕事をしている僕が、転職活動をして気づいたことを求職者の目線でお伝えします。
転職活動の始めは自己理解から
転職活動をする上で一番大切なことは自己理解をすることです。
いきなり「どんな求人あるのかな」と転職サイトを探したり、エージェントに登録することではありません。
キャリアを含めて自分のこれまでの人生を振り返って、
「自分ってなにをしている時に心が満たされるんだろう?」
「これを頑張ろうと思ったきっかけは?」
「なんで新卒でこの会社に入ろうとしたんだろう?」
「仕事で頑張ったことは?」
「なんで転職しようと思ったの?」
「どうなりたいんだろう?」
こんなふうに自分について誰よりも理解できる状態を作る必要があります。
これをせずにエージェントに話を聞いてもらっても、自分が自分のことをわかっていないのでエージェントが理解できるわけがありません。
もしかすると話していくうちに整理できるかもしれませんが、基本的に面談時間は1時間。
限られた時間の中でうまく自己理解が進まなくては
「●●さんはこういうことをしたいのかもしれませんね。こういう求人を紹介します。」と浅い情報だけで自分が判断され、本当の希望と異なるキャリアを紹介されかねません。
大切なのは自己理解。転職を機に自分を見つめ直しましょう。
仕事選びは情報収集が鍵
自己分析が終わりいざ仕事を探すとなった際は、情報収集を積極的に行いましょう。
実施した自己理解をもとに自分の希望を叶えるキャリアを調べるのです。
調べる上で登場するのがエージェント。
媒体で調べようとするとどの方向に進めばいいかわからないので、「こんなことをしたいのですがどういう仕事を選べばいいのでしょうか?」と聞くようにしてみてください。
自己理解って今の自分のステータスと今後目指すゴールを知る行為。
エージェントに話を聞くのは「そのためにどっちに進めばいいんだろう?」といく方向に見当をつける行為です。
自己理解をポケモンのゲームに例えていうなら、「手持ちはピカチュウだけだ。目指すのはポケモンリーグ制覇だ!さて、どの町から進むのがいいんだ?」という状態です。
これではゴールはできませんよね。
エージェントに話を聞けば「なるほど。ジムバッジを8つ集めればいいんだ。次行くのはこの街か。」と自身のキャリアに対してやることや行く方向に検討がつくのです。
その上で、エージェントからの紹介だけではなく媒体を使ったり、インターネット上でより情報収集をしていきましょう。
情報収集をしておけばしておくほど、自分が求める条件に合う企業なのかがわかります。
そして合致した企業は応募をするのです。
準備できることはたくさんある
いざ選考に進む際は、できる限り準備をしましょう。
「面接なんてどれも同じ」と思って対して準備をしない人もいますが、それは誤りです。
企業によって面接で聞くことは違いますし、面接の雰囲気もまるで異なります。
面接の中でこちらからする質問だって企業のことを理解せずにしてしまうと悪い印象を与えてしまいます。
面接って相互理解の場ではありますが、自分を売り込む行為でもあります。
要は営業活動なんです。
営業をしている人ならわかると思いますが、大切な商談を無策で飛び込んでいては受注できるわけがありません。
実際僕もエージェントから事前に質問内容をもらい回答をひたすら考えましたし、内定をいただけた企業の最終面接は、業界について10分でまとめホワイトボードを使って3分間で社長にプレゼンを行うというものでした。
準備をしていなければ絶対に受からなかったと思います。
僕の例は極端ですが、準備をしていて越したことはありません。
しっかりと準備をして面接に臨んでください。
大切なのはコミュニケーション
「自己理解や準備が大切。」と言いましたが、最終的に大切なものはコミュニケーションです。
今となっては笑い話ですが、転職活動を始めた時の僕は、聞かれることをひたすら準備し、オンライン面接ということをいいことに画面に投影して読み上げるようにしていました。
結果はほぼ全滅。
不合格理由は「自分で考えて話すことが苦手な様子」と図星の指摘をいただきました。
準備は大切ですが、人と話す以上自分の気持ちを伝える必要があります。
カンペを読んでいては会話のキャッチボールはできません。
準備を通して自分の中で考えを整理しつつ、自分の言葉で話すようにしましょう。
転職は正しいやり方で
以上。転職活動をしていて気づいたことについてお話ししました。
転職って余程のことがない限りそんなに何度もするものではありません。
正しいやり方で、自分に合った仕事を探しましょう。
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