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転職活動の第一歩:自己理解の重要性と具体的な方法

「転職活動をする際にまずは自己理解が大切だよ!」という話を先日しました。

でも、実際自己理解ってどうやるのがいいのかわからない人もいるかと思います。


この記事では、実際に僕が取り組んだ自己理解の方法についてお伝えします。

自分の人生を洗い出す

まず第一に行ったのは、”自分の人生を洗い出す”ということです。

生まれた時から現在に至るまで、印象的だった出来事や大きな意思決定をしたことを洗い出していきました。

洗い出す際はライフラインシートを使用するのがおすすめです。

ライフラインシートは横軸を時間。縦軸をプラスとマイナスで表現したもので、自分の人生を振り返る際に有効です。

手を動かしていくことにより自分の人生が整理しやすくなります。

進学先を決めた理由について考えてみる

ライフラインシートを書き出す際に、特に注力して考えたのが”進学先を決めた理由”です。

なぜかというと、多くの人にとって進学先を決めるというのは最初の人生の選択になりうるからです。

実際、面接でも「高校はなんでそこにしたの?」「大学を選んだ決め手は?」と質問を受けました。

進学先を決めた理由を考える際に、「今の仕事に関連しているか?」ということではありません。

「どういうことに興味を持って、意思決定をしたのか?」ということになります。

高校であれば、
「自分がいける中で一番レベルが高い学校に行ってみたかった」
「憧れの先輩がいて、少しでも近づきたかった」
「高校生のうちに○○という資格が取れることが魅力的だった」
「部活動に打ち込みたかった」
なんでも大丈夫です。

大学進学ということであれば、
「〜〜という学問に興味を持っていた」
「〜〜を学んでみたかった」
など言えると良いでしょう。

僕もそうでしたが、「高校も大学も行くものだと思っていた」という人もいるかと思います。

そういう人はそれでも構いません。

大切なのは、なぜ行くのが当たり前だと思っていたのか。そして、その中でも進学先を決めた軸はなんだったのかということです。

「なんで?」と考えたら必ず理由は出てきます。

自分なりの答えを考えてみてください。

就職先を決めた理由について考えてみる

進学理由を考えた次は、就職先を決めた理由について考えました。

これも面接時に必ず聞かれました。

進学先を決めた理由よりもより具体的な理由が出てくるはずです。

どんな業界を見ていたのか?
その理由はなぜか?
その中でも同社にした理由は何か?
最終的な決め手は?

自問自答していくと、「自分は何に興味があったのか?」ということがわかります。

転職したい理由について考えてみる

就職理由を考えたら、いよいよ転職理由を考えます。

この際大切なのは一貫性です。

何をしたくて就職したのか?
そこでどんな経験を積んだのか?
どんな気づきを得たのか?(転職したいと思ったきっかけは?)

この問いは、同業界でのキャリアアップであればよりイメージがしやすいですが、異業種へのキャリアチェンジでも同じように必要です。

現場への不満、今後のキャリアアップなど必ず理由はあるはず。
自分の転職理由を明確にしました。

自分が将来なりたい姿について考えてみる

転職理由まで考えたら、もう少しだけ飛躍をして、将来どんな状態になりたいのかということを描いてみました。

将来的にどんな仕事がしたいのか?
どんな働き方を実現させたいのか?
ということです。

ここを考えておくと、より自分の転職軸やキャリアビジョンが強固なものになります。

完璧にする必要はない

以上。自己理解の方法についてお伝えをしました。

「考えることがいっぱいで大変」と思った人もいるかもしれません。

ですが、一つ補足をするのであれば、「完璧を求める必要はない」ということは覚えておいてください。

ここの自己理解はあくまでエージェントに相談する前に考えておくもの。

面接を本番の試験とするのであれば、エージェントは学校の先生に話す進路面談。

面談の中で、自分の認識に誤りがあれば修正をし、一貫性がない点などFBを受けてより明確なものにすればいいのです。

僕自身もエージェントとの面談を踏まえて、具体性のなさなど散々つっこまれました。

自己理解はエージェントとの面談はもちろん、面接を通してより深くなります。

そういう意味で転職活動というのは就職活動に次ぐ自分を知る最高の場とも言えるでしょう。

とはいえ、いくら面談や面接を通して自己理解を深めていくとはいえ、全く考えていないということであれば話になりません。

エージェントはあなたの考えを整理し、FBをしてくれる場ではあるものの、あなたの代わりに自己理解を行ってくれる人ではないからです。

とりあえずエージェントに申し込む前に、自己理解をしていきましょう。

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