寝てもだるさが抜けない?現代人に必要な休養法
「いつも体や頭が重い」
「寝ても寝てもだるい」
「会社に行くだけでへとへとになる」
一つでも当てはまった人は休養がうまく取れていないのかもしれません。
健康づくりの三大要素は「栄養・運動・休養」
栄養と運動に関しては学問的な体系化が進んでいる一方で休養についてちゃんと勉強をした人はいません。
結果、常に疲れていて、体調を崩しやすくなってしまいます。
現代人は休養の取り方を重視するべきです。
最近読んだ「休養学」という本では、現代人がとるべき休養について7種類に分類して説明しています。
休養の大切さと、どんなふうに休むべきか簡単に説明します。
現代人は疲れている
日本人の8割が疲れている
筆者が所属する日本リカバリー協会が就労者10万人を対象に行っている調査では、ここ数年は全体の役8割が疲労を抱えて生活していることが判明しています。
普段の生活を思い返してみて欲しいのですが、朝の通勤電車ですでに疲れた顔をしているサラリーマンがなんと多いことか。
特に、働き盛りの若い人であればあるほど疲れているそうです。
疲れ方は今と昔で異なる
日本では「休養」というと「なにもしないこと」や「寝ること」だと考えられていました。
実際、風邪をひいて休む時は一日中寝ていますし、僕たちが子供の頃、休日のお父さんは遅くまで寝ている人が多かったと思います。
ですが、平成初期と令和の今では働き方が違うので当然疲れ方も違うのです。
例えば30年前であればスマホはおろかPCもあまり普及していなかったので、仕事も肉体労働が多くありましたし、ホワイトカラーの仕事でも足を使って稼ぐようなことが当たり前でした。
ですが、現代ではPCを使った仕事の方が多く、1日中PCやスマホを見て頭を使って仕事をする人が増えています。
わかりやすく体が疲れる30年前に比べて、体はそこまで疲れていないけど頭が疲れる現代は、疲労回復方法も「寝ればOK」というものではなくなっているのです。
つまり、現代に合わせて休み方をアップデートする必要があるのです。
現代の休み方
必要なのは攻めの休み
休日はゴロゴロして体を休めることが主流だった昔の休みを「守りの休養」とするのであれば、現代はあえて体を動かす「攻めの休養」が必要とされています。
具体的には、体を動かしたり趣味に没頭したり、人と交流したりなど、ともすれば「疲れてしまうのでは?」と思うような行為をすることで休養につながるのです。
いろんな行動を組み合わせよう
攻めの休養をする際は、「運動しないと」と一つの行動だけを意識する必要はありません。
むしろ、「休日を楽しもう!」とアクティブに行動することが休養につながるのです。
例えば僕の場合、朝起きてジムに行って運動をします。
その後、併設している大浴場で体を温めリフレッシュ。
ジムから帰ると奥さんとカフェにいきいつもと違う環境で会話や読書を楽しみます。
家に帰ったら一緒にご飯を作り食事をします。
これらの行動は、本書の中に書かれている休養の例がいくつもかけ合わさっている状態です。
このようにアクティブに活動をすることで1日を通してリフレッシュができ、休養効果がより高まるのです。
体にいいことをしよう
もちろん、「アクティブに行動をしよう」といっても、体を気遣う必要はあります。
極端な話、「ゲームが好きだ!」と1日中ゲームをすれば目や脳を酷使することにもなりますし、「人とお酒を飲むのが好きだ!」と金曜日の夜から暴飲暴食をしたら体調を崩します。
「楽しむ」ということは大切ですが、「体に負荷をかけ過ぎていないか」という意識は持ちましょう。
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