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【必要とされるか否か】

流行語大賞、発表されましたね。
みなさんは全ての用語について、お馴染みでしょうか?

個人的には毎回「え、こんなのが入るの?」と思った直後に
忘れる程度の認識でして…気にかけたことはありませんでした。
でも今年は違います。

コロナ感性症のニュースと相まって
多大な業務と心身にかかる負担を抱えながら尽力して下さる、
エッセンシャルワーカーさんへの感謝の念と
今後の感染リスクや負荷について、改めて考える機会となりました。
そして、エッセンシャルワーカーではない自分の取り組みが
「必要とされる仕事なのか?」とも自問自答しました。


私の顔の一つである“占い”を職業として挙げた際、
お悩みのご相談からの発想で『心が弱っている方を顧客にしている人』
と捉えられがちですし、実際のところ、依存性を肯定することで
win-winの関係を構築している同業者も多く見受けられます。

ただ、私の受け止め方は少しだけ異なります。

事象は色々、悩みは様々。
しかし自分自身や人生に対して前向きで、良くなりたい欲望があるからこそ
鑑定をご利用頂いている。そのような方々と、テーブルを挟んだ距離感で、敬意を持って向き合えるのが鑑定士。

そう捉えられるようになり、家業を継ぐことにしました。
「これまでのキャリアを捨てるのか?もったいない」
なんて言われたことも幾度となくありますが
社会経験が豊富だからこそ、仕事に関する課題を抱えていらっしゃる方やお悩みの方と向き合える。現場感覚を持ち込んだ、キャリアカウンセリングができる。
と考えています。

そもそも、自分自身は誰かに占ってほしいと思ったことがなく
「つくづく欲も余裕も無い人間だな。生存競争に負けるタイプかも」
と、自虐的になったりもします。
だからこそ「占いを必要とされている方々は、生きることに積極的
だと思うんですよね。

良くなりたい。
予想外のイイことを言われたい。
相手の気持ちが知りたい。
明るい未来を信じたい。
自分に刺さるメッセージが欲しい。
テンションが上がるような言葉が聞きたい。
苦しい、悲しい、辛い状況を脱出したい。
いつ素敵なハプニングがあるのかを知りたい。
何かが変わる、何かを変えるきっかけがほしい。
決断したい。背中を押してほしい。
他の選択肢がないか、客観的な意見が欲しい。
自分の選択に間違いがないか?迷いを払拭したい。

などなど。表面上の言葉はさておき、
占いに肯定的な方の根底にあるのは「希望」「変化や進化への期待」
「前進」「上を向いている」状態だと感じています。


そういう意味で、
私の仕事はサンタクロースに近いかもしれません。

常に顧客の傍にいる訳ではないし、
必要不可欠な存在ではないかもしれないけれど。
ご相談者様が気付きを得られた時の心理状態は、
思いがけないプレゼントを受け取った時の
ほんのり染み入るような気持ちに近いんじゃないかな?
なんて想像をしています。

という訳で。
エッセンシャルワーカーさんに感謝をしつつ、
必要として下さる方に必要な情報を届けられるようなお仕事を
全うできるよう、気を引き締めて精進いたします。

濱上日歌

【Next】
次こそイベントの話をします。HSPのための癒しマルシェVol.2


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