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理念で選べる小さなお店。まずはコーヒーから始めます。

季節の変わり目ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は、これからチャレンジしていく、小さいながらも大切にしていきたい新しいプロジェクトについてです。タイトルにもある通り「理念で選べる小さなお店」。なぜあえて今このテーマに?サインコサインが?取り組んでいくのか?背景や想いも含めて、少し書いてみたいと思います。

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サインコサインの信念

「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す。」

この信念を掲げて、様々なかたちで企業や個人と価値の交換を行っているのが株式会社サインコサインです。設立から約3年半、おかげさまで数多くの企業やブランドの覚悟の象徴となる理念の言語化、ならびに言語化された理念をロゴデザインはじめ様々なかたちのビジュアルやコンテンツとしてアウトプットさせていただいたり、色々なところで個人理念をつくるセッションやワークショップを行う機会に恵まれております。(皆さん、いつも本当にありがとうございます!)

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理念と理念の重なりから始まるコラボレーション

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ここであらためて、なぜ企業や個人の「理念(覚悟の象徴)」を、言葉やビジュアルで可視化する必要があるのか?

可視化する過程で自分や自社のアイデンティティへの覚悟を深め、その象徴を決めることでそのアイデンティティに自信を持つことができる。正解のレールも絶対のルールもない時代だからこそ、企業にとっても個人にとってもアイデンティティを可視化することには大きな意味があるからです。

と同時に、可視化するからこそ自分以外の誰かにもその信念や価値観が伝わり、同じような想いを持つ誰かとの出会いやコラボレーションのきっかけになることも大きな価値の一つではないかと考えることが増えてきました。つまり、理念(覚悟の象徴)と理念の重なりからこそ、より良い協力関係/コラボレーションが生まれるということです。

*このあたりについては最近の寄稿やインタビューでも中心的に触れていますのでよろしければ読んでみてください!


あらゆる選択はパートナーシップの入り口

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僕たちは人生を生きる中で日々たくさんの選択を行っています。それはもう5W1H全てにまつわるものです。

どの会社で働くのか?
誰を採用するのか?
どの会社と協業するのか?
誰に発注するのか?
誰と付き合うのか?
誰と結婚するのか?
などなど

選択というとやはりビジネスやライフイベントに関わるものが想起されやすいですが、これらはいずれも決して刹那的ではない大切なパートナーシップを構築するために選択しているはずです。だからこそ、真に創発的な関係を通じた相互の理念の実現を望むならば、それぞれの理念の重なりを選択の動機にしてほしいというのが僕ならびにサインコサインの想いです。

この部分について詳しくは、その価値や方法論などについては別の記事でも整理したいと思いますが、サインコサインとしても理念の言語化というこれまでの提供価値も含めて、その先で生まれるパートナーシップの構築・強化の支援にも今まで以上に力を注いでいきたいと考えています。

そのための試験的な取り組みのひとつが「理念で選べる小さなお店」というプロジェクトです。


モノを買う選択の意味もより求められる時代

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環境破壊による気候変動、緊張の高まる社会情勢、、あらためて言うまでもなく世界規模の問題が深刻化し続けています。僕たちひとりひとりが今の自分さえ良ければいいという考え方を捨てて、地球のため・未来のためにひとつひとつの選択を真剣に考えて行動しなければなりません。

まずは、当たり前のように何気なく買ってきたもの、当たり前のように何気なく捨ててきたもの、その選択や行為の積み重ねが現在のネガティブな状況につながっていると自覚する必要があるはずです。

なにを買うのか? なぜ買うのか?

毎日のひとつひとつの買い物においても前述のライフイベントのように、、とまで言うと大袈裟かもしれませんが、それでも少なくともこれまで以上に丁寧に、自分が買うことの意味を問い直しながら選択することが求められるはずです。


モノを選ぶための理念をつくる。理念から選ばれるモノをつくる。

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そして、その際の指針になるのもやはり自分(ヒト)の理念と商品やブランド(モノ)の理念の重なりになってくるのではないでしょうか。だからこそ、ひとりひとりの人間も、ひとつひとつのブランドも、自分の言葉でいい声で語れる理念を掲げることの必要性がますます高まってくる。あえて選ばれるのは共感される理念から生まれたモノ。地球や未来のために選べるのは自分の理念を掲げているヒト

そのような意識のもとで、引き続き誰かの理念を言語化するコトに取り組んでいきたいのはもちろん。さらに、その理念に基づいて選び合うことの支援にもより積極的に取り組んでいく覚悟です。

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というわけで本記事の本題なのですが、そんな覚悟を具体化していくための一つのアクションとして、サインコサインの理念から生まれたモノを取り扱う自社オンラインショップ「理念で選べる小さなお店 by SIGNCOSIGN」を立ち上げてみることにしました。

本当に慣れないフィールドで不安と不手際ばかりなのですが、そんな僕でもやってみる姿勢や過程を共有していくことで、みんながもっと理念からモノをつくり、理念からモノを選べるようになる一助になれるように頑張ってみたいと思います。


協力しながら、まずはコーヒーから

まずはじめにお届けする商品は、一部の方にはおなじみかもしれない?オリジナルブレンドのドリップコーヒーです。スペシャルティコーヒー専門店のTHE COFFEESHOPさんに協力していただき、「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す。」という信念を表すコーヒーとはどんなコーヒーか?を一緒に問い直しながら、様々なブレンドの検討を重ねながら完成したコーヒーになっています。

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スペシャルティコーヒーの特徴としてはとにかく美味しい!というのはもちろんなのですが、日本スペシャルティコーヒー協会の定める定義にもあるように、品質が重要だからこそ「どこで、だれが、どのようにして」作ったのか?が非常に重視されることが挙げられます。だからこそ、それぞれのコーヒー豆に生産者の個性が色濃く反映されていて、それが高品質につながっている。そんなところもサインコサインの信念に通じるところだなあと感じながら、今回のブレンドでも、それぞれ個性の異なる3種類のコーヒー豆のコラボレーションによって求める味わいにたどり着くことができました。

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目指したのは、自分自身にポジティブなスイッチを入れて、自分らしさを堂々と発揮する場面に飲むことに相応しい一杯です。コーヒーが得意ではなくて普段はあまり飲まないという方からも「すごく飲みやすかった!」と言っていただくことも多いので、コーヒー好きでもそうでなくても「自分の言葉で語るとき、人はいい声で話す。」という理念に共感してくれる人にぜひ飲んでみてもらいたいです。

今後さらにラインナップの拡充や変更も視野に入れていますが、まずは5パックと10パックのドリップバッグセット(カラー2種)からスタートします。ご購入や詳しい商品情報はこちらのページから。

ちなみにパッケージのイラストとデザインは福岡を拠点に活躍する牛原佳穂さんにお願いしました。抽象的なコンセプトを素敵なビジュアルに昇華してくれて、個人的にもすごく気に入っています…!

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ご来店やご購入を、理念のシンクロのきっかけに!

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さらに購入者向けの特典として、サインコサインのオリジナルステッカー(今後もバリエーション増やします)や、会話の肴になるフリーペーパー「おつまみ新聞も同梱させていただきます。

ぜひショップへの来店や商品の購入を通じて、コーヒーそのものを楽しんでいただくとともに、サインコサインの理念にも五感でふれていただき、もし可能なら共感を起点にしたコラボレーションのきっかけにもできると良いなと思っています。

まだ手探りで始まったばかりの本当に小さなお店ですが、あたたかい心で一緒に面白がってくれたら嬉しいです!どうぞ、よろしくお願いします!




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