記事一覧
浄土真宗本願寺派の宗会によるロシア軍のウクライナ侵攻を非難し、戦争の早期終結を願う決議
2022年2月24日、ロシア軍はウクライナに侵攻した。いかなる理由があれ、武力で他国の主権を蹂躙するこの蛮行を強く非難する。また、これに協力したベラルーシも、同様に強く非難されるべきである。
さらにプーチン大統領は、核兵器の使用も示唆した。許しがたい言動である。
爆撃を逃れ、地下に避難した子どもの声を我々は聞いた。「死にたくない。戦争が早く終わって欲しい」と。
一方で、この武力行使を非難し、
浄土真宗本願寺派のロシア連邦によるウクライナ侵攻に対する声明
2022年2月24日、ロシア連邦がウクライナへの軍事侵攻に踏み切りました。
ウクライナの各都市では子どもを含めた多くの民間人が犠牲となり、加えて100万人を超える国民が難民として避難を余儀なくされていると報道されています。
私たち浄土真宗本願寺派は、いかなる理由があろうとも、人命を軽視し、武力で一方的に現状を変更しようとする暴力的な行為に抗議し強く反対の意を表します。
このたびのウクライナへ
和漢朗詠集にみる朝には紅顔あって
藤和公任さんが中心となって編纂された平安中期の詩歌集である和漢朗詠集の一節に蓮如上人の御文章白骨章に似たような一句がありましたのご紹介します。
朝有紅顔誇世路。暮為白骨朽郊原。
朝には紅顔ありて世路に誇これども、暮べには白骨となりて郊原に朽つ、
あしたにはこうがんありてせろにほこれども、ゆふべにははくこつとなりてかうげんにくつ、
中陰願文 藤原義孝
蓮如上人がこの白骨の章のお手紙をしたた
三帖和讃 浄土和讃 讃阿弥陀仏偈和讃
顔容端正(げんようたんじょう)たぐひなし
精微妙軀非人天(しょうみみょうくひにんでん)
虚無之身無極体 (こむししんごくたい)
平等力を帰命せよ(びょうどうりき)
その顔かたちの端正なことは何ものにもらべようがない。
その身の美しくすぐれていることは人間や天人のたぐいではなく、
かたちを超えたさとりの身を得ているのである。
すべてのとらわれを離れさせるはたらきをそなえた 平等力を拠り
諸経のこころによりて弥陀和讃
無上上は真解脱
真解脱は如来なり
真解脱にいたりてぞ
無愛無疑とはあらはるる
この上ないさとりである無上上は、迷いの世界を完全に離れた 解脱であり、 この真解脱は、真実のさとりを得た如来である。
真解脱に至ってはじめて、貪りや疑いのない境地が現れるのである。
浄土真宗本願寺派. 三帖和讃(現代語版)より