見出し画像

健康問題を見通して「今」からととのえよう

「何か不調はありますか?」
と聞かれると即答できてしまう方は、多いのではないでしょうか?
特に女性は常に何かしらの不調と共生しているように思えます。
また、共生しているがゆえに「不調があるのが通常運転」だととらえて
対処せずに我慢するのが現状です。


1. 我慢の積み重ねで、すべての原因に心あたりアリ

株式会社ツムラが20~50代の女性10,000名を対象に実施した調査では、
不調を我慢して家事・仕事をしているか?」に対して79.2%が「我慢する」と答えています。
特に、20代(82.3%)30代(83.7%)の若い世代がより我慢をしていることがわかりました。

加齢だけでなく、仕事、結婚、妊娠・出産、育児、介護などのライフイベントをきっかけに起こる心身の変化や不調が多種多様になるのが30~40代

例えば「イライラする」ひとつとっても原因が複数考えられてしまい
どの専門家へ相談すれば良いのか悩んでしまう、そもそも自分をケアしている時間はない!となり「我慢する」結果になるのは容易に想像できます。

そこで今回は、ライフイベントが重なる18~45歳にフォーカスして
今後どのような健康問題が待ち受けているのか
を知り、積み重なる不調に身動きがとれなくなる前に今何をしておくのが良いかを考えていきます。
(45〜55歳あたりの更年期の不調や健康問題は別記事でお伝え予定です!)


2. 性成熟期の女性の健康問題(18~45歳)

女性の場合、肩こりや腰痛などの男女共通する不調だけでなく
女性ホルモンの影響によって起こる不調にも悩まされると言われています。

特に、妊娠・出産の時期となる性成熟期(18~45歳)は先に挙げたライフイベントが一気に起こる時期でもあります。

woman's LABOさんは、女性ホルモン分泌とライフステージの変化を考慮して、18~45歳の期間を以下の通り分類したうえで健康問題を一覧化されています。
それぞれの時期に起こる健康問題が一目瞭然でわかります。

  1. 性成熟期前半(18〜29歳)

  2. 性成熟期後半(30〜45歳)の子なし

  3. 性成熟期後半(30〜45歳)の子あり

これだけ列挙されると、なかなかの恐怖を感じますよね。
かく言う私自身が上記分類の2.に該当するためハッとさせられました。

ただハッとしてページを閉じていては意味がない。
得た情報をもとにどう考え行動するかが大事となります。


ここからは、woman's LABOさんの記事から健康問題を見通し、これから迎える次のステージに向けて「今」から何を整えていけるか考察します。


3. 性成熟期共通の健康問題

「月経痛」「PMS、PMDD」「排卵痛」「月経異常」「うつ病」「子宮内膜症」「子宮頸がん」「バセドウ病」が挙げられています。
少なくとも更年期に入るまでは注意する、既にこうした健康問題に該当する不調がみられるならば、今後のライフイベントを見越して早めに改善・対処しておくのが良さそうですね。


また、同じ病気のくくりであっても性成熟期後期から発生する新たな痛みがあることがわかります。
例えば、月経痛。
20代に起きていた体に異常はないが体質で症状が起こる「機能性月経困難症」とは異なる、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因の月経痛「器質性月経困難症」の可能性も出てくるようです。
こうした違いは、自己判断ができないため婦人科などの専門医を訪ねるのが得策ですね。
ただ先生に診てもらうにしても、自分の月経サイクルと不調との関連(規則性があるのか)や発症するきっかけ、症状が出る部位や痛みの種類などを正確に伝える必要があります。
日常生活の中で心身の変化・不調の違いを感じ取ることができれば、今後新たなライフイベントを迎えた時も落ち着いて対処できそうですね。

今から整えられること①
ふだんから心身の調子をみる癖をつけておく


4. 性成熟期後半に起こる健康問題

まず「子宮筋腫」や「乳がん」へのリスクが高まり始めます。また、老化による臓器の機能低下によって「早期閉経」「橋本病」が出てきています。
アラフォーの声を聞くとザワつくのが「閉経」や「更年期症状」ですよね。
ただ、いわゆる性成熟期後期(30〜45歳)は更年期よりもひとつ前の時期であり、この時期に起こる閉経は通常の閉経よりも「早期」だとわかりました。
性成熟期後期には、更年期症状におびえる必要はなさそうですね。
例えば「イライラする」場合、更年期症状ではなくPMSを疑うべきといえます。


妊娠・出産によって起こる健康問題ももちろんあります。
特筆すべきは我慢・頑張りが起こす心身の健康問題「産後うつ」「睡眠不足による疲れ」「ダブルケアによる心身の不調」「スーパーウーマン症候群」でしょうか。

子の有無を問わず起こる不調がある中で、
妊娠期固有の不調、産後に起きうる不調がダブルパンチで起きうると考えると気が滅入ります。
特に産後は、24時間体制で子育てする状態のためどうしても自分のことは後回しにならざるを得ない。
一方で、身体から発せられるSOSを無視して我慢を続けることは何もメリットを生まないですし、健やかに幸せに更年期(46~55歳)を迎えられるとは到底思えません。


たとえ独身時代のように自由時間やお金がたんまりなくても、手軽にセルフケアや自分のこころやからだをリラックスさせる方法を知っておくだけでも違いますよね。


今から整えられること②
あなたにとってのセルフケア・リラックス法を持っておく、学んでおく


5. 女性の分かれ道は「37.5歳」

養命酒が行った1200名の30~59歳女性を対象とした調査では、
女性の分かれ道と感じるのは「37.5歳」だそうです。
具体的かつ現実的な年齢すぎて、身震いしますね。


今回、今後直面するかもしれない健康問題を取り上げてきました。

ライブイベントにより多くの健康問題が積み重なることになる、また、
自分より人へのケアに労力を捧げることになります。
では今、何ができるか?
それは自分と向きあい自ら調子を整えられるようにしておくことではないでしょうか?

これから「37.5歳」をむかえるアラサーの皆さん
先輩方の声を素直に受け止めて
分かれ道に立つ前に一緒に心身をととのえていきませんか?


Yoga Siestaでは、心身の調子をみてケアする「いたわるヨガ」
不調をテーマに取り上げて心身の調子をみながら改善に向けて練習する
「整えるヨガ」
をオンラインで開講しています。

オンラインヨガチケットはこちらからお求めくださいね↓↓



株式会社ツムラ. 全国20代〜50代女性10,000人に聞く「隠れ我慢に関する実態調査」. https://kyodonewsprwire.jp/release/202103021729, (参照 2022-12-16)
woman's LABO. 女性の健康問題、一覧(思春期~老年期).
https://womanslabo.com/tips-200713-1, (参照 2022-12-16)
養命酒製造株式会社. 未病の実態 ~30歳からの女性のホンネ~. https://www.yomeishu.co.jp/mibyou/actuality/, (参照 2022-12-16)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?