地方×採用の成功は〇〇が必要
久しぶりの投稿になります。サイドストーリーの渡邉です。長年採用に関する業務をしている自分ですが、地方の人不足問題は「採用サービス業者、地方企業」それぞれに問題があるため、”だれも助けない”構図になっていると感じています。それぞれ言い分を羅列したいと思います。
採用サービス業者の言い分
「営業所から企業に訪問するまでの移動時間がかかる」
「移動時間がかかる割に、大した売上を稼ぐことができない」
「求人が魅力的ではない=採用決定が難しい」
こんな理由を人材業界知人から話を聞くことが多いです。要はタイパ、コスパが悪いから動けないわけです。
地方企業の言い分
「採用したいけど採用に高い投資はできず、費用が高いと感じて払えない」
「採用する必要があるかわからないが、今は忙しい、どうにか仕事はできている」
「営業や製造等本業が忙しくて、採用に時間をかけることができない(自社説明会を東京で開催等)」
こんな理由を地方企業から話を聞くことが多いです。こちらは金かけれないけど、人は欲しいという状況です。
こうなると、人材データベースを持っている稼ぎたい採用サービス企業と人は欲しいけど金が払えない地方企業はマッチするわけがないです。だから、「採用できない=地方に住む人が増えない=人口減少、企業倒産」とかになるわけです。じゃあどうするべきか?
地方にはBPOセンターが必要
これは私の仮説ですので、皆さん諸説お持ちかと思いますので是非意見交換したいテーマです。なぜそう思っているかを説明します。
課題①稼げる/生き続けるビジネスモデルへの変革
現在の企業の収益構造は稼げない≒採用へ投資することができないため、ビジネスモデルを再構築することしていく必要があります。経営陣はもっと、新規事業開発、マーケティングに時間と人とカネを投下する必要があり、製造等のオペレーション業務は省力化、効率化を進めていく必要があります。経営用語でいえば”ファブレス経営”に近いかもしれません。自社にある”マニュアル化できる業務”はとにかく外だしする構図作りが必要と考えます。
課題②採用しなくてよい環境の実現
マニュアル化できる業務=誰でもリスキリングで追いつける業務を組成することで、今いる地域の人材の活きる場づくりができると考えます。BPOセンターにマニュアル化業務を集約し、部門ごとで専任チームを組成して地域企業のバック・ミドルオフィス業務を支える。”人がいなくて困ってるなら、今いるみんなで人をシェアする”という構図を創るべきと考えます。まずは地域の最大活用。
とはいえ採用が不要というわけではありません。会社を成長させる、変革するような人材は経営陣がたくさんの時間をかけて愛情込めて口説くべきです。自社の目指す世界観熱く語れるくらい、みんなワクワクするような世界観妄想しましょうよ、経営者に惚れてくる人は必ずいます。
でも、単なるBPOセンターではだめ・・・
私は移住促進に関する仕事をしているので、これでは”どこにでもあるシゴト”=移住者獲得競争力のないものを作っては意味がありません。移住してまでも働きたいと思う魅力的なBUSINESSのPOを発掘しなければなりません。日本中に面白い業界の課題はたくさん転がっています。是非皆さんと色んな業界の課題談義をしてみたいです。
今日はここまで!