ヲ賀ミツロウ

「シドロ喪ドロ」でボヲカルとギタア/恥の多い生涯を送っている。

ヲ賀ミツロウ

「シドロ喪ドロ」でボヲカルとギタア/恥の多い生涯を送っている。

記事一覧

【歌詞】焔葬ヶ崎心中

焔葬ヶ崎心中 (ほむらがさきしんじゅう) 藪小路の曲がり角 二人重ねた影法師 油絵のように茜空 色は匂へど散りぬるを 惚れた腫れたの常ならむ 然れどあの日のカタルシ…

ヲ賀ミツロウ
9か月前

【歌詞】涅槃坂に、花。

涅槃坂に、花。 (ねはんざかに、はな。) 仕合わせ計る物差しを 何処かに置いてきたらしい 転がり落ちる坂道は 花も舞い散る涅槃坂 ひとつ積んでは父のため ふたつ積ん…

【歌詞】腹腹時計

腹腹時計 (はらはらとけい) 腹腹時計 腹腹時計 腹腹時計 腹腹時計で 間違へた 生まれて来る時 間違へた こゝろの行先 間違へた 球根作つて 左様なら

20221217新宿アンチノック御礼と所感

12/17新宿アンチノック公演 ご来場いただいた皆様ありがとうございました。 今回はオゾマシーズちろさんの初個人企画ということで、畏れ多くもご指名いただきました我々シ…

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20221203の日記

・前日深夜に帰宅。入りが早いのでさっさと準備して寝るつもりが、準備をせずに寝てしまう。 ・朝8時起床。衣装を洗い、乾かす。その間に風呂。 ・バイクで行くか迷うが、…

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20221203池袋手刀御礼と所感

先ずは12/3池袋手刀でお会いできた皆様、ありがとうございました。 おかげさまでとても楽しい一日を過ごせました。 チェキ撮ってたらハクムクが観れなかったのが口惜しい…

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【歌詞】瓶詰の地獄

「瓶詰の地獄」 (びんづめのぢごく) 此処は地獄の一丁目 「もう駄目だ、如何にも斯にも一切合切」 「もう駄目だ、何奴も此奴も駄目駄目だ」 乙女心と秋の空(冤罪!断…

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【歌詞】首縊ヶ町四畳半幻想

「首縊ヶ町四畳半幻想」 (くくりがまちよじょうはんげんそう) どうやつて此処まで来たのか どうやつて忘れてきたのか 海峡に沈んだ父のことも 獄中で笑ふ母のことも ゐ…

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【歌詞】白痴。或いは痴人の戀。

「白痴。或いは痴人の戀。」 (はくち。あるいはちじんのこい。) 今夜も眠れやしない 不眠症の赤い月が見てる 神経を逆撫でるから そっと鍵を掛けた 今夜も町の何処かを…

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【歌詞】咎、咎、嘆息……!

「咎、咎、嘆息……!」 (とが、とが、たんそく……!) 嗚呼、昨日の過ちで 庭の花も枯れました 横顔に畳の跡 襖破れて不仕合はせ 諦めの悪いことに 何も君の所為にし…

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はじめます。

シドロ喪ドロというバンドをやり始めました。 やり始めたら、ブログでも書こうと思っていたのです。 その日の出来事だとか、考えたことだとか。 不定期更新。 気が向いた…

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【歌詞】焔葬ヶ崎心中

焔葬ヶ崎心中
(ほむらがさきしんじゅう)

藪小路の曲がり角 二人重ねた影法師
油絵のように茜空
色は匂へど散りぬるを 惚れた腫れたの常ならむ
然れどあの日のカタルシス

片喰坂の曲がり角 二人悴む掌に
冬の花火は悲しくて
有為の奥山けふ越えて 戀の羅夢酒に酔ひ痴れて
然れどこの日のグノーシス

──嗚呼 口ずさんだ あの頃の流行り歌
「二つ並んだ風鈴の音色に泣きました。」

細いかひなの思ひ出と

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【歌詞】涅槃坂に、花。

涅槃坂に、花。
(ねはんざかに、はな。)

仕合わせ計る物差しを
何処かに置いてきたらしい
転がり落ちる坂道は
花も舞い散る涅槃坂

ひとつ積んでは父のため
ふたつ積んでは母のため
みつつ積んでは國のため
花を摘んでは君のため

薊、椿、杜若、沈丁花
牡丹、桜、誘う虫媒花

花の命は短くて
冥土の旅に来るなり
娑婆と冥土は程遠し
酷や悲しや不憫やと

切れた花緒を嘆いては
我を恨むることなかれ

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【歌詞】腹腹時計

腹腹時計
(はらはらとけい)

腹腹時計
腹腹時計
腹腹時計

腹腹時計で 間違へた
生まれて来る時 間違へた
こゝろの行先 間違へた
球根作つて 左様なら

20221217新宿アンチノック御礼と所感

12/17新宿アンチノック公演
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

今回はオゾマシーズちろさんの初個人企画ということで、畏れ多くもご指名いただきました我々シドロ喪ドロ、出演させていただきました。

「眞冬ノ妖怪屋敷」ということで、とにかくこのイベント、面子が濃い!我々、地味!w
APOLOGISTさん久しぶりにお会いできてうれしかったなぁ。ベース交代があってからはじめて観たけれども、音

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20221203の日記

・前日深夜に帰宅。入りが早いのでさっさと準備して寝るつもりが、準備をせずに寝てしまう。
・朝8時起床。衣装を洗い、乾かす。その間に風呂。
・バイクで行くか迷うが、打ち上げがありそうなので公共交通機関を駆使。
・サウンドチェック数分前に会場入り。病葉リハを見る。「おはよ~ん!」と挨拶。仲良しのバンドとの対バンは変な緊張がなくてニコニコ。
・サウンドチェック。自分のギターがどうにもハウる。ん~、なんと

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20221203池袋手刀御礼と所感

先ずは12/3池袋手刀でお会いできた皆様、ありがとうございました。
おかげさまでとても楽しい一日を過ごせました。

チェキ撮ってたらハクムクが観れなかったのが口惜しい……
叭紅くんだいちゅきおじさんとしては、ぜひまたやって欲しい。
でも、それだけたくさんのチェキ予約だったということですから、喪ガ・喪ボの皆様に感謝。良い記念になってくれたなら嬉しいです。

今回呼んでくれた「病葉」が2月で活動終了と

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【歌詞】瓶詰の地獄

「瓶詰の地獄」
(びんづめのぢごく)

此処は地獄の一丁目

「もう駄目だ、如何にも斯にも一切合切」
「もう駄目だ、何奴も此奴も駄目駄目だ」

乙女心と秋の空(冤罪!断罪!)
開き直りでQue Será, Será

明くる日、狂ひ、縊るより
苦しみ来る、繰る蜘蛛の糸
枯花に雨落ちて無常を知りました
狂ひ、来る道、火の車
地獄の沙汰もアタシ次第
閻魔の帳面も書き換へてやるワ

此処は地獄の一丁目

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【歌詞】首縊ヶ町四畳半幻想

「首縊ヶ町四畳半幻想」
(くくりがまちよじょうはんげんそう)

どうやつて此処まで来たのか
どうやつて忘れてきたのか
海峡に沈んだ父のことも
獄中で笑ふ母のことも

ゐつまでも壁の染みを見つめた
ゐつまでも畳の目を数えた
出来るものなら分解してみろ
ユングやフロイト 私のこゝろ

さかしまな指が絡まる
よこしまな首が落ちる

先生
嗚呼、先生がまだ居てくれて良かつた
"首の皮一枚繋がつた"とはよく

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【歌詞】白痴。或いは痴人の戀。

「白痴。或いは痴人の戀。」
(はくち。あるいはちじんのこい。)

今夜も眠れやしない
不眠症の赤い月が見てる
神経を逆撫でるから
そっと鍵を掛けた

今夜も町の何処かを
器用に游いでいる君が居て
神経を逆撫でるから
そっと鍵を掛けた

何時か君に話しかけたろう
瞳を閉じなくても君に逢えた
もしも憶えているならば
鍵穴からそっと蔑んでくれ

今夜も閉め切った部屋
喋らない受話器を握っている
神経を逆

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【歌詞】咎、咎、嘆息……!

「咎、咎、嘆息……!」
(とが、とが、たんそく……!)

嗚呼、昨日の過ちで
庭の花も枯れました
横顔に畳の跡
襖破れて不仕合はせ

諦めの悪いことに
何も君の所為にして
全て任せて遣りたいが
でもやつぱり僕の咎

だから
イヤになつちやつた
クセになつちやつた
ダメになつちやつた

あ~あ……

はじめます。

シドロ喪ドロというバンドをやり始めました。
やり始めたら、ブログでも書こうと思っていたのです。

その日の出来事だとか、考えたことだとか。

不定期更新。
気が向いたら。