【歌詞】涅槃坂に、花。

涅槃坂に、花。
(ねはんざかに、はな。)

仕合わせ計る物差しを
何処かに置いてきたらしい
転がり落ちる坂道は
花も舞い散る涅槃坂

ひとつ積んでは父のため
ふたつ積んでは母のため
みつつ積んでは國のため
花を摘んでは君のため

薊、椿、杜若、沈丁花
牡丹、桜、誘う虫媒花

花の命は短くて
冥土の旅に来るなり
娑婆と冥土は程遠し
酷や悲しや不憫やと

切れた花緒を嘆いては
我を恨むることなかれ
叶わぬ想い抱いては
我を恨むることなかれ

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