【アオハル】久々の舞台鑑賞記録
こんにちは。
昨日は突然、新宿からつぶやいておりました。
大学時代、何かにつけて遊びに行ったり、乗り換えたりしていた、懐かしの新宿。
なぜ行ったか、といえば。推しさん主演の舞台を観に行くため、でした。
今日6月25日が、公演千秋楽。見届けたかったな……。
自分自身の覚え書きで、メモみたいな文章ですが、残しておきたいと思います。
青春舞台「1518! イチゴーイチハチ!」2023
@ 新宿シアターサンモール
何十年か前に、ここにお芝居を観に行ったことがあります。300席弱の、小さな劇場。
なのに、当時はとても大きく感じたものでした。当時まだあまり観劇したことがなく。
後ろまでぎっしりお客さんが入っているのを見ると、なんだかすごく大きく見えたんです。
作品のあらすじ
原作のマンガ『1518!イチゴーイチハチ!』をもとにした舞台、いわば「2.5次元」作品、です。
とはいえ、原作を知らなくても、十分楽しめました。
2021年に一度舞台化され、今回はその続編。
今回の脚本は、原作4巻〜5巻の内容に沿って、原作者の相田裕さんが書き下ろしています。
「体を壊して、野球をあきらめた」というのが、主人公・公志朗と推しさん自身が重なるところ。前作はまさに「夢をあきらめるところから始まる物語」だったので、二人が特に重なって見えました。
そして、今回。
5巻のあらすじからもあるように、まさに「青春」と言えるような、甘酸っぱい舞台、でした!
メモなど
メモ程度のものですが、特に印象に残ったことを、書き残しておきます。
以下、原作・舞台ともにネタバレを含みます。
キャスト変更、多々あり
公志朗と幸以外は、新キャスト。
※ 佐野瑞樹さんは前回も出演されていたけど、今回は別の役で出演、かつ、本作の演出担当
さまざま事情があったのかもしれないけど、前作を知っているキャストが少ない中、どうなってしまうのか……って不安もあったけれど。
幕が上がってしまえば、そんな不安は一気に吹き飛んでいました。
前作を彷彿とさせる再現度。驚きました。
こちらの記事に、あらすじ・舞台写真が多く掲載されているので、参考までに。
先に挙げたマンガの表紙と見比べると、なかなかの再現度では?
応援団のサポートを通して、過去の自分を超えていく
生徒会長・環いわく「すべての生徒を応援できる」生徒会。
今回は、野球部を応援する応援団のサポートに回ることになります。
「野球」は、公志朗・環にとって、あきらめてしまったもの。生徒会の活動を通じて、過去の自分を超えていこうとする二人の姿が、印象的でした。
生徒会に入ったことで、周りの人たちのサポートに気づいた公志朗。「ひとりで野球をやっていた」エース時代の自分を超えていきました。
一方、環は大学に入って、再び野球をしようと決意します。男子に混じって野球をするのではなく、女子の硬式野球で。
男子と比べて、体力や身体能力が劣っている自分を超えていく。
それらは「チェンジオブペース」という言葉で、劇中で語られます。
変化球に見せかけたストレート。この劇中でいう「変化」。挫折を乗り越えていく彼らの、象徴的な言葉でした。
恋の行方
公志朗と丸ちゃん(幸)が、やっと結ばれた……!!
公志朗と、彼を支え続ける丸ちゃんのコンビが甘酸っぱい。
前作から引き続いて「烏谷くんを笑顔にしたい」と健気に頑張る丸ちゃん。そんな彼女に感謝している公志朗。もう……お互いが大事な存在なのに、今まで恋心に気づいてないって……!!
恋のライバル?登場
今作から登場したのが、元気で快活な1年生の吹奏楽部員・「トランペットウーマン」こと、ナカナツ。公志朗と同じクラスの同級生。
気軽に公志朗の上腕二頭筋を触ろうとしたり(正直うらやましい……)
遠慮なく言葉をかけてしまったり。とにかく素直な子。
だけど、失恋……を象徴するような、一人でトランペットを吹くシーンは、印象的でした。
てっきり、公志朗の幼なじみのウカジ(四天王最弱と呼ばれる)とくっつ……くのかと思いきや、そうでもなく。
応援の演奏をひたむきに頑張る彼女は、どこまでもまっすぐでした。
受験勉強を休んででも、したいこと
互いを意識しちゃう、2年生の東先輩&三春先輩コンビ。国立大学進学を目指すコース所属だけあって、隙あらば。二人して勉強しているのですが……。
この二人が受験勉強を休んででもしたくなる、生徒会活動と恋愛。
丸ちゃんを応援しつつ、実は恋バナ大好きな三春先輩。そんな三春先輩の頼みは断れず、下の名前で呼ばれようものならぶっ倒れちゃう、東先輩。
不器用なふたりは、見ていてもどかしいけど、なんだかかわいらしいのです。
環と碧・女のアツい友情
野球をあきらめてしまった環を、応援団に誘った碧。
その後、環は「生徒会はすべての生徒を応援できる」ことに気づき、応援団を辞めて生徒会へ。そして今回は、環が生徒会として、応援団の碧をバックアップする。
道は違っても、互いを理解し合っているのが伝わってきて、アツいんです。
観終わって、改めて
自分、あまり青春してこなかったな……って。ちくっと、胸の痛みを感じることも多いけど。
同じようなことは経験してなくても、登場人物のあれこれで「あ、これはわかるかも」と、共感できることもありました。
少しだけ「あの頃」を思い出せるような。「あの頃」があったから、今がある。
そんなふうに思える舞台、でした。
つらつら書いているうちに、長くなってしまいました。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。
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