からだの細胞。生まれ変わる?
今日の解剖学のテーマは、「からだの細胞は生まれ変わる?」のページです。
細胞分裂がテーマ。
体細胞が分裂して古い細胞とどんどん入れ替わったら・・・?
いつまでも若々しい?
皮膚の表面や腸の粘膜はいつも規則正しく分裂。
骨髄の細胞も、いつも分裂して作られています。
でも、神経細胞は、分裂しないで何十年も生きてただ死んでいく、それは今までの定説。
もちろん、今回テキストで使っている本にも、神経細胞は分裂しないと書かれています。
でも!
いろいろ検索してみると、神経細胞も再生するという研究結果がちらほら出てきます。
もう21世紀になってから20年以上経っていますからね。
「成体の神経系でも僅かながら残っている神経幹細胞が分裂を繰り返して徐々に神経細胞に分化しつつづけている」と書いあるのを見つけました。
https://www.cris.hokudai.ac.jp/completed-projects/completed-projects16
「脳内で神経細胞は新生している!」という記事も見つけました。
http://www.pha.u-toyama.ac.jp/toms/column11/index.html
それでも、なぜ分裂しないのか?なぜ分裂しないでそのまま死んでいく神経細胞がほとんどなのか?
それも、意味があるからそうなっているのでしょうね。
だって、この身体のシステム、ものすごく精密で、よくできていますもの。
他にも、「脳は老化しない!?:研究結果」という記事も見つけましたよ。
https://wired.jp/2013/10/09/brain-aging/
いろいろ調べてみると、ワクワクしちゃいますね。
そして・・・。
アポトーシス、ネクローシスという言葉も出てきます。
アポトーシスとは、「プログラムされた細胞死」・・・新陳代謝も、それですね。
一方、ネクローシスは、「壊死」など、外傷や病理的な理由で、意図しない事故的な細胞死をすること。
鍼灸学校の学生の時の病理学の先生が、「アポトーシスのうた」を作って披露してくれていました。
アポトーシス、とても憧れるなぁと、思いました。
だって、アポトーシスって、ちゃんとプログラム通りに、人生を全うできるという意味にもなる細胞死ですから。
病気じゃなくて、老衰。
そして、「アポトーシス」の歌は、最近では「Official髭男dism」が歌っている曲があるということも、知りました。
私が知っている「アポトーシスのうた」とは全然歌詞もメロディも違いますが、人生を全うして細胞死するのは、人の宿命ということ、そして代替わりして人類が行き続けていく、というのは、同じメッセージ性があるなぁと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=PZX2npwj6jY
格言的な言葉を書いてみました。
「夢の実現は、様々なアクシデントをクリアしていく、全ての細胞のプログラムの協力で行われる」
細胞一つ一つが、とてもすてきだなと思えてきました(^O^)
どうせなら、腐るんじゃなくて、しなびていくアポトーシスがいいなぁと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?