見出し画像

#018 冬期練を初めて乗り越えて思うこと

今シーズンの初戦をちょうど1週間後に控え、最近はウエイトの重量を普段よりも上げて組んでみたり、SSDがメニューに入ってきたりと、質の高い練習を行い、シーズンインに向けて準備をしています。

タイトルにもある通り、今まで陸上競技を続けてきて、初めて自分の中で乗り越えたと言えるような冬期を過ごすことができました。今年の冬期練習を通して、感じたことがいくつかあるので、それについて書きたいと思います。



やりたいことが思うようにできた4か月

今までの投稿にも書いてきた通り、私は怪我をすることが多かったです。特にその怪我は冬期練習の時期に被ってしまうことが多く、あまり土台を築けていないまま、シーズンを迎えることが多かったです。

しかし、今年の冬期は怪我をせずに練習を消化することができました。
本気で陸上競技に向き合った大学1年までの4年間で、多くの怪我を経験してきましたが、その怪我をした経験をやっと活かすことができたと思います。

この怪我を克服することができたという経験は、自分の同期や後輩たちに伝えるべきだということを、最近よく感じます。現状、部内に怪我をしている後輩が多いです。怪我によって練習に参加する回数を減らしたり、これは憶測にすぎませんが、休部を選んだ部員もいます。

その怪我を逆に楽しむくらいの気持ちがあればいいのですが、怪我が長引くに比例して陸上に対する気持ちが離れてしまっているような子を見かけます。陸上に対する気持ちは人それぞれだとは思いますが、やはり自分が求めている結果や成果が出た時は、みんな共通して嬉しいという感情が湧くはずです。

怪我という経験が、その子たちに決してマイナスにならないように、先輩として自分の経験を踏まえサポートしていければと思います。

冬期が始まる前の目標設定

冬期が始まる前に、自分がシーズンインまでにどの程度の記録を達成したいかを明確にしました。冬期を終えてみて、この目標設定が練習のモチベーションに繋がったなと感じています。

11月の上旬に昨シーズンの最後の試合が終わり、それから試合がない時間がしばらく続いてしまうため、冬期はモチベーションを落としがちになってしまう時期だと思います。その中で、3月までにこの記録を目指すという明確な目標があったので、徐々にウエイトの重量を上げることができたのではないかなと思っています。

毎日淡々と練習をこなすことは悪いことではないですが、あまり変わり映えのない練習では感じることができなかった実感が、あえて目標を設定することによって変わり映えを作ることができたと思います。

シーズンが始まると、今までどの時期にこの種目でどれくらいの記録を出したいか、目標は決めていました。しかし、練習の中での目標は今まで立てていませんでした。これからは、練習でも目標を決めて、その練習の達成度が試合での自信に繋がればいいなと思います。


練習日誌を書き始めて分かったこと

冬期に入って新しく始めたこととして、練習日誌を書き始めました。今まで、何度か書こうとしたことはありましたが、続いて1週間だったと思います。しかし、2つ上の同じ種目を専門にしている先輩が、練習日誌を大学2年の冬期からつけ始めているということを聞いて、本格的に書き始めようと思いました。

今まで書こうとしても1週間でやめてしまい、練習日誌を書く意味を実感できていませんでしたが、続けたことで練習の記録を取り続けることの意味が分かった気がします。

調子の良しあしが、今までは感覚でしかその理由が分からなかったことも、日誌を書いていたおかげで理由が明確になることが多いです。前日までの練習の内容はもちろん、Restの量やその日に行ったアップの種類、前日にやったWTの回数と重量もその日の調子に関係しているような気がしています。

色んなことに過敏になって、考えすぎることは良くないかもしれませんが、日誌を書くことで曖昧だったものがそうではなくなることが多くなり、試合の調整の仕方等にも、日誌の内容は役に立ちそうな気がします。

あと、日誌を書き始めてから動画を取る回数が増えました。おそらく上で私が記したようなことが実感できるので、後日動画と日誌を照らし合わせたくなって増えているのかもしれないです。

画像1

シーズンインに向けて

今は、冬期やってきたことを、どれだけ三段跳で実践できるか、とても重要な時期です。土台は去年よりも築けている自信はありますが、どのようにその土台を実践に繋げるかは、正直まだ曖昧です。

ただ例年と違うのは、やってきたことに自信を持てているということです。

三段跳…14m20
走幅跳…7m10

この2つの記録は、関東インカレ2部のB標準です。
また、今シーズンの私の目標の記録でもあります。
自分の自己ベストからは、かなり遠い記録ではありますが、関東インカレに出場することは大学陸上の目標の一つであり、今まで届いたことのない関東という大きな大会に出場するための権利を得ることができる記録です。

目標はぶらさずに、でも焦らずに怪我には気を付けて、まずは4~5月シーズン頑張っていきたいと思います。