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#026 自分の価値を示すために

11/3(木)の北関東5大学対校戦で、シーズンを終えました。
シーズンを終えてから2週間くらいは、シーズン中できないことをしました。走高跳をしたりやり投をしたり、ハードルをしたり、後輩たちと長めの距離を走ったりしました。

専門種目以外を体験することで、色んな種目があることが陸上競技の面白さだということに改めて気づいたり、他の種目を専門にしている方を尊敬する気持ちが以前よりも大きくなりました。

シーズンの後半は、特に5大に向けて気持ちが張り詰めていたので、砂場種目にだけに執着する必要がない時期は、心をリフレッシュできる大切な時間だと感じます。

前半シーズン

関東インカレ出場を目指して冬期練習を始めました。

初めて練習日誌を書くようになり、その日に行ったメニューや、その記録を書くことで、試合がない冬期でも日々成長を感じながら練習に取り組むことができ、来春への期待を抱きながら練習に取り組んでいました。

練習日誌を見返してみても、ポジティブな内容が多いです。
冬期に入る前にコンセプト決めをして、目標にどうアプローチしていくのか計画を立てました。私はこれまで怪我をする経験が多かったですが、久々に怪我をせずに冬期を積むことができて、満足のいく冬期を過ごすことができました。

その時の心境も、以前noteにまとめてあるのでご覧いただけたら幸いです。

しかし、シーズンが始まると上手くはいきませんでした。

#018の記事を書く10日前の練習で、表紙にもある砂地での練習のあと、左膝に痛みを感じるようになりました。次の日はかなり痛かったことを覚えています。
長期的に継続して練習が行えていたので、疲労も溜まっていたのではないかなと思います。

関カレ標準の締切が5/3までだったので、いつか治るだろうと思い、痛いまま4月を過ごしました。本気で標準切りを目指していたので、休むという選択は考えませんでした。

痛いまま練習をしていたことを後悔はしていないものの、そういったことが要因で前半シーズンは練習が継続してできていなかったなと感じます。

段々練習日誌もネガティブな内容が多くなってきて、6月の下旬に左ハムの肉離れをしたことを機に、毎日書いていたのが週に2回とか、週の最後にまとめて書くようになりました。

陸上がしたいという気持ちはあるのに練習ができない。自分だけ置いてかれているなと感じることも多く、特に7月は陸上から気持ちが離れてしまった1ヶ月だったなと思います。

後半シーズン

体の不調が回復し、練習ができるようになってからは、休養中にやりたいと思っていた練習をどんどん試しました。

離れていた自分の気持ちも結構単純で、怪我が治れば今まで通り練習日誌を書きながら、いつも通り練習に取り組んでいました。

また、今年の11月には大会の主催を控えていたこともあり、部活にかける時間が以前よりも多くなりました。忙しくなったというよりも、これだけ大きな仕事を自分はやらせてもらっているんだなという充実感に溢れていたと思います。

学業の方では、附属小に教育実習をさせて頂きました。
この3か月以上に、何かやることがある状態がずっと続くという経験はなかったので、本当に充実していたなと感じます。


北関東5大学対校戦閉会式の様子

シーズン最終戦

そんな中で、今シーズンの最終戦で、専門種目である三段跳で3年半の自己ベストを出すことができました。

求めていた記録とは程遠いものの、春先から自分が合わせたいと思っていた大会で、自己ベストを出すことができたのは良かったです。

チームには貢献できなかったものの、私の自己ベストを競技後や日を跨いでからも祝ってくれる方が何人もいました。それだけ私は周りに恵まれて陸上競技ができているということを実感しました。

人の自己ベストを祝うこと

自己ベストを長い間出すことができていない人にとって、自分以外の自己ベストはとても羨ましいと思います。

中学の時からなのですが、私はチームに対してはライバル意識を持つことが多く、チームの中では1番でありたいという思いを持つことが多いです。

私は3年半、自己ベストが出せない中で多くの人の自己ベストを出した瞬間を見てきました。それは自分が遠く及ばないと思う記録や、このレベルの記録なら自分だってすぐ出せると思うような記録など色々です。

陸上は、記録によって出れる大会や出れない大会、決勝に残れるか残れないかが決まるので、とても分かりやすいスポーツです。

自分が出れない大会に誰かライバルが出ていたり、自分が決勝に残れなかった大会で誰かライバルが残っていたりすると、正直それを祝う気持ちよりもその人に負けて悔しいという気持ちが勝ってしまいます。

でも本気でやるからには、他の人が出れないような大きな大会に出たいし、チームの中では目立つ存在でありたい。そう思うことって本気でやってたらわりと普通のことなんじゃないかなと思ったりもします。

そんなもどかしい気持ちを抱えながら部活で競技を続けてきました。
素直に記録に対して祝ったことはもちろんありますが、悔しさを押し殺しながら祝ったこともあります。

でも、祝われた側はとても嬉しいです。
それに今シーズン改めて気づくことができました。
また、そういう祝ってくれる存在がいることが、チームでやっている良さだと思います。

シーズン最終戦が終わってから3週間も経っての更新になってしまい申し訳ございません。

ラストシーズン、悔いがないように色んなことを試してみます。
標準締切期限まで、1秒たりとも無駄にしない意識で集中して練習に取り組みます。
必ず関東インカレに出場します。

関東インカレの会場(新国立競技場)