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アイデンティティの強いとか弱いとか

私はポーランドが好きです。
理由は色々あります。単に観光地としてステキ、というのももちろんあります。

クラクフ(ポーランドの古都)

興味、という意味では

ポーランドは「ポーランド分割」という歴史があります。周辺国によって国土が分割され、「ポーランド」という国は消滅します。

しかも3回も

極めつけはナチスのポーランド侵攻

「アイデンティティ」って何だろうと考えることがよくあるのですが、このように国が消滅したりまた復活したりを何百年単位で繰り返しているところに住んでいる人たちは、どんなアイデンティティを持っているんだろう、と思うのです。

このような国はヨーロッパにはたくさんあります。
フランスやドイツだって、常に国境を争っていたので、国境付近の町はフランス領土になったり、ドイツ領土になったりするのでもはや「国」に対するアイデンティティは(当時は)持てなかったのかな、と思ったりします。
*アルザス/ロレーヌ:現在はフランス領土だが、何百年もドイツと領土をめぐり戦争が続いていた。

ポーランドの場合は、ポーランド民族の歴史は長いものの占領されたり回復したりを繰り返す中で、時代を経る度にアイデンティティが強くなっていったのではないかと予想します。

特に「回復した」という経験は強く後世に残りますよね。自分が当事者でなくとも、経験者たちはその強烈な記憶を語り継ぎたいと思うでしょうし、それを数百年単位で数回、そしてナチスのポーランド侵攻でトドメ。みたいな。(感覚です)

そう思うと、日本はそこまでの経験していない訳で。日本が日本であることが当たり前な訳で。

日本愛を語る日本人は最近少ない気もするし、若干気恥ずかしさもある気がするけど、そんなことも影響してるかもしれない。(そこまででもないか)

日本はどちらかというと出身県とかなのかな?日本の中で領土を争った歴史とか、外様になったりとか、廃藩置県とか??それって他国も似た感じなのかな?

感覚として、何県出身かは結構大きなファクターと見られている気がするんですよね。
それは私が京都という個性強めの場所出身だからでしょうか。

ちなみに私は、京都人アイデンティティ超絶希薄なので、出身を聞かれると何とも言えない気持ちになるのです。

おわり

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