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地方から始める大きな革命。琉球アスティーダが考える地方創生とは?

琉球アスティーダとは、「琉球の明日を照らす太陽」という意味。

僕が沖縄に移住したのは2010年。気候や食事はもちろんのこと、沖縄の人の明るい県民性が大好きで、毎月訪れていたことがきっかけ。

沖縄は、「東アジアの中心地」であり、これからの日本にとって最重要スポット。閉塞感のある日本経済を打開する可能性を大いに秘めています。しかし、問題は山積み。米軍基地や、高い貧困率の問題も。

僕のモットーは「弱きものに光を当てる」こと。僕の子どもたちが育った沖縄へ恩返しをしたい。そんな矢先に飛び込んできた琉球アスティーダの代表就任の依頼。二つ返事で承諾。沖縄からの挑戦が始まりました。

アスティーダは、創設から3年でリーグ優勝。そして、上場。また、先日多くの反響をいただいた張本選手の入団。世界を獲りにいく準備が整いました。僕たちは、本気です。

「地方からでもチャレンジできることを証明したい」と、先日の記者会見でも話しました。そのためにも、まずは僕たちがロールモデルとなるよう、どんどんチャレンジしていきます!

今回は、地方から始まる大きな革命のお話です。

地方創生の原則は「魚と上りのエスカレーター」

僕たちの挑戦は、中城村にある半地下のオフィスから始まりました。なんと家賃は48,000円。決して、都内のオフィス街に並ぶ煌びやかな環境ではありません。自慢できるのは、アパートの名前に「オーシャンビュー」とついていること。(オフィスは半地下なのでオーシャンビューは見えない 笑)

もしかすると、上場企業の中で最も賃料の低い会社かもしれません。

卓球経験もゼロ。スポーツチームの経営も初めて。そんな僕たちが、この場所から成功すれば、地方で夢見る人たちを応援できるはず。地方からでも挑戦できることを証明するために、ここから始めるんだと腹を括りました。

東京一極集中。長く続くみんなが東京を目指す時代。僕が生まれた秋田でも、志ある人ほど東京を目指して、のし上がっていきます。僕もその1人でした。

そんな時代が続いた結果、世田谷区の人口が鳥取県の人口を超えました。一つの行政区の人口が、一つの県の人口よりも多い。これって普通のことでしょうか?

僕は、地方創生について聞かれると、いつもこう答えます。
「魚を増やし、上りのエスカレーターを作るべきだ」と。

魚とは人口。そして、上りのエスカレーターとは経済が上向きであること。この2つの条件が揃っている地方は、自ずと伸びていく傾向にあります。そして、そこに新しいビジネスが生まれ、いいお金の循環が生まれていく。僕はその流れを全国に作りたい。

そのためにまずやるべきこと。それは、移住者と定住者の増加です。少子高齢化の時代。いきなり子どもの人口を増やすことは難しい。であれば、国内外から移住者を受け入れ、若者が県外に出て行かずとも働ける社会を実現し、一定の人口を確保する必要があります。

つまり、地方であっても、ビジネスチャンス溢れる市場になれば、県内外からビジネスが立ち上がるはず。その結果、その市場の経済は上昇し、人々の暮らしも豊かになる。

これこそが、地方創生の根幹。これは決して沖縄だけができるわけではありません。全国の市町村も、この仕組みを整えれば、きっとチャンスを掴むことができるはず。

クラブチームがビジネスで世界を変える

僕たちは、地方の会社の上場支援もしています。きっかけは、上場に関する相談の増加。

クラブチームで上場しているのは琉球アスティーダのみです。そのくらい上場のハードルは高い。新型コロナの影響により、経営に苦しむクラブチームや企業がたくさんあります。そんな彼らに対して、僕らの持つ経営ノウハウを提供し、共に上場を目指しています

現在、6社を支援中。希望する全ての会社を支援するわけではなく、「世の中に必要な事業を展開しているのか?」「地域を良くしたいという高い志があるのか?」といった観点から選抜しています。

地方に上場企業が増えれば、雇用が増加し、人口も増えるはず。そして、新たなビジネスを生み出し、経済を上昇させる。地方から始まる大きな革命です。

地方の会社やクラブチームが安定した経営基盤を築くには、地域資本の循環が必須。そのためにも上場という手段を活用し、出資を通じて地域住民や企業の皆様に支援をいただく。そして、その企業が活躍することで、企業の価値向上に繋がる循環型ビジネスモデルの実現を目指しています。

こういう話をすると、「どうしてそこまでやるんですか?」と聞かれます。

おっしゃる通り。僕たちは、クラブチームを経営する会社です。やる必要があるのかといえば、ないのかもしれません。

しかし、僕たちのミッションは「誰もが夢をあきらめない社会をつくる」です。沖縄だけでなく、日本社会全体を変えていきたい。

誰かが社会を変えてくれるのを待つ必要はありません。ビジネスを通して、自らの力で社会を変えていく。そのために、チームの運営だけでなく、様々な事業にも挑戦しています。

20数年間続くこのデフレの状況の中でも、夢をあきらめない大切さを問い続ける。そして、地方からでも夢は実現できるんだということを必ず証明します。

アスティーダ流クラブチーム経営術

これまでのクラブチーム運営の在り方は、スポンサーによる広告モデル。しかし、卓球というマイナースポーツということもあり、スポンサーを集めるのも一苦労。ましてや、沖縄という辺境の地にあるチーム。

設立当初から逆境の連続。「沖縄から世界を目指す。」創設時から僕はそう明言してきました。とはいえ、当時はなんの根拠もありません。ほとんどの皆様から「そんなことはできない」と言われました。

もちろん不安もありました。しかし、腹を括ったからにはやるしかない。マイナースポーツのチームが、地方から世界を目指す。日本国内でも前例のない挑戦です。

先述した通り、単なるスポンサー獲得だけでは経営は難しい。そこで、従来とは異なる形でのマネタイズを実施しました。

1つ目は、スポンサーのランクに合わせた自社サービスの提供。例えば、スポンサー企業が集うコミュニティへの参加や、僕個人への経営に関する相談も。そして、年に1度開催する6万人規模のアスティーダフェスへの出展/参加など。ありとあらゆる特典を付けて、スポンサーになる価値を提供しています。

2つ目は、卓球が楽しめる肉バルの運営。店内でTリーグの試合を観戦できたり、実際に卓球をプレイすることもできる。その特徴的なスタイルが話題を呼び、沖縄県内に現在13店舗を構えるほどに至っています。

3つ目は、卓球教室の運営。卓球は、お金をかけずして、体格差に関係なく、5歳で始めて15歳でメダルを獲得できる可能性があるスポーツ。プロ選手を目指す子どもたちを育成し、いずれはアスティーダで活躍する選手を発掘できるかもしれない。同時に、日々の運動の習慣化を目的とした方々の入会も進んでいます。

その他にも、ブロックチェーン技術を活用したトークンの発行や、オリジナルのクレジットカードの発行など、新たな取り組みを行っています。詳しくは、毎週行なっている事業説明会にて。note最下部のリンクから御応募いただけます。

最後に、少しだけ親父さんの話を。

人生の師である『親父さん』羽田孜は、命を懸けて大志に挑んだ男です。多忙を極める中でも一切手を抜かず、招待された会合へ必ず参加し、政治仲間や有権者一人一人に日本のあるべき姿を語り続けていました。

そんな親父さんが多忙から体調を崩されていた時のこと。周囲の方へ心配をかけぬよう、会合を欠席して早めにホテルへ戻ろうと提案すると、「バカヤロウ!政権交代を目の前にして、おれを殺す気か!」と怒鳴られたのです。その時僕は思いました。「この人、本気なんだ」と。命を懸けて、政治のあるべき姿を示そうとする親父さんの背中を、今でも思い出します。

「沖縄から世界を獲りに行く。」まだその目標は達成されていません。

僕たちは、その目標を必ず達成し、地方からでも挑戦できるということを証明します。そして、ここ沖縄から大きな革命を起こす

あなたも一緒に革命を起こしませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!

【お知らせ】
アスティーダフェスを来年も開催します!
開催日は2023年 2月11日(土)~12日(日) を予定。
2022年は4万人規模でしたが、2023年は6万人規模に拡大します!
興味ある方は是非説明会に遊びにきてください。

「FiNANCiE」において琉球アスティーダクラブトークンを発行し、クラブトークンを使ったオンラインでの新しい体験を提供しながら、ファンと共に応援コミュニティの運営しております!

毎週事業説明会も僕が自ら行っています!
少しでも興味を持って頂いた方気軽に遊びにいらしてください。
ぜひ一度お話ししましょう!


サポートは全てチームの運営費として使わせて頂きます!