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おしり編集者

出版社の編集者というと、ずっとデスクで頭脳労働をしている――そんなイメージがあるかもしれない。
しかし、決してそんなことはない。
時には自らのおしりを突き出し、内臓をも披露しなくてはならない、過酷な世界である。
今回は私=塚Bが、ふんどし編集者につづき、体を張った取材について書きます。
(記事内に私の「体内写真」を掲載しています。苦手な方は閲覧ご注意ください)

「下痢対策」に特化した本を作る!

現在製作中の本のテーマはずばり、「下痢対策」
何しろ私はひどい下痢体質で、ほぼ一年中、下痢をしています。
書籍の世界では「腸活」本がたくさんありますが、その多くが便秘や、美容などに関するもの。
下痢体質の人の悩みに応えてくれる、否、「私自身を助けてくれる」本がない!
ということで、10万部突破『下がらないカラダ』(サンマーク出版)などの著書がある小野咲さんとともに「下痢対策」に特化した本を企画。
あらゆる角度から下痢について調べています。

編集者、兼モデル

では、下痢ばかりしている人の腸はどうなっているのでしょうか?
その謎を解くべく、実際に内視鏡検査を行い、腸の様子を撮影することになりました。
モデルは私自身が務めます。
何しろ私には、「誰にも負けない下痢体質」という自負がある。
そのうえ、ギャラや許諾手続きなど、撮影に関わるあらゆる交渉ごとが不要。
というわけで、内視鏡専門の病院へ。
おしりの部分がパカっと開いた検査着を着用し、おしりを医者(と著者)のほうに向け、検査台に横たわります。
そしてこちらが、内視鏡が私のなかに挿入された瞬間。

内視鏡

ちなみに、鎮静剤が使用されているため、挿入中の私の記憶はとても曖昧です。
「おしり丸見えなのかな?」と思ってましたが、幸か不幸か、いい塩梅に隠れていました。

きれいな腸してるだろ。ウソみたいだろ。下痢してるんだぜ。

(写真あり。閲覧注意)

そして、こちらが私の腸です。

下部内視鏡000010017

著者の小野咲さん曰く、「あかちゃんのように綺麗」だそう。
血管が透けて見えていますが、それだけ腸の表面(内面?)が綺麗、とのこと。
では、こんなに綺麗な腸なのに、なぜ下痢をするのか?
というと、「過敏性腸症候群」、要するに「腸が過敏だから」ということになるそうです。
その治療、改善をどうするか? については、医者および著者とともに、引き続き検証・取材していきます。

一連の全貌、結果は、来年(2022年)刊行予定の中公新書ラクレ「つらい下痢にサヨウナラ(仮タイトル)」にて。
お楽しみに!

取材協力/内視鏡写真提供◎医療法人社団平晴会 晴海3丁目クリニック 院長 平野直樹先生
検査時写真◎小野 咲
(文/イラスト◎塚B)

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