shunx

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photographer,editor / street photography / GRⅢ,GRⅢx / スローシャッターで静的な街の日常を撮影 / 本業はwebメディアの編集 / ご依頼・ご相談はDMまで https://www.instagram.com/shunx___

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  • GRのこと。

    愛用のカメラRICOH GRⅢ、GRⅢxのあれこれ

  • カメラと散歩のこと。

    カメラを持ってゆるり散歩した街のあれこれ

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文章を書くためだけの道具「pomera」を買ったら、頭がすっきりした話

リフレッシュの方法って、人それぞれです。運動とかサウナとか寝るとか旅行とか。 ぼくは、書くことでスッキリするタイプ。 思い悩むことがあったり、逆に嬉しいことがあったり、とにかく頭の中を浮遊するワードが増えてきたらノートに書く、いや書き殴るって感じです。 論文みたいに理屈っぽいときもあれば、想うままに箇条書きの時も、小学生みたいな拙い文章の時もあります。 とにかく何でもいいんです、書ければ。頭の中に浮かんでるものを吐き出すって感じで。 すると、不思議と頭がスッキリしま

    • GRが変えてくれた時間と風景と、わたし

      ふと、つい数年前のことを思い出しました。 家に帰れるのは週に1、2回、ただひたすらにデスクに座って過ごす毎日。 何を食べても、何を見ても、何を読んでも、なんとも思わない。いつの間にかすっかり不感症な人間に成り果てていました。 そんな社畜生活を終え、ずいぶんと人間らしい生活を送れるようになった頃、気づいたことがあったんです。 「あれ……世の中って、こんな美しいんだ」 東京のビル群も、郊外の住宅街も、路傍の草花も、颯爽と歩く女性の姿も、なんかきれいだな、と。そのとき、悟

      • 池袋と、おじさん。

        よく池袋の悪口を耳にしませんか? 「治安悪い」「田舎のヤンキーが多い」「汚い」……はい、どれもその通りだと思います。 ここ数年、よく池袋に足を運ぶようになったのですが、令和の今なおシャカシャカの上下ジャージでキメたヤンキーも、たばこの吸い殻が星の数ほど落ちている路地も、朝から晩まで路上に立つポン引きのお兄さんも、そこらじゅうで見かけます。そう、イメージ通りだと思います。 僕はカメラを始めてから、何度も池袋で写真を撮っています。ファインダーとは不思議なもので、覗いてみると

        • 飯田橋と、牛丼。

          職場から近いこともあり、いつしか飯田橋とは付き合いが長くなりました。毎日、通勤で写真を撮りながらふらふらと歩いているので、僕が一番シャッターを切っている街かもしれません。 でも、ふと「飯田橋ってどんな街?」と聞かれたときに、答えられるのは「あー、JRも地下鉄もあって乗り換えに便利で……」「あと神楽坂が近くて……」ぐらい。"飯田橋"をテーマに会話をブチ上げるのはかなり難易度が高めです。 でも、これがいいんですよ。飯田橋は。 街を歩けば、ほどほどの飲み屋があって、ほどほどに

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          GRⅢとGRⅢxで過ごす、超軽快スナップライフ

          半年間、主にGRⅢを使ってストリートスナップを撮ってきました。そしてつい最近、新たに発売されたGRⅢを購入し、これからは2台を使って日々写真を撮っていきたいと思っています。「なぜ2台のGRを買い揃えたのか」「どのように使い分けしていくのか」「そもそもGRは何がいいのか」……自分なりの視点で紹介していきたいと思います。 ■GRⅢとの出会い まずはGRとの出会いから。もともとはミラーレス一眼で写真を撮っていたのですが、ボディにレンズ数本……というと、それなりの重量になります。"

          GRⅢとGRⅢxで過ごす、超軽快スナップライフ

          ダラしない私が、ちっこいカメラに出会って気づいたこと

          「写真を撮る」って、意外と労力がかかります。ダラしない私が毎日写真を撮ることができているのは「ちっこいカメラ」との出会いでした。 〇「写真を撮る」のがダルい自分は仕事でも写真を撮りますし、趣味でも写真を撮っています。写真を撮ること、カメラを持ち運ぶことは、私の生活には欠かせないことです。 でも、これを読んでくださっている方の中には、「写真を撮ることが億劫になっている人」もいるのではないのでしょうか? 仕事で写真を撮るのは生活のためなので考え方が別ですが、自分も趣味で写真

          ダラしない私が、ちっこいカメラに出会って気づいたこと

          新宿と、バス。

          「これが、東京やで」 肌寒い早朝、深夜バスに揺られ、初めて降り立った東京の街は「新宿」でした。何度か東京に来たことがある友人と一緒だったのですが、彼が西口の高層ビル群を背に、誇らしげにそう言っていたのを今もよく覚えています。 地方と言っても大阪のわりと都会で育った自分にとっては、「うわぁ~これが東京かぁ!」みたいな感動は、正直ありませんでした。 でも、僕が知っている大阪の都会とは、やっぱり違います。東京の都会は、今まで見たどの街よりもシュッとしていました(洗練されていま

          新宿と、バス。

          高円寺と、ロック。

          高円寺に、おれは住むロックが好きでした。とにかく、とことん。 中学の頃から『ロッキンオン』やら『クロスビート』やら音楽雑誌を読み漁り、将来は「音楽雑誌の編集者になろう」と心に決めていました。 上京して住む町は、もちろん「高円寺」。だって、あのバンドのボーカルだって、あの雑誌の編集長だって、みんな高円寺に住んでいます。当然、自分も高円寺に住む以外の選択肢なんて考えられませんでした。 でも、住んだのはそれから数年後、地元の編プロで働き、心ばかりのスキルを身につけて、いよいよ

          高円寺と、ロック。