日常の「なんかいい」を見つけたくて
自分と同じようにスナップ写真を撮っている方々と食事に行ったときのお話です。
普段そういう会に参加したことがなく、
新鮮で楽しかったのですが、
帰り際に「ある気づき」がありました。
お店を出て路地を歩いていると、
目の前になんかいい壁がありました。
「なんかいい」っていうのは
色とか質感とか光とか影とか人の入り方とか、
言語化しにくいのですが、
とにかく、なんかいい壁です。
でも、写真を撮らない人ならきっと素通りする壁です。
ぼくはパッと見て「この壁なんかいいな」と思ったのですが
その瞬間、一緒にいた方々がみんなささっとカメラを構えて
無言で壁を撮り始めたんです。
今まで、この「なんか」を共有できる人は
まわりにいなかったので驚きました。
みんな感覚が同じなんだな、と。
と同時に、ちょっとがっかりもしました。
この「なんかいい」は、
ひそかに自分だけの感覚なのかと思っていたのですが
そうか、違うのかと気づかされたからです。
ぼくはまだまだ未熟ですが
きっとこの「なんかいい」を突き詰めることが
その人の武器になるんだろうなと思います。
いい写真を撮られる方は
自分だけの「なんかいい」を見つけていて
いい世界観の写真がつくられるんだろうなと。
これは写真歴が長くてもない人にはないし
写真を撮らない人でもある人にはあるし
ほんと人それぞれだなーと思います。
あと構図ともちょっと違う気がします。
がっちり構図に当てはめる方がいいときもあれば
あえてちょっと外した方がなんかいいときもあります。
なんかいいって、なんか面白いなと思ったお話でした
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