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「仕事のできる人」が必ず身につけている力

あなたは「仕事ができる人」と聞くとどういう人を思い浮かべるだろうか?

例えば
結果を出し続ける
レスポンスが速い
人望がある

など、色々と思い浮かべるかもしれない。

どれも正しいかもしれないが、僕の意見としてはそれらは一つ一つの事象でしかなく、ある前提のもとに成り立っているものと考えている。

というのも、最近ある本を読んでいて、長らく疑問に感じていた「仕事ができる人とは?」の答えに辿り着くことができたのだが、その答えが全てではないかと感じているからだ。

そこで今回の記事では、その点について解説していきたい。

働くとはどういうことか?

そもそも働くということはどういう意味かを考えたことはあるだろうか?

色々な諸説があるかもしれないが、一番よく言われているのは傍(はた)を楽にするという言葉からきているらしい。

つまり、周りの人を楽にすることが働くことの本質なのだ。

では楽にするとはどういうことだろうか?

これがすごく大事な部分なのだが、

多くの人は身体的な楽をしてあげることだと思っている。
しかし、実はもっと大事なことは「心」を楽にしてあげることなのだ。

例えばあなたは後輩や部下に10日以内に仕上げないといけない大事な頼み事をしたとする。

仮に依頼した相手をAくんとBくんにしよう。

Aくんは「わかりました!」という言葉を言い残し、黙々と作業に取り組んでいるが、特に何も報告はなく数日が過ぎてしまったのに対して、Bくんは2日目にやってきて「今、1/3が終わったのであと3日で終わりそうです」と報告をしてきた。

その後も2日おきに進捗を伝え、期限の当日に仕上げが終わった。

一方のAくんは期限の1日前に依頼したものを仕上げてきたのだが、その間は特に報告もなく、進捗がわからないままの状態になっていた。

ではその時にどちらが評価をされるか?というと、もちろんBくんの方だろう。

Aくんの場合、確かに頼まれた仕事を期限内に終わらせた。しかし依頼した人の心を楽にはしていない。

頼んだ方としては「今どのくらい進捗しているだろうか?意図を正しく理解できているだろうか?」と思い、心配になって「あの件はどうなっている?大丈夫?」と聞きたくなるような働き方をしていた。

しかしBくんは相手が心配する前に進捗の報告をして、安心して任せるような振る舞いをしていた。

これは単純に気配りをしろとか、こまめに報告をした方がいいということではない。

もっと根底にある、相手の真意や本音を汲み取る力が求められるのである。

これができる人は間違いなく仕事ができる。
逆にいえば、それができない人が多いというのが実情だ。

言葉以外から相手の心を想像する習慣

相手の真意や本音を汲み取る力は、どんな職種でも求められる能力だ。

営業であれば、お客さんの心を楽にすることが信頼に繋がってくるし、コンサルやエンジニアなどでも、お客さんや上司からアウトプットを求められる機会に生かせる。

つまり相手の精神的な気持ちを楽にすることは、完全に独りで仕事をしない限りは絶対に必要な力だ。
そして、それが評価に直結するということを忘れてはいけない。

では、そのような力はどうやって身につけられるだろうか?

それは普段から相手が言葉以外で語っていることを想像する習慣を持つことだ。本音や真意は言葉以外の表情や仕草に現れる。それを見逃さずに、そこから想像力を働かせて、相手のことを考える。

それを習慣化できれば、徐々に相手の心を正確に汲み取ることができるだろう。

ぜひ、この点を意識して仕事をすると結果がとんでもなく出るようになると思うので、実践してもらいたい。


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