iPad Pro と Apple Pencil
ワコムの液晶タブレット（Cintiq 13HD）を使っている身としては不要かなぁと思いつつ、ふつふつと湧き上がる使ってみたい気持ちが勝って少し前に衝動的に購入したiPad ProとApple Pencil。使用感はどうですかと興味を持ってくださる方も結構いらっしゃるのでこの場所を使ってご紹介。情報としては特に目新しいものではないので、あくまでこれから使ってみたいなとお考えの方へ向けてです。
僕の普段の制作環境はPhotoshopとIllustrator、Macを使っての作業がメインですので、iPadを単独で使う方法ではなくMacにつなげて液晶ペンタブレットとして使う事にしています。この方法に必要となるアプリはAstropad Standard。mac版とiOS版（有料：3,600円）。
USB接続でもいいですし、無線LAN環境であればコードレスで使えます。描写の遅れやズレなどはほとんど気になりませんでした（無線の場合は回線の状況にもよるかもしれません）。Macbookと一緒に持ち出して外出先で使う事を想定していましたが意外と家の中でも重宝していて、例えばちょっとした事ですが仕事部屋ではなくリビングでも作業ができるので、子守をしている身としてはありがたいです。
右手にApple Pencilを持ち、左手はMacのキーボード というのが基本的なスタイルです。Astropadにはタブレット上で使えるカスタマイズショートカットキー機能というものも備わっているのですが、作業上でサクサク使えるほどのものではないと感じましたので、やはりPhotoshop、Illustratorとも普段通りのショートカットを使用して操作するのが使いやすいのではと思いました。
ワコムの液晶タブレットと比べて不満に感じた点をひとつ挙げるとすればiPadとMacとの画面サイズ比率が違うので、端が切れてしまったり無駄な余白が生まれてしまったりとiPadの液晶画面をフルに活かす事ができないという点でしょうか。でも慣れてしまえば作業に支障はないように思います。
Apple Pencil の描き心地についてはいろんなところでレビューされている通りとても良いです。筆圧検知も筆の滑りも不満ありません。ただ、このあまりにもシンプルなデザインゆえ、ペンとしての持ちやすさは優れているとは思えず、またとてもつるつるしていて転がりやすいのでそのままだとテーブルから落としてしまう事は免れそうにありません…。
このあたりの問題はサードパーティ製品で解決できる事もありますので色々と探してみるのがいいかもしれません。ちなみに僕がたどり着いたのはこちらの製品。
拍子抜けするぐらいシンプルすぎるプロダクトなのですが、転がり防止はもちろん、グリップに埋め込まれた磁石によってiPadの表面に吸着可能という、Apple Pencilの置き場所問題も同時に解決してくれる優れものです。そして肝心の握り心地も装着時のほうがしっくりくる感じがします。
この製品はAmazonで購入できます。
FRTMA Apple Pencil用グリップ（マグネット付き）
当たり前のことですが、転がらないって大事。
以上、僕なりの iPad Pro と Apple Pencil の使用感でした。お仕事用として、本格的使えると思います。特に外出先での作業が多い方、家の中にいても場所を選ばず作業をしたい方にはおすすめ。もちろんペンタブレットとして使用する時以外はiPad単独で使いますので、我が家では動画視聴、子どもの遊び道具にと大活躍しています。
ちなみに僕が使っているiPad Proは 10.5インチ 64GB です。
iPad内にファイルを保存するわけではないので容量の少ないモデルで十分。
Apple iPad Pro 10.5インチ Wi-Fi 64GB
Apple iPad Pro Appleペンシル
FRTMA Apple Pencil用グリップ（マグネット付き）
メインの制作環境では iMac + Wacom Cintiq を使っています。
ワコム 液晶ペンタブレット 13.3フルHD液晶 Cintiq 13HD
使いやすさは言わずもがな。
Apple、Wacom、どちらも素晴らしいです。良い時代に生まれました本当に。
という、決してどこにも敵を作りたくないレビューでした。
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