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日々の雑感 day3【熊本・鹿児島 集中豪雨】

アプリから気象レーダーが見れる。本当にいい時代になったと思う。

複数拠点するなら次はここがいいなと思う一つである熊本・鹿児島エリア。縁故の人も多いこの地域に祈るような朝を迎えている。

平時なら、電車の窓から眺められる球磨川の風景は本当に美しいのに。

*九重の湧水。雨はいつかこの水になる。

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☆まずは自分もしっかりと

帯状で雨の強い雲は静岡や千葉沖にもあって、九州だけの話ではない。

午後にかけてちょっと動けば神奈川や東京、千葉にも影響を及ぼすことだってあるだろう。真北にあがってくれば、長野県南部だって影響を受ける。

これまでの雨量からすれば、うちの長野県内の河川だって安全という状況ではないし、その川の下流域である埼玉、東京、岐阜、愛知だって同様だ。

今、熊本・鹿児島にある雲も四国や瀬戸内にスライドしていく可能性も高そうだ。引き続き東シナ海上からの雲が入ってくる熊本・鹿児島以外も、まずは自分のリスクを考えてからと思う。

災害にめっちゃ弱いのに、なぜか自分達は大丈夫だという東京バイアス。「医療崩壊は起こさない前提なので、医療崩壊のケースでどうするかは考えていません」と言い切る人をリーダーに置いていることもあるのだろうか。

毎年たった一回の降雪で甚大な事故や被害を出しているが、雪は降らない想定だから、これは予防措置や対策は必要ないという事なのか。

「そんな巨大津波は来ませんので、対策しなくて大丈夫です」と対策を怠り、世界を危機一髪にした原発事故から何を学んだのだろう?

まさかこの状況下でケチケチして「自主自衛」とか「民間の力で」とか言い出さないとは思いますが、昨日ようやく災害対策本部を設置というスピード感のなさは、ちょっと気がかりです。

☆鍵は福岡なんです

阪神に始まり、東日本大震災も含め、いくつかの現場を経験してきた自分として見えている事。

戦略における補給視点に近いのですが、災害時には災害を受けなかった、被害が軽微だった都市圏の動きがとても大切になります。

阪神淡路の時は京都・奈良のエリアが人材、物資といった支援の拠点になりました。一方、東日本時に痛かったのは、拠点となるべき仙台も直撃を受けてしまった事。

この為に福島(原発危険状態)を挟んだ東京が支援の拠点になってしまい、仙台が復旧するまでは定期的、連続的な支援が困難となりました。

新潟の時も、日本海側に都市圏がなかったので東京エリアがその役割となりましたし、仙台が復旧しても岩手に手が届きにくかったのは、盛岡エリアの人口が限られていたからです。つまり、

【日帰り可能な距離に都市圏があると状況が変わる】

のです。熊本の場合は、大地震時にそうであったように、今回も豪雨の直撃を免れた福岡・佐賀エリアが大切になります。

そして、この点で鹿児島は不利な地勢にあることを意識しておきたいと思います。

☆そんなわけで

気の早い、早期支援をしたい方は、現地の役場や公共機関が頼んでもいないのにいきなり物を送り付けるようなことはしない。ましてや、ツテもないのにいきなりボランティアで乗り込んだりしない。やるなら現金寄付

そのうえで自分の安全を確認し、気象が落ち着くまで待機しましょう。

〈BRIDGE KUMAMOTO®基金〉
令和2年7月熊本南部豪雨への緊急災害支援募金

そして、支援もまた、つながりによって出来ています。

支援者を支援する事は、また支援を加速させる重要な要素です。
見渡した時に縁故がある人、支援に向かう人がいれば、ささやかな手助けをしてみましょう。

そのアクションは、現場で戦う人を勇気づけ、彼らが燃え尽きないよう、心が折れないようにと支えてくれるでしょう。そして、そのアクションがあなた自身をも幸福にしてくれる筈です。

人助けは「目的」こそが大事でなのです。
義務ではなく「目的意識をもって、有意義な事」と主体的に行える人は、自身のメンタルが自立心、達成感、他者との結びつきを強めることを感じ、回復し、筋肉を鍛えるように心が成長することがわかっています。

そんなギバーと呼ばれる人々の環に入り、人生の幸福を上昇させていく機会にしてはいかがでしょうか?

無関心にで、自分だけ、自分さえの世界。
それが自分の幸福をより遠ざけていく。
その事実が証明されてきている時代でもあると思うのです。

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