やりたくないと思っていたことが実はやりたいことだった

コーチングスクールに入り、クライアントにセッションを提供するための準備がはじまった。

その時に気づいたのです。
まさかの、自分が「絵を描きたい」と思っていることに。

え!? プロコーチになるためにコーチングスクールに入ったのに、絵を描きたいの・・? というかんじなのですが、そうなんです。。。
中学の美術の時間を最後に、20年間絵を描いていない私、本当は絵を描きたかったんです。

しかも、この気づきは、プロコーチになるために私にとっての必須の気づきだったのです。

1、コーチングを体得するにあたり最重要なこと

プロコーチになるにあたり様々知識・スキルを学び、コーチのスタンスにあたる在り方を自分に染み込ませていきます。
そして学んだことをクライアントに提供していくために、できるように、していきますが、
いくらインプットを身につけようとしても、ある段階を踏まないことには、上部だけのコーチになってしまいます。

ある段階とは「自己適用」です。

コーチはクライアントとともに仕事や趣味などのゴールを創っていきます。
ゴールに向かって変われたらいいんだよなーーと思いつつも、ちょっと怖いよなーー、なんだかんだ今も心地よいんだよなーーとか、
さまざまな気持ちが揺れ動く中、クライアントの一歩をともに歩んでいきます。
そのコーチが自身のゴールを設定したり、実際にゴールに生きる感覚をつかんだり、突き進む中で新しく見えてきたことがあったり
たまたまが重なって、思いしなかった方向に未来が転んだり。
その「自己適用」を踏まえた経験・心情があるからこそ、クライアントのコーチができるのです。
コーチングを体得するにあたり最重要なことは、「自己適用」です。
自分がやれていないことを人には正しくお伝えできません。
それに、それ以前にそんなコーチは嫌ですよね。

2、私の「自己適用」

マインドセットのコーチングでは仕事、趣味、人間関係、社会貢献、知性、家族、美容健康、ファイナンスの8つの領域にゴールを置いていきます。
その核になるのは、仕事です。ちなみにファイナンスとは別の概念になりますので、生活のために働くぞ、1000万稼ぐぞ!といったことは
ファイナンスに入ります。仕事は、ファイナンスとは別で、世の中のために役立ちたいことになります。

8つのゴール領域:バランスホイール

私は、クライアントの日常を刺激的にしたい、という考えからライフコーチという職業定義をしました。プロコーチとしてはもちろんだし、営業マネジャーという時間もライフコーチです。
思い返してみれば、私がお客様に提案内容を選んでいただいたときには、提案内容を練り上げていることはもちろんなのですが、
そのお客様の本当にやりたいこと・実現したいことを見つけ、一緒に創り出し、そのプロセスがあるからこそ他社ではなく私を選んでいただいたことばかりでした。
ときには、しがらみだらけで、本当に自分がやりたいことと、周囲が期待していることがごっちゃになり、自分で自分の本音がわからなくなってしまっている。
だから仕事にやりがいがわきにくいし、エネルギーもわきづらい。そのようなお客様でも1つずつきっかけを見出し、会話を積み重ねることで
いつのまにか、仕事を超えたご相談ができるパートナーシップができあがり、自然と提案内容が選ばれていく。

なので、営業マネジャーになっても同じです。クライアントとの場に同席することがあれば、これまでのようにするし、対メンバーに対してであっても
1つずつパートナーシップを積み上げていき、上司・部下ではなく人間同士として信頼を築いていきたいんだなと。
メンバーにとっての最高のライフコーチになろう!!、そう自己適用していきました。

3、趣味は野球・・・

仕事と似た領域ではあるものの8つのゴール領域の1つに趣味という領域もあります。
ちなみに趣味と仕事の違いですが、趣味は世の中の役に立たないもの、仕事は世の中の役に立つもの、という定義の違いです。

私は小学生〜高校まで野球を続け、いまの自社での草野球チームをつくり活動しています。それくらい野球が好きです。
そのため、草野球チームの現状の外をおこうと考えました。
自分でも驚きました。自己適用前は、草野球チームのみんなとプレイ中やプレイ後の飲み会でやいのやいのしていることが
自分はサイコーなんだよなと思っていたのですが(これはこれで本当に好きなことです)、自分はなんと「4番でエースになりたい!!」と思っていたのです。 
ゴールに置いてみると、なんと、まあ、うずうずしてくること。笑

そうなると当然、うまくならなければならないので・・・とうことで大人に野球を教えてくれる個別レッスンを探し出し、平日水曜の日中から、早速教えてもらいました。笑 
高校ぶりなので15年以上?ぶりに投げ方、打ち方を指導してもらいましたが、超絶ためになる時間でした。
短時間でこの気づきを得られるのなら数千円はマジで安いですね。


4、まさかの趣味

と、無事に趣味のゴールを野球の「4番でエースになり品川区大会1部リーグで優勝する」と置いたところで、
マインドセットコーチングスクールの同期(80名います)も次々ゴール更新していきます。

そんな中、1つの絵が飛び込んできました。「クロワッサン」の油絵です。
コメント欄には「おいしそーー!」「すごい!!」「ナイスチャレンジ!」などコメントがとびかっています。
その30代の彼も20年以上、絵を描いていなかったんだとか。

ん?? おれいま、なんて感じた!?・・・
「いいなぁ〜」って思った!?!?!? 

え!?

衝撃が走りました。。
中学の美術を最後に一切絵を描いてない私が「いいなぁ〜」って思ってることに気づいたのです。
これが、「呪い」です。「本当はやりたいと思っているのに、できないと思い込んでいる」のです。
できないと思い込んでいるだけで、本当はやりたかったと気づくのに20年かかってしまった・・・
いや、違う。小学生低学年までアンパンマンやドラゴンボール、ポケモンを描いて描いて描きまくる小学生だったことを思いだしました。
小学生前には、ずっと色鉛筆やクーピー、クレヨンをつかって紙に落書きをしていたことも思い出しました。
どこで絵を描かなくなった・・? 小4の何かの授業で描いた園庭の「桜」が本当に下手で、記憶から消し去りたいときからでした。

ピンクの絵の具が本当に足りない・・・でも、このままじゃ桜の色を塗りきれずに授業時間が終わってしまうーー
友達も今近くにいないーー、という中で水増し増しにした決断が最悪でした。笑
緻密に描いた木の骨格だけくっきりとし、だいじな桜の部分はのぺーーーっとしたうっすいピンクの絵の具というかお水。。
飾られた記憶もないのですが、20年経った今でも鮮明に覚えています。
この記憶が、私に「私は絵を描きたくない」と思わせていたのでした。

ということで、衝撃が走るととともに、絵を描くことが大好きだった私は「絵を描くこと」も趣味のゴールに置くことに決めたのでした。

※現状の外のゴールではないですが、まずは理想の現状でトライし、やっていく中で何かが見えていくはず♪



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