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頭悪くても成功したいなら、この2つを突き詰めるしかない
いつもは哲学的なことをnoteに書いてるけど、今回は科学的な根拠を元に将来について書いていこうと思う。
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頭が悪いことへの強いコンプレックス
僕は物心ついた時からあまり頭がよくなかった。学校の成績はいつも下の方だったし、日本語も上手く話せなく「小学4年生まで何を話しているのか分からなかった」と親に言われるまでだった。
小中学校は県内でも偏差値の高い学校だったので、普通の学校に通う人よりも勉強ができないことがすごくコンプレックスに感じていた。
その経験から頭が良くなりたい、周りには負けたくない、というマインドが形成されるようになり、会社では負けん気が評価されたものの、頭が良くなりたいという気持ちは満たされなかった。
人生の成功に必要なのはIQではなく.....?
会社でのポジションが上がれば思考力のある人しか周りにしかおらず、自分の頭ではこれ以上の場所に行けないのでは?と真面目に悩むようになった。
よくよく考えてみると大富豪の多くはIQが非常に高いことを思い出した。ビルゲイツはIQ140、レディーガガもIQ150ぐらいあったと思う。
このことを思い出した瞬間に「結局自頭の良さかあ〜〜〜人生無理ゲー〜〜〜」と思ったけども、こんな記事を見つけた。
起業家に必要なのは高いIQよりパターン認識能力https://jp.techcrunch.com/2014/12/12/what-is-necessary-for-entrepreneur-is-not-a-high-iq-but-an-ability-recognize-patterns/
この記事の中ではベンチャーキャピタリストが経営者の適性テストの項目(経営者が高所得の割合が高いため今回のデータを使う)を分析したデータなのだが、このデータで経営者適性にはIQは全く相関がなく、問題解決能力や実務経験の豊富さ、人間性といったところが重要になっていた。
またこんな記事もある。人生のトラブル(壁)を乗り越える力が強い人が持っているの能力って何?という研究だ。https://yuchrszk.blogspot.com/2018/01/blog-post_71.html
この研究では人生のトラブルを乗り越えるために必要なスキルは何か実験をしたわけだが、一番重要だったのはIQではなく、クリティカルシンキングであった。
クリティカルシンキングは直訳すると批判的思考。言葉だけ見ると物事を批判的に見るだけだと思われがちだが、実際はバイアス(思い込み)に囚われずに正しい決断をできる能力である。
もっというと、物事を色々な視点から見ることができ、自分の思い込みを無くして公平に物事を判断できること、である。
クリティカルシンキングができると、偏った考え方をすることなく、正しい決断ができるため目の前の問題に対処しやすかったり、幸せを感じやすかったりする。
もう1ついい記事がある。
ハーバードビジネスオンラインの記事で成功するために必要な能力は何?ということが書かれている。
https://hbol.jp/124898/3
この記事で紹介している研究では、開放性と誠実性が高い人が成功する確率が高いという結果が出ている。
つまり好奇心が強く、我慢強い人が勝つということだ。ただし好奇心は身につけようと思って身につくものでもないので、我慢強さが身に付けやすく、人生にとってプラスに動く可能性が増える。
結局どうすればいいんだっけ?
今回紹介した記事の中である通り、IQは人生の成功に相関するわけではないこととわかったと思う。
IQよりも誠実性(我慢強さ)、クリティカルシンキング、知的好奇心を身に付けることの方が重要である。
しかし知的好奇心は付けようと思って付けれるものではないので、まずは誠実性とクリティカルシンキングを身に付けるのが大事である。
今回はこの2つを身に付けるために簡単かつ取っつきやすい方法を紹介しようと思う。
誠実性を身に付けるためには?
誠実性=我慢強さを身に付けるためには筋トレや空腹な状態にしないようにするなどの方法があるが、一番有効性が高く、科学的に証明されている方法は「小さい我慢をする」ことである。
小さい我慢とは「お腹空いてチョコ食べたいと思うけどダイエット中だから我慢する」や「YouTubeみたいけど今は我慢する」などの小さい欲求をやらないようにすることである。
この小さい我慢を繰り返していると、徐々に自分の欲求に負けて行動することが少なくなり、キャリアなどの長期的な目標に向けて短期的な欲求(飲み会、YouTube、遊び)などに惑わされなくなる。
まずは自分がふとやってしまう無駄なことをリスト化する。その後にどのようにやらないようにするか決める。
何時間それをやっていいのか?何時まではやらないのか?週に何回までならやっていいか?などをまとめる。
クリティカルシンキングを身に付けるためには?
クリティカルシンキングは多角的に物事を捉えることで客観的で抜け漏れのない思考ができることである。
何度も練習することでクリティカルシンキングを身に付けることができるが、正直メモ帳に何度も書いただけでは身についた気がしないのがほとんどだと思う。
一番オススメな方法は常に日常に疑問を投げかけることだ。
何事に対しても
・これってもっと良くするためにはどうすればいいんだろう?
・なんでこうなってるんだろう?
・どういう背景でこんなことが起きているんだろう?
など仕事でも日常生活でも周りの環境に対してでも、なんでもいいので疑問を持つことが重要。
これが簡単な方法に見えるけれども、日常的に考える癖がない人にとっては難しい。そのため何でもいいから考える、ことが一番良いだろう。
すぐに習得できるものではないが、日常的に考えることができると見えているものの解像度が上がり、問題も上手く対処できるようになる。
また色々な物事の根本原理を理解できるようになると、異なった事象の共通点を見つけることができ、好奇心旺盛になっていく。
クリティカルシンキングを身に付けていく中で知的好奇心も高めることができてしまう。
最後に
経済的に成功するためにはコツコツ今できることを積み上げていくしかない。今回紹介した「小さい我慢をする」「日々疑問を持ち続ける」ことは全然面白くないし、退屈なことである。
ただこのような地味なことでしか人間は変わることができない。
「〇〇をして月収100万円」なんてことはなく、コツコツ正しい方向に努力していくしかないのだ。
凡人は凡人なりの手段で戦っていくしかない。
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