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雑談

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2022年3月の記事一覧

TAE

TAE

 経カテーテル動脈塞栓術(transcatheter arterial embolization; TAE)とは,止血あるいは腫瘍塞栓などを目的として,血管内に挿入したカテーテルから金属コイルなどの塞栓物質を局所に留置することにより,血流を停滞・血栓化させる方法である.

血胸とは

血胸とは

肺と胸壁との間に血液が溜まること。

肺を断裂させたり、胸部の血管を切断したりするあらゆるケガが原因で起こる可能性がある。

血液が大量に溜まると肺が圧迫され、呼吸が困難となることがある。

血液だけでなく空気もこの空間に入ると血気胸と呼ばれるようになる。

血胸自体は痛みを伴わない。通常は原因となったケガが痛む。

症状の重症度は胸腔の血液の量で決まる。

血液が少量であれば、通常他に症状はない

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骨盤骨折

骨盤骨折

骨盤骨折

交通事故や高所からの転落などの高エネルギー外傷によって起こることが多く、多発外傷を伴いやすい。

高齢者では軽微な外力で生じることもある。

寛骨臼骨折と骨盤輪骨折に大別される。

・寛骨臼骨折股関節の関節内骨折。

関節内骨折のため、正しい位置での整復が重要で、転位が残ると変形性股関節症となる。

受傷肢位や外力の大きさにより、股関節の脱臼を伴うことがあり(脱臼骨折)、この場合後方脱

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ドレナージとは?

ドレナージとは?

髄液腔(脳室やくも膜下腔)から体外にチューブを出すことによって、過剰に貯留した髄液を排出する方法。

髄液の症状に関係なく、局所麻酔下で簡単に行うことができ、すぐに抜去も可能。

髄液腔内への薬剤投与、頭蓋内測定なども可能。

しかし、外部と直接交通しているため、感染の危険性もあり、長期間の使用は困難。

緊急の頭蓋内圧亢進症の治療や、脳室拡大を伴う疾患に対する術前術後の管理な

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混合型認知症

混合型認知症

混合型認知症

アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が共存し、同程度に認知症症状に関与しているケースを言う。

認知症全体の5~30%を占めると言われている。

それだけでは認知症に至らない規模の脳血管障害が、アルツハイマー型認知症の発症のきっかけとなったり、アルツハイマー型認知症を重症化させることもある。

アルツハイマー型認知症とBinswanger病の合併が、最も典型的な混合型認知症と言わ

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Binswanger病(進行性皮質下血管性脳症)

Binswanger病(進行性皮質下血管性脳症)

Binswanger病(進行性皮質下血管性脳症)

高血圧や動脈硬化による大脳皮質の慢性的な循環不全によって、大脳皮質にびまん性で広範な脱髄を生じ、進行性で高度の認知症を呈する疾患である。

MRIにて白質に広範にびまん性の高信号域がみられる。