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【プルチックの感情の輪】二次感情を構成する、一次感情の組み合わせが興味深い。

こんにちは、ヨシカワです。片付けの仕事をしています。
このところ、猛烈にインプット→アウトプットを繰り返しています。

この記事テーマの『プルチックの感情の輪』も、コンサルティングの強化のために感情を表す言葉について調べていたときにたまたま見つけました。


プルチックの感情の輪とは?

スライド1

プルチックの感情の輪は、心理学者のロバート・プルチックさんが提唱したものだそうです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Plutchik


8つの基本感情と、二点の組み合わせからなる8つの応用感情から成り立つ。(上記ウィキペディアより)

プルチックの感情の輪では、一般的な感情として喜び、信頼、恐れ、驚き、悲しみ、嫌悪、怒り、予測(期待)の8つの基本感情(一次感情)があるとしています。


一次感情はネガティブなものが多い

この8つの感情をポジティブ・ネガティブ・どちらでもないに分けると、ポジティブ感情が『喜び』と『信頼』の2つ。

対するネガティブ感情は、『恐れ』『悲しみ』『嫌悪』『怒り』の4つ。
ちなみに、残りの2つ(驚き・予測)は、まだどちらでもない感情です。

基本感情8つのうち半分の4つがネガティブ感情ですが、いろいろ調べてみるとどうやらそれは悪いことではなく、危険察知というか危機回避のために必要なことのようです。


一次感情の組み合わせで様々な感情が生まれる

8つの一次感情を組み合わせて生まれるのが二次感情。
となり合うものを組み合わせたのがこちら。

スライド2

構成する要素の組み合わせが興味深いです。

『信頼』と『恐れ』が混ざった感情が『服従』。
『信頼』はポジティブだけど、『恐れ』が混じり始めるとだんだん『服従』になるということか。

片付けの悩みで、「ご主人の動向を必要以上に気にしている」ケースがあるんですが、これに当てはめるとしっくりきますね。ご主人のことは信頼しているけれど、「片づけないとまた怒られるのでは」という恐れがあるから、ご主人の言うとおりに行動する。

服従はよくないって思っていたけれど、『服従』には『信頼』という構成要素があるんですね。なら、『恐れ』が減ればいい。


ほかにも、ひとつおきの組み合わせだとこんな感じ。

スライド3

喜び+恐れが罪悪感ってなんとなくわかります。
うれしいんだけど、自分がこんなにいい目にあっていいのかな、恐れ多いな、って気持ち。

起業し始めのときにありがちな、「お客様からお金を頂いてうれしいんだけど、お金もらっていいのかな、なんか申し訳ないな」ってまさにそれですよね。


こちらは、ふたつおきの組み合わせ。

スライド4

ネガティブとポジティブの組み合わせが、今まで自分では考えたことない組み合わせもありますね。怒り+信頼が優越とか。


人の感情は複雑だけど分解できる

たぶん感情を説明するモデルはほかにもいろいろあるんでしょうけど、今回アンテナに引っかかったのは要素の組み合わせという考え方。

要素の数が多ければ多いほどその組み合わせは無限に近い数になるので、一個一個覚えるなんて無理。
(心理系の仕事してるわけじゃないし)

けど、『人の感情は複数の感情の組み合わせである』なら、「この人の感情を構成するのは何だろう…?」と考えることで、問題解決の手掛かりになりそうです。


(余談)
せっかく調べたから身につけるためにアウトプットしようと思い、「それなら図も自分で書いちゃおう!」とパワポで図も作成してみました。

ネットから拾ってくるのもなんだし、自分で作っちゃえば講座でも使えるかも…って理由もなくはないのですが、一番の理由はネット上の図は『驚き』が水色の図が多くて、それがどうもしっくりこなかったから。
せっかく色を使うなら、できれば色相環に沿った並びにしたいなと思ってちまちま作りました。ま、どうでもいい話なんですけど💦

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