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【1分解説】トヨタとソフトバンクが進めるモビリティサービスとは?

※1分間で読める600字以内に整理してお伝えします。

モネ・テクノロジーズという会社をご存知でしょうか。オンデマンドモビリティサービス事業を行う企業です。2018年にトヨタとソフトバンクの出資により設立されました。

今回は同社が全国で実証実験を行っている「オンデマンド型乗り合いサービス」について整理します。

オンデマンド型乗り合いサービスとは?

オンデマンド型交通サービスのポジショニング

オンデマンド型乗り合いサービスは、バスとタクシーの中間に位置します。コミュニティバスや乗り合いタクシーとも呼ばれます。

ユーザーがアプリで車両を呼び出し、それに応じて最適なルートを割り出し効率的な乗り合いサービスを提供します。非定型的なルートで、多数の人を乗せるのが特徴です。

なぜ注目されているか?

日本全国のバス会社の赤字率

オンデマンド型乗り合いサービスが注目される背景には、路線バスの存続危機があります。

2019年度現在、全国のバス会社の7割が赤字です。地方に限れば、9割近くの事業者が赤字に苦しんでいるのです。

とはいえ、バスは公共性の高いものです。ですから、路線バスを廃止するのではなく、ダウンサイズさせた乗り合いサービスに置き換えようというわけです。

モネ・テクノロジーズの株主構成

モネテクノロジーズの株主構成

モネテクノロジーズには、ソフトバンクとトヨタ以外にも出資者がいますが、それは全て自動車メーカーです。

「『自動車をつくる会社』から『モビリティカンパニー』へ」と豊田社長が語ったように、各社がオンデマンド型乗り合いサービスなどMaaSに大きく注目しています。

今回は以上です。

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