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心は確固たる輪郭を持ってはいない。 心は星々をまとめ上げた星座のように、 あるいは、空間…
ユニアの場合もこれと良く似ている。 「ローマの信徒への手紙」(16:7)で、 パウロは自分…
穴に落ちたら、地面を掘れ ―――イタリアの諺 ▼▼▼閉塞感の90年代後半▼▼▼ …
なぜか日本人は、常に"小さな安心"を得ることに汲々としていて、 "大きな安全"を得ることに…
ものの奥行きを認識できるのは眼が2つあるからである。 つまり二つの異なった角度からものを見…
多忙を極めて配慮的に気遣われたものに己を喪失しつつ、 非決意の人は、そうしてものにおの…
仏教では、向上道、向下道の二道があると説く。 向上は、一個の人間が大いなる智慧を求めて道を究めること。 向下は、大智にあふれた者がその働きを大悲へと変貌させ、 人々の生きる悲しみや苦しみに共に向き合おうとすることを指す。 生涯にいくつも山を越え、山を下らねばならない。 だが、人は熱心なあまり向上の道だけを強く求めることがある。 妻の死は、内村に向下の道があることを教えた。 ―――『内村鑑三 悲しみの使徒』若松英輔著 87頁 ▼▼▼真理は楕円▼▼▼ 「真理は楕
芋虫は、暗闇の中でそこに動かずに横たわって、 ついには縮み込み、死んだ皮膚を脱ぎ捨て、 …
金なんて望むな 幸せだけを見ろ ――――黒板五郎(北の国から『2002 遺言』より) ▼▼…
たいてい、ほんとうに必要なモノを持っていないのは、 金を持っている人たちのほうである。 …
芸術には、(中略)要するに、 わたしたちから実在を覆い隠しているすべてのものを遠ざけ、 …
そうだ おそれないで みんなのために 愛と勇気だけが ともだちさ ―――アンパンマ…
その日は風がぬるくて、ただ走ってるだけで気持ち良かった。 枯葉がたくさん舞ったその時、…
日常的な形でそれが現れるのは「笑い」です。 ベルクソンが言うように、笑いというのは、 人間の認識の限界に達したところから出てきます。 怖いときに笑うし、悲しいときに笑うし、嬉しいときにも笑う。 そうすると、お笑いがブームになるというのは、 本来は宗教が機能しないといけないようなところを、 キリスト教が機能しないといけないようなところを、 お笑い芸人にゆだねているということなのですね。 ですから最近、極力笑わない努力をしようと思っています(笑)。 ――――『現代に