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傷つきながら紡がれた最奥の言葉は、クソ世界を生き抜く力になる

エッセイ的な文章です。 メルマガシーズン4では無料の「絶望日記」と、 有料の「考えすぎのあなたに贈る5,000文字」というふうに、 分けて書いてきましたが、 シーズン5からは、月…
月に3~10本ぐらい、3000~10000字の記事が読めます。魂の奥底の言葉を紡いでいき、単品購入…
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記事一覧

過去という星空を眺める

心は確固たる輪郭を持ってはいない。 心は星々をまとめ上げた星座のように、 あるいは、空間…

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陣内俊
5日前
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女性原理が日本を救うかもしれない

ユニアの場合もこれと良く似ている。 「ローマの信徒への手紙」(16:7)で、 パウロは自分…

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陣内俊
2週間前
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行き止まりの世界で

穴に落ちたら、地面を掘れ     ―――イタリアの諺 ▼▼▼閉塞感の90年代後半▼▼▼ …

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陣内俊
3週間前
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地獄への道は安心で塗り固められている

なぜか日本人は、常に"小さな安心"を得ることに汲々としていて、 "大きな安全"を得ることに…

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陣内俊
3週間前
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ものごとは見たまんまじゃない

ものの奥行きを認識できるのは眼が2つあるからである。 つまり二つの異なった角度からものを見…

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陣内俊
1か月前
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老後はハイラルで過ごそうと思っている

多忙を極めて配慮的に気遣われたものに己を喪失しつつ、 非決意の人は、そうしてものにおの…

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陣内俊
1か月前
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円の真理に居着くのでなく、楕円の真理と踊れ

仏教では、向上道、向下道の二道があると説く。 向上は、一個の人間が大いなる智慧を求めて道を究めること。 向下は、大智にあふれた者がその働きを大悲へと変貌させ、 人々の生きる悲しみや苦しみに共に向き合おうとすることを指す。 生涯にいくつも山を越え、山を下らねばならない。 だが、人は熱心なあまり向上の道だけを強く求めることがある。 妻の死は、内村に向下の道があることを教えた。      ―――『内村鑑三 悲しみの使徒』若松英輔著 87頁 ▼▼▼真理は楕円▼▼▼ 「真理は楕

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終わりの始まりは、次の始まりの始まり

芋虫は、暗闇の中でそこに動かずに横たわって、 ついには縮み込み、死んだ皮膚を脱ぎ捨て、 …

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陣内俊
1か月前
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そして金だけが残った【後編】

金なんて望むな 幸せだけを見ろ  ――――黒板五郎(北の国から『2002 遺言』より) ▼▼…

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陣内俊
1か月前
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そして金だけが残った【前編】

たいてい、ほんとうに必要なモノを持っていないのは、 金を持っている人たちのほうである。 …

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陣内俊
2か月前
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ユーモアと仮面と人生と

芸術には、(中略)要するに、 わたしたちから実在を覆い隠しているすべてのものを遠ざけ、 …

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陣内俊
2か月前
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愛と勇気だけが友だちさ

そうだ おそれないで みんなのために 愛と勇気だけが ともだちさ    ―――アンパンマ…

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陣内俊
2か月前
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意味のないところに意味は宿る

その日は風がぬるくて、ただ走ってるだけで気持ち良かった。 枯葉がたくさん舞ったその時、…

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陣内俊
2か月前
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さようなら、すべてのお笑い

日常的な形でそれが現れるのは「笑い」です。 ベルクソンが言うように、笑いというのは、 人間の認識の限界に達したところから出てきます。 怖いときに笑うし、悲しいときに笑うし、嬉しいときにも笑う。 そうすると、お笑いがブームになるというのは、 本来は宗教が機能しないといけないようなところを、 キリスト教が機能しないといけないようなところを、 お笑い芸人にゆだねているということなのですね。 ですから最近、極力笑わない努力をしようと思っています(笑)。      ――――『現代に

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