見出し画像

脱サラ受験の罠|サラリーマンには圧倒的に時間がたりない…それでも頑張る?

前回の「とりあえず始めてみること」という発想は脱サラ受験に向かないという話をしました。

その根拠としては「ライバルがどういう存在か」が挙げられます。

いうまでもなく脱サラ受験生のライバルは、その他の受験生です。

彼らはどういう立場でしょうか?
その大半は、高校生もしくは浪人生です。

彼らは「日常の中心」に勉強があります。1日の大半を勉強に費やすことができるのです。

一方、サラリーマンは、ほとんどの時間を仕事に費やさなければなりません。そこから余ったわずかな時間しか勉強に費やすことができないのです。比較的社会人受験者が多い、医学部学士編入でもそれは同じことです。

ライバルは「現役大学生」「大学院生」「仕事を退職して受験勉強に専念している方々」など様々です。

これらの人と比べて、私たち社会人が持つ「時間」という資源は圧倒的に少なく、ゆえに貴重なのです。

その希少な資産を、勉強でなく、飲み会や遊びに使いたいと少しでも考えているようであれば、サラリーマン受験はやめたほうがいいかもしれません。

これは決して意地悪でいっているのではありません。中途半端な勉強時間の確保は、多方面に対して不幸なってしまうからなのです。そういう現場をみてきました。

勉強時間を他のことに使うと…。

学習成果が上がらないのはもちろんです。しかし、その時間を思う存分遊びに使っていれば、友人・恋人・家族との仲は深まったでしょう。思う存分残業に使っていれば、収入は上がったでしょう。仕事の成果も増えていたでしょう。

これは善し悪しではなく「あなたが人生の時間をなにに使うか?」「勉強以外に費やすことも悪いことではないかもしれない」というだけの話です。

「時は金なり」

という言葉があります。実は、私は、この言葉が大嫌いです。

なぜなら「時=お金」という等式を形成しているから。

本来ならば「時間>お金」が正しいと思うのです。時間をお金に換えること(労働)はできますが、お金を時間にかえることはできないからです。

この限りある時間を、中途半端に勉強に捧げて「浪費」してしまうくらいなら、遊びや仕事に「投資」して、人間関係やお金などのリターンを得たほうが、コストパフォーマンスがいいと思いませんか?

それも一つの正解です。

この話を読んだ上で、時間という資産を「投資」して、合格という「リターン」を得たいと思う方のみ、サラリーマン受験を志したほうがいいのかもしれません。

今回はちょっとネガティブなお話になってしまいましたね。しかし、それほどまでに辛い時間を過ごさなくてはならない…それも真実なのです。だからこそお伝えしたかったことです。がんばりましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?