見出し画像

英語が喋れない男がカナダでレクリエーションを教えるとどうなるのか? Part2

こんにちは!!前回の英語が喋れない男がカナダでレクリエーションを教えるとどうなるのか?の続きです。英語がしゃべれない状況で子供とどう接するのかについてとその体験談から文化の違いについて書いていきます。今回は文化の違いについて重点を置きながら書いていこうと思います。


人の話を聞けない子供達

カナダの教育方針としては自由に子供達に決めさせる、といった感じです。子供達はノビノビとしながら人生を送っており、自分の意見をしっかりもっているのもこういった考え方が手伝っているからかもしれません。

しかしここで問題になってくるのが、子供達が自由すぎて先生の話を全然聞けないという点です。本来2分ほどでやる技の説明をした後に子供達が実際に体操の技に挑戦するといった流れになるのですが、ほとんどの場合5〜8分ほど時間がかかってしまいます。その理由としては

1、私が説明しているときに話しかけてくる

2、じっとしていられない

です。

1、私が説明しているときに話しかけてくる

日本では、先生の話は静かに聞きなさい!!といった教育がどこでも行われていると思います。なので学校やスポーツの先生にとっては非常にやりやすいと思います。しかしカナダでは先生のいっていることが終わる前に生徒が話しかけてきます。

これが起きる原因としては

1、先生の話が終わるまで待てない(自分の話がしたくてしょうがない)

2、先生と生徒が友達感覚

などです。あとは生徒と先生の間だけではなく、カナダ人の友達と遊びにいくといつもこんな感じで、人の話が終わる前に話を被せてくるといった現象が起こり、会話に入っていくだけでも相当な体力を消耗します。人の話が終わるまでは待ってて欲しいですよね😅

2、じっとしていられない

これはいつも自由にいろいろとできてしまう彼らにとって、横一列になって体操の先生の話を聞くというのは至難の技、すぐ横になって寝転がってしまう子、友達と話はじめる子、そして私に直接話はじめる子などに分かれます。彼らにとって静かに先生の話を聞くというのは選択肢にはないみたいですね


人種によって見られる子供達の違い

カナダには様々な人種の人々が生活しており、一括りにカナダ人というのは難しいです。そして子供達と触れ合っていくうちに人種によっての考え方の違いというのが子供たちの行動から少しづつ見えて来たのでそれについても紹介しようと思います。しかし人種の違いといってもやはり人種という括りだけで人の性格を判断することはできません、なのでこれは文化的な考え方の違いだと思って聞いていただけると幸いです。

カナダ人

自由で純粋な顔をしながら私の仕事を増やします(話しかけてくる、話を聞かない、笑顔が素敵、けっこうぽっちゃりめの子が50:50)

ロシア人

まだ若いので英語がうまく話せないせいか、クラスに馴染めずに端っこの方にいるイメージ。しかし彼らはなかなかにタフで、キツイ補強をやらせても弱音は吐きません。日本人のもっとタフverといった感じ。親もなかなかにタフで、もっときつい運動をさせて子供を強くしてくれ!!といった感じで私に頼みにきます。日本人の私よりもレクリエーション向きではないです🤣

サウジアラビア人

彼らが来るとレクリエーションの現場は戦場と化します。話を聞かないどころではなく先生の話を100%無視して体育館を走りまわります。そして大体彼らはたくさんの兄弟がおり、彼らもレクリエーションに参加。最低でも3人以上で体育館を走りまわる問題児たちです。というのもカナダにいるサウジアラビアの人たちは一応にお金持ち、実家で飼ってるペット見してやるよ!!といってトラを見して来たサウジアラビア出身の友達もいました。おそらく本国にサウジアラビアでは様々な厳しい決まりがあるのでカナダにいるうちにできることを楽しんでおこうという考えな気がします。サウジアラビア出身の大学生たちは毎日パーティーをしてドラッグしているイメージです(全員じゃないですよ)わら

アジア人

これは、日本人、韓国人、中国人全部ひっくるめますが、本当に人の話をよく聞いてくれます!!逆にカナダの中だと「あれっ!?すごい静かだけど大丈夫?」不安になるくらいの静かさ。そして私がいったことは一つも逃さずに覚えていて、「先生!ここって何するステーションだっけ?」と聞きにくる子はほとんどいません!!これはもうアジアの教育観なんですかね?彼らはカナダの学校にいっているはずなんですけど🤣

といった感じです。教育において親からの影響が70%以上である!!といった話は聞いたことはありますが、どの子もカナダで暮らしているのでそれぞれの個性が出身国によってこれほどででくるのは面白いですね

まとめ

今回私が話たのは大体8〜13歳くらいの子供達です。それ以上若いとまだちゃんと会話もできませんし、それ以上歳をとると思春期の真っ只中といった感じで、文化の違いが見えにくくなってしまうので今回は話しませんでした。それにしても子供達は本当に純粋でそれぞれの個性がはっきりしているのでカナダで指導するのは面白いです。これからもこのような文化の違いについて紹介していこうと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました😁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?