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知らないと恥ずかしい慰安婦問題の基礎!

皆さんこんにちは、shunGoです!!


今日は、日本と韓国の間で議論されている慰安婦問題についての基礎知識を共有したいと思います。

皆さんもざっくりとは聞いたことがあるかもしれませんが、簡単にいうと、
「慰安婦問題とは日本軍が戦前、朝鮮人女性を強制的に連行して性奴隷として働かせていたのかどうか」
という問題です。

歴史を振り返りながら、どのような流れでこの話題が取り上げられ、日韓両国それぞれの主張についても触れていきたいと思います。


①慰安婦は世界中に存在していた?



日頃のニュースで慰安婦と聞くと、やはり日韓の問題として取り上げられていることが多いでしょう。

しかし、慰安婦そのものは世界中に存在していたのです。アメリカ・ドイツ・フランスなどにも従軍慰安婦はいたと言われています。

慰安婦という呼び名で呼ばれていたか定かではありませんが、少なくとも兵士たちの性処理をするようなサービスや組織・人々が存在していたのでしょう。


②慰安婦問題が世間に知られ始めたのは・・・

この従軍慰安婦問題が少しずつ表に出てきたのが1991年のことでした。

この年に”従軍慰安婦問題”として、1937〜45年にかけて日本軍が朝鮮人女性を無理やり性奴隷として働かせたという主張が世に明るみになったのです。

それまで、韓国国内では慰安婦経験者の社会的な身分は非常に低かったのでした。
そのため自分が慰安婦だったと発言すること自体が恥ずかしいこと・不名誉なこと・自分の身分を曝け出すという非常にリスキーな状況だったのです。

③韓国側の主張


韓国側の主張に大きく関与している日本人がいます。

それが、吉田清治です。

吉田氏は、”戦時中に自身が慰安婦の強制連行に携わった”という、慰安婦が強制的に働かされていたことを認める記述を含んだ書籍「私の戦争犯罪」を出版しました。

この本は日本国内外でかなり話題になりました。

韓国側は、日本人の元兵士が証言しているのだから認めるべきだ、これが真実だ
と主張しているわけです。

しかし、この出版からしばらく経った後、吉田氏はその証言内容が全くの嘘だったことを発表します。すべてはお金のためにやったことだと。。。

すでに世の中に多大なインパクトを与えていたこの証言は、いくら嘘だったと公表したところで韓国側には到底受け入れられませんでした。

また、韓国側は日本軍がしてきた野蛮な行為に対し、一貫して謝罪と金銭賠償を求めています。

さらに、これは主張というより行動に移されていますが世界中に慰安婦像を設置しようとしています。目的は、日本がいかに野蛮なことをして朝鮮人女性を傷つけてきたか世界に示すためです。

もう一つ、韓国は日本の野蛮な行為について国連に報告しています。その内容は、”ミクロネシアで70人の慰安婦が殺害された”、”とんでもない数の兵士と毎日複数回性行為させられた”などです。この報告は、事実かどうか判断できないものの国連の公式な記録として残されました。

このように韓国は対日本の主張だけでなく、世界をも巻き込んだ運動をしてきたのです。

④日本側の主張


日本側の主張として大きく掲げているのが「強制連行して働かせていたわけではない」ということです。

その昔、韓国には妓生という身分が存在していました。妓生は、性サービスを提供する女性のことでしたが、この身分は日本による韓国併合で廃止され、代わりに各地に売春宿が設置されそこで元々妓生だった女性たちが働き始めたのです。

当時、売春宿で働くとその報酬は非常に高かったこともあり、女性たちが進んで働いていたという主張です。

もちろん、全ての女性が進んで慰安婦として働き始めたのではなく中には強制的に働かされていた女性もいました

しかし日本側は、そのような人たちは韓国の人身売買業者によって売られてきた人達だったと主張しています。つまり、そこに日本軍として関与していなかったと言っているのです。

当時、お金のために我が子を売るような行為も珍しくなかったと言われています。

また、日本側はこれまでもう十分謝罪と賠償をしてきたと主張しています。そしてすべては1965年の日韓基本条約と日韓請求権協定で片付いていると主張しています。


1965年に結ばれた日韓基本条約・日韓請求権協定では、過去の事例について賠償請求するのはもう無しにして、白紙に戻してこれから仲良くやっていきましょうとなりました。

1965年に決着ついたと思われましたが、韓国側の要求は続き、事実日本はそれ以降これまで何度も謝罪・賠償をしてきました


中でも有名なのは、1993年の河野談話でしょう。「日本軍の関与により、多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた」として当時の内閣官房長官であった河野氏が謝罪しています。

1995年にはアジア女性基金を設立し、韓国側に約54億円を寄付しました。
2015年には追加で10億円を寄付しました。


日本側としては、もう謝罪したくない・する必要がないというのが本音でしょう。
個人が謝罪するのは簡単ですが、国として先人のことを考えた時、謝罪するというのは過去の日本軍が犯罪者であったと認めることでもあり、そう簡単に謝ることもできないし、したくないのです。

⑤政治が大きく影響する


これはあくまで例えですが、仮に韓国のトップが個人的には親日あるいは反日ではなかったとしても、韓国国内で政治家として国民の人気を得るためには反日感情を煽ることがとても有効なのです。

ここが非常にややこしいというか、一筋縄ではいかないというか、現在起きていることは歴史上にあるんだなと強く実感します。

そのため、この慰安婦問題をあえて利用して国民の支持を得ようするのです。

これは韓国側だけでなく、日本側にも同様のことが言えると思います。

すべては1965年に終わっているはずで、その後賠償や謝罪を求めてくる韓国に対し頭を下げ続けるリーダーは支持を得られない、間違っているものは間違っていると毅然とした姿勢を示すリーダーが好かれます。

⑥まとめ


最後に簡単なまとめです。

従軍慰安婦問題とは、戦前に日本軍が朝鮮人女性を強制連行し、強制的に性奴隷として働かせていたかどうかを巡る日韓の問題。

<韓国側の主張>
・強制連行、強制労働させたと認めろ!(吉田氏は本に書いている!)
・慰安婦の人たちに謝れ、補償金を払え!
・1965年の条約は国家間のもので、国民感情は収まっていない!
・世界中に日本の黒歴史を広めてやるからな!

<日本の主張>
・強制連行、強制労働はさせた確固たる証拠はない!
・吉田氏も嘘だったと認めただろ!
・すべては1965年に話して終わったはずじゃないか!
・それ以降も幾たび謝ってお金も払ったじゃないか!


以上、慰安婦問題の基礎知識でした!


では、また!!!!!


【参考動画】
https://www.youtube.com/watch?v=245zcUuWiMc&t=642s

【画像引用元】
https://www.recordchina.co.jp/b634258-s0-c30-d0054.html






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