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アフリカの地ナイジェリアでデモ!?一体何が起きている??


皆さんこんにちは、shunGoです!


本日は、ここ最近メディアでもよく取り上げられているナイジェリア国内のデモ活動についての記事を書こうと思います。

私自身、テレビやネットニュースでナイジェリアで起きている出来事を知りましたが

『どうやら国民たちが警察に反対する抗議活動をしているらしい』

という非常に曖昧で表面的なことしか知りませんでした。
何かと好奇心が強い私は、一体何が起きているのかもう少し詳しく調べてみました!


なぜ抗議が起きているのか?
抗議者たちが求めていることは何なのか?
SARS、アムネスティ・インターナショナルとは何なのか?

今回は、この3点について共有したいと思います!


①ナイジェリアってどんな国??


まず本題に入る前に、ナイジェリアについての基本情報に触れておきたいと思います。

ナイジェリアはアフリカ大陸の中央西に位置しており、面積は日本より小さいですが人口は約2億人と言われ、アフリカ最大の人口を誇ります。

数多くの民族からなる多民族国家で、現存する言語は500を超えると言われていますが、公用語は英語です。

また、ギニア湾に面しており自然界の名所や野生動物保護区が多く存在します。

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②ナイジェリアで今デモが起きている理由は?、人々は何を求めている? 


現在、ナイジェリアの首都ラゴスでは警察の特殊組織である対強盗特殊部隊(SARS)の行いに抗議する数千人規模の大きなデモが数週間続けて行われています。

対強盗特殊部隊(SARS)とは、その名の通り強盗事件に対する特殊部隊のことであり警察の組織の中の一部です。


このナイジェリア警察のSARSが、不当・過剰に暴力や組織的な拷問をしている、また強奪や拷問・殺人に関与しているとの批判が集まるようになりました。

特に、最近ナイジェリア南部の州で警察官が男性を殺害した場面の映像がネット上に拡散し、SARSの卑劣な行動に対する疑念が国民の間でかなり高まりました。

当局はこの映像は本物ではないとして、映像を撮影した男性を逮捕し、この行為が人々の怒りに火を注ぐこととなりました。

これが、今回のデモのはじめの理由でした。


国民の抗議活動が本格化し、それを受けたナイジェリアのムハンマド・ブハリ大統領は、SARSの解散を命じ10/11に解散となりました。

しかし、国民のデモはここで終わりませんでした。
抗議者は、今度は警察の更なる組織変革と国の運営方法の変化を求め政府に対する抗議活動を続けています。


そんなデモが続く中、10/20の夜に悲劇がおきました。

ラゴスの街中で抗議中の人々に、制服姿の複数の武装兵が発砲し、報告によると少なくとも12人の死亡者が出たとされています。


同日から周辺地域では外出禁止令が発令されていますが、抗議活動を収まることなく、21日にはデモ隊によって政権ひいきのTV局が放火されたというニュースも報道されています。


国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は今年6月に発表した報告書の中で、2017年1月〜2020年5月の間にSARSが行ったとする拷問・虐待・殺人の82のケースを挙げました。さらに、虐待や拷問の対象となるのは社会的立場が弱い若年層が多く、被害者は違法に逮捕・拘束され、釈放されたければそれと引き換えに賄賂を渡すことを強いられました。そして賄賂を払えない人は拷問や虐待の対象となるという酷い状況であると報告されています。


これが本当ならば、もはやSARSは警察ではない・・・・・汗


このように、基本的にはSARSの卑劣な暴行や非行に対して警察組織の変革を求めた抗議が中心でしたが、その後政府に対する国の運営方法の変化を求める声や武装兵による殺人に対する抗議へと形を変えてきているとも言えます。


③まとめ


以上、簡単ではありますが現在ナイジェリアで起きているデモ活動の始まりとデモ隊が求めていること、そして現状について共有しました。


遠いアフリカの地での出来事ではありますが、一刻も早く事態が落ち着くことを願います。


では、また!!!!!



【画像引用元】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65296660R21C20A0EAF000/
https://www.jics.or.jp/map/nigeria.html



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