「広報つの」コラム担当しました 2022年6月号

昨年度から、都農町の広報誌「広報つの」にコラムを書いています。
せっかくなのでここにも載せておきます。
まずは2022年6月号。



小松原駿の、都農とスポーツと時々読書
 「町に人を呼び込む」ということ
 
 前執筆者の石原氏からバトンを託された小松原です。
都農に来て丸2年、来た理由は大学を1年休学して岐阜のプロサッカークラブに行った際に出会った人々とのご縁が繋がったからです。
「人生いきがかりじょう」とはまさにこのこと、何が起こるかわかりません、ほんとうに。

 さて今回は、今準備中の農家支援と先日誘致したスポーツ合宿について書きます。共通点は「町にいかに人を呼び込むか」です。
現在は主に繁忙期の農家お手伝いを行っていますが、この仕組み化を考えています。
 短期的支援が必要な農家には隙間時間や短時間働きたいという方を、中長期的な支援が必要な農家には町外からも人を呼び込み、町に短期滞在しながら仕事をする方を繋ぐというものです。滞在中仕事はもちろん、観光や交流など様々な体験をして生活した結果、町にもう一度来たいと思ったり都農が「第2の故郷」になると良いなと思います。
 4月にはデフ(聴覚障がい者)サッカー男子日本代表チームの強化合宿を誘致しました。コロナ禍でしたが関係者のご尽力で実現しました。代表監督は来年もぜひ都農町でと言っていましたので、次は町民や子ども達との交流会などもしたいです。これをきっかけにプロアマ問わずスポーツ合宿が増え、町に関わる人が増えて都農ファンがさらに増えることを期待します。

 ここまで「人を呼びこむ」ことについて書きました。出自の違う人々と関わることは今後避けられません。
そこで心配なのは「自分とは生まれも育ちも考え方も違う」様々な人たちと「どう付き合っていくか」だと思います。今コラムでは毎回テーマに沿った本を紹介します。今回は『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ、講談社現代新書)、『共感という病』(永井陽右、かんき出版)。この2冊を読むと「共感や理解なんかしなくても他者と共生できる」と勇気がわいてくる(はず)です。

それではまた次回。
 
 
 

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