僕の父親は今まで仕事を楽しいと言ったことがない。

僕の父親は昔から家族想いの人でとても優しい人だと思う。
しかし、僕が産まれてから今まで一度も仕事が楽しいという話をしたことがない。かと言って仕事の愚痴を話す訳でもなく、毎日働いてくれている。

仕事は生活するためのもの

と僕は父親の影響でずっとそう思っていた。
そんな中で僕も大学生になりスポーツ店のアルバイトを始めた。野球を高校までやっていて、母親に勧められるままに決めた。
最初は初めての仕事で楽しかったが、どんどん不満が出てきて仕事が楽しく無くなってきた。いつしか自分の中で、

アルバイトはお金を稼ぐもの

に変わっていった。やっぱり仕事ってそんなものなのかな。そう思っていた。
しかし大学2年の時に「このままでは駄目だ」と思い、ずっと憧れだったスターバックスコーヒーのアルバイトを始めた。
そこで初めて、

仕事が楽しい。

と感じることができた。この前のnoteで書いた通りおつぼねに目をつけられ嫌なこともあったが、それを踏まえても楽しいと思える仕事だった。

そこで思ったのが父親はたぶん楽しい仕事にまだ出会えてないのだと思った。
父親は高校卒業後からずっと工場で働いている。仕事は無数にあるのに何十年も同じ仕事を繰り返している。その仕事ももう定年を迎える。もしまだ働くことができるなら、父親の次の仕事を僕が見つけてあげたい。そう思って人材業界に進むことを決めた。

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