部下が意見を言ってくれない、と嘆くのはあなたに原因がある

おはようございます。社会起業家/中小企業診断士のshun1.hamaです。
このnoteでは、自分の人生の棚卸しから見えてきたことオンライン朝会に、アフターコロナの世界についての投稿を行っていこうと思います。

noteを始めて、今日で23日目。今日で5月も終わりますね。6月が終わると2020年も折り返し。本当にあっという間に一日が過ぎていきます。
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さて、今日のテーマは「上司に贈る部下との向き合い方」です。私は今、社会起業家として約30人の社員たちと事業を行っています。そして、私は35歳ですが、同年代でサラリーマンとして勤務している人たちの中でもプレイヤーからマネジメント職へとステップアップしている人も出て来ているんじゃないかと思います。

上司と部下、簡単そうで難しい。その関係性について書いていきます。

あなたは部下のことを本当にどれだけ知っているのか?

はい。これに尽きます。
自分の家族の誕生日を忘れている、パートナーの誕生日を忘れているといった人はおそらく少ないと思います。

では、部下に対してはどうでしょうか?
知っている、という方もいらっしゃると思います。部下全員の誕生日は知っていますか?

もっと言うと、知ろうという意識で接していますか?

人間は自分に関心を持ってくれると嬉しいといった性質があります。その意味で、誕生日ももちろん知っている方が良いですが、「部下の働く動機」を正確に知っていますか?
働く動機とは、例えば、「なんでこの会社で働いてくれていて、どうやって生きていきたいか、どんなことを実現していきたいか」といったことです。

おそらく把握していない人が多いのではないでしょうか。

そもそも、部下が意見してくれないのは当たり前

部下から上司に意見することはリスクを伴います。それは日本の人事制度の多くは、年功序列であり加点方式ではなく減点方式が多いためです。
私がサラリーマンとして勤めていた企業もそうでした。

つまり、そういう環境の中では、部下からすると意見をして上司に嫌われたり、失態をされることで評価を下げるくらいなら意見を言わない、という選択をした方がリスクがないのです。

ですので、意見が出なくて当たり前です。上司であるあなたの相当の努力があって始めて、それも少しずつ、部下が意見を言える環境ができてきます。

今すぐ紙に部下の名前と誕生日、そして働く動機を書き出すこと

まず、現状でどれくらい部下のことを知っているのか、紙とペン(もしくはスプレッドシートやEXCEL)を使って書き出して下さい。今すぐ5分間です。

よーい!どん。はいスタート!



次に、騙されたと思って、その欄を埋める努力をしてみてください。
必要な情報を得るためには、部下に直接ストレートに聞くということは難しいということがお分かりだと思います。

そのため、日々、部下のことを注意深く見ることになります。そして、「髪切った?」や「今日も変わりない?大丈夫?」などの声を一人ずつかけてみてください。

髪切った?と聞いて、部下から「切っていません、けど」と言われても大丈夫です。切ったかどうかが大事ではなく、「私はあなたに関心があるんだよ」ということが伝わることが何より大事です。

聞かれた部下からも「自分/私のこと見てくれているんだな」と感じます。

そうやって、少しずつ、心の距離を縮めていきましょう。一人ずつの情報を得られて、空白が無くなって来る頃には、以前よりも意見が出やすい環境が整っているはずです。

部下から意見が出たら、心からの感謝を表す

そして、ついに部下からの意見が出たら、最大限の感謝の気持ちと嬉しい、という感情で褒めてあげてください。

そして、次に意見が出た時も、どんどん褒めてあげてください。

ここまでしてやっと、意見が出やすくなる職場になる、と思ってください。

私は、経営者として社員にすごく感謝をしています。それは人間的にということもですが、自然と出てきます。なぜかというと、今まで自分でしていたことを代わりにやってくれるからです。

最初に教える、ということや仕組みづくりは経営者としての仕事として必要ですが、慣れた後は自分たちで日々の業務をやってくれて、分からないこと処理できないことだけ私に上がってくるようになります。

それも、処理の仕方や判断基準をその度に伝えていくことで、益々、私がいなくても事業が回っていきます。そうすることで、私は経営者として次のことを考える余裕が生まれます。

けれど、社員はロボットではなく人間です。ですので、理屈ではなく感情で動くのです。
全員が自然と、良い気持ちで働くことができると事業も安定します。

そのためにも、上司や経営者は部下に関心を持ち、その人の働く動機と職場を重ね合わせるにはどうするかを考える、ということを日々意識することが必要だと考えています。

そうすることで、結果的に意見が出やすい職場ができてきますし、何よりも皆が活き活きと働いていけます。

「いつもありがとう」この気持ちを、職位に関係なくいつまでも忘れずにいたいですね。

ということで、今日はここまでです。最後までお付き合い下さりありがとうございました(^^)
今日も皆さんにとって良い一日になりますように!

まとめ


・あなたは「部下の働く動機」を知っていますか?
・そもそも部下からすると、意見を言わない方が得
・意見が出る環境を作るには上司側の相当な努力が必要
・感謝の気持ちを根底に相手に関心を向けることがポイント

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