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補助金申請は初見では難しい。

こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」

「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」

と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸し日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。

ほぼ毎日noteを書き続けて、今日で640日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,360日。

今日は朝から招待頂いた展示会に参加。厳戒態勢のコロナ対策を行って、会場ブースで相談対応をしていました。
はじめましての方はこちらもご覧ください↓↓

さて、本日のテーマは「補助金申請は初見では難しい。」です。早速書いていきたいと思います。

そもそも、補助金って何があるの?

コロナの影響により、売上が減っている企業も数多くあります。
そんな企業を救済する目的で設立された、融資制度や助成金制度、補助金制度が最近充実しています。

まさに、乱発、という感じです。

その中でも、補助金に絞っていうと、「事業再構築補助金」というのがここ1年の目玉補助金となっています。

この事業再構築補助金が今までの補助金と毛色が違う点は主に2つ。

1:設備費以外にも建築工事費も補助対象となり上限が数千万円。
多くの補助金は設備費用が補助対象かつ、補助金額も高くて1000万円です。
ですが、この補助金は設備費以外の改装費や新築工事費、設備工事費等も補助対象経費として認められる点が異例の補助金となっています。
2:補助金が決定前に支払完了した経費も対象になり得る。
補助金の原則は、採択された後に発注→納品→支払という段取りを踏む必要があります。
そのため、採択前に発注した経費はすべて補助対象外ということになります。一方、事業再構築補助金は、事前着手承認制度というものを用いることで補助金採択前の経費でも、審査の上、補助対象となり得ます。

こんな使い勝手の良い補助金があるため、どうせだったら補助金を使ってみようと考えている経営者が増えているんですね。

私の補助金採択率

事業再構築補助金については、数件ですが、私も申請のお手伝いをさせて頂き、今の所、採択率100%という結果です。

平均が40~50%くらいですので、平均を上回ることができ有り難い限りです。

他にも、ものづくり補助金という定番の補助金は5年以上パートナー事務所にて携わらせて頂き、単独での支援分を含め今までに累計50件以上を申請しています。通算採択率も70%ほどです。

ですので、どちらも、世間一般の2倍の採択確率ということになります。

この数字が他の申請サポート者と比べて高いのか低いのか定かではありませんが、悪くはない数字だと思っています。

なぜ、初見では補助金申請は難しいのか?

今日も、展示会でのブースで補助金申請の相談を受けていたのですが、中にはご自身で補助金申請を過去にされたという方が数名いらっしゃいました。

皆さんが言われていたことは、

「申請する作業がとにかく大変」
「手探りで計画書を作るので合っているのかさえ分からない」
「こんなに時間をかけて作業したのに、結果が不採択で残念」

このようなことでした。

なぜ、初見での作成が難しいのか、ということですが、「公募要領を解読し理解し、審査ポイントを抑えた書き方をすることが難しい」ためだ、と私は考えています。

つまり、まずは公募要領の解読で、多くの人が心折られるのではないかと。

公募要領とは、その名の通り、申請をするためのルールブックです。
申請に必要な情報や答えは、基本的にはほとんどこの中に記載されています。

ですが、これがページ数で60P以上あるものだったりします。

ですので、この内容を把握するということだけでも、所見ではかなりの労力と時間が必要になることが想像できます。

次の関門は、審査ポイントを抑えた書き方をすることが難しいという点があります。

補助金の事業計画書には書き方のお作法のようなものがあります。

それを踏襲しているかしていないかで、おそらく、他の申請書との比較対象の土台に上がるかどうかが決まるくらいではないでしょうか。

このお作法は、一般的に公開されているものではありませんので、所見の方が知ること、ましてや習得することは難しいことでしょう。

したがって、補助金を経営者が自ら申請するというのは、「骨折り損のくたびれ儲け」というようなパターンが多いかもしれませんね。

私のような、補助金申請支援を行っている方たちに最初から申請サポート依頼をすることが精神衛生上も実利としても良いんだろうと今日の色んな経営者との話で感じたところです。

久しぶりに内容が業務的なnoteになりましたね。

・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)

明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!

まとめ

事業再構築補助金がここ1年の目玉補助金
・私の補助金採択率は、
世間一般の2倍の採択確率
・初見での補助金申請は難しいのは公募要領の内容を解読するだけで大幅に時間を取ってしまうから。


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