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中小企業診断士が決算書を読めるようになるまで。

こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」

「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」

と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸し日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。

毎日noteを書き続けて、今日で614日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,386日。

今日も朝から、熊本日帰り。コロナの拡大で他県への移動が規制されそうな雰囲気ですね。。
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さて、本日のテーマは「中小企業診断士が決算書を読めるようになるまで。」です。早速書いていきたいと思います。

診断士は最初から決算書が読めるのか?

中小企業診断士、というくらいなので決算書がスラスラ読める、と思う方が多いと思います。

確かに、経理部門や銀行関係にいた人であれば、決算書に慣れているかもしれません。

ですが、私のような、それまで全く決算書と縁遠かった人がいきなり決算書が読めるのか?というと、決してそうではないと思います。

これは、意外かもしれません。

試験科目に財務分析はあれど、決算書を読み解くような問題ばかりではないため、一般的な知識が付いても、実際の決算書を分析するチカラまでは試験勉強だけでは身に付かない。

では、どうやって、実務レベルでの財務分析を身に着けるのでしょうか?

決算書に触れる回数をこなすしかない。

結論からお伝えしますと、多くの企業の決算書に触れる実践経験を積むことだと思います。

上場企業であれば決算資料がネット上に公開されています。

それをダウンロードして、何社も読む・・・。

これを繰り返していくことで、決算書を分析できるようになる?

・・・私の場合は無理でした。
なぜなら、上場企業の決算書は基本の情報意外の情報が多く、情報整理することが大変だからです。

そして、何より、知識吸収のための勉強という立ち位置から抜け出せなかったためです。

実践で使えるスキルは実践でしか身に付きません。

中小企業の決算書に触れる機会は意外と少ない。

独立したての頃、いきなり私に財務分析をしてほしい、と依頼を頂くことはありませんでした。

ということで、私は、どうやったら非上場企業の決算書に触れる機会を作れるかを考え始めました。

そもそも、財務分析だけで依頼を頂くことは、一般的には稀だと思います。
あるとしたら、M&A案件での適正価格の判断や財務面から見た経営のあり方へのアドバイス、という案件です。

駆け出しの診断士には、そういう案件もほとんど回ってきません。

私が取った作戦は、補助金の申請支援業務をする中で、色んな業種の決算書を見るということでした。

幸い、ご縁の中で補助金申請支援業務をメインとしている方からお声掛けを頂き、私も申請支援業務をお手伝いさせて頂くことになり、少しずつ決算書を見る機会を作ってきました。

数字を眺めるのではなく、打ち込む。

決算書に触れる機会が確保できたら、あとは、どうやって慣れるか?です。

私の場合は、どこに何の数字が出てくるのかという勘定科目の名前だったり、数字感覚を身に付けるために、B/S、P/Lそれぞれの勘定科目と数字をエクセルに一つひとつ入力していく作戦を取りました。

財務諸表を自分の書式に何度も入力することで、決算書のどこに何が書いてあるのか、そのボリュームが大きいのか少ないのか、という感覚を養っていく。

こうして、数十社の決算書と地道に向き合うことで、診断士たる診断業務の基礎を固めていきました。

何でもそうだと思いますが、最初からできることはありません。

資格を取ったからと言って、先生と呼ばれたからと言って、腕が上がるわけでもありません。

腕を上げるには、練習あるのみ、真剣で。

・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)

明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!

まとめ

全く決算書と縁遠かった人がいきなり決算書が読めるのか?というと、決してそうではない。
・私の場合は、
補助金の申請支援業務をする中で、色んな業種の決算書を見て、数字を一つずつ入力することで感覚を養っていった。
・資格を取ったから、先生と呼ばれたからと言って、腕が上がるわけでもない。

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