中小企業診断士で学んで良かった、行政資料の読み解き。
こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」
「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」
と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸しや日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。
毎日noteを書き続けて、今日で596日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,404日。
今日はクリスマスも越えていよいよ、年の瀬となってきました。私たちの会社での仕事納めは28日、明日となっていますので、各自が仕事が納められるように慌ただしく過ごしています。
はじめましての方はこちらもご覧ください↓↓
さて、本日のテーマは「中小企業診断士で学んで良かった、行政資料の読み解き。」です。早速書いていきたいと思います。
行政資料は読みづらい?
私は中小企業診断士としての仕事はほとんど受けていませんが、一部、補助金申請支援を顧問企業限定でさせて頂いています。
そんな中、大きく分けると、主に下記の質問を営業担当者や顧客の方から頂きます。
・世の中に出回っている補助金や助成金で何が一番相応しいのか?
・実際に申請するとしたらどうしたら良いのか?
・採択された後の手続きはどうしら良いのか?
この回答に関しては、実は、世の中に公として出されている資料を読むと記載があるものばかりです。
でも、なぜ、私にこういった問合せが多いのでしょうか?
それについて尋ねてみると、行政資料は読みづらい、もしくは読んでも理解ができない、というためのようです。
では、なぜ、そのように感じてしまうのでしょうか?
なぜ、行政資料を読むのに脱落するのか?
補助金の公募資料というものは、ページ数でいうと30-40Pくらいあります。
その中に文言で、申請できる対象はどういった人で、その条件は●●で、という具合に、細かく記載があります。
たとえば、こんな感じの内容です↓↓
まず、この資料を全部読もうとする中で途中で心折れてしまう人が一定数いるような気がします。
つまり、読む気力さえ無くしてしまっている人、ということです。
次に、頑張って資料を読み進めていったとします。
一部、概念図のようなものもありますが、基本的には文章で書いてあるため、一つ一つを読み解いていく必要があります。
そのため、読み解いて自分で整理をしないと全体像が掴みにくいということがあるのではないでしょうか。
つまり、読んでみたけれど、結局内容が分からなかった、という人がさらに一定数いるように思います。
この流れにより、行政資料は難しい。読んだ所で分からない。という苦い経験として記憶に残ってしまっている人が多いかもしれません。
一度、読み方が分かると楽。
一方で、行政資料は、多くの場合、ある一定の型が存在します。
そのため、それぞれの分野(補助金、助成金、保険請求等)での資料は基本的に作りが似ています。
したがって、どの分野でも一つ、資料を深く理解しておくと、同じ分野の資料に関しては断然に読みやすくなります。
そして、資料を読み進める前に、その制度ができた背景を調べておくと良いです。
そうすると、政府として何のためにこの施策を打っているのか、ということや制度の概要を理解できます。
この背景知識を得て、細かい行政資料を読み進めていくと、理解度も格段に上がります。
中小企業診断士で培われた読解力
中小企業診断士の試験では、特に二次試験で読解力を試されます。
二次試験をざっくりまとめると、「どこに本質があり、どこをまとめたら良いのか。それをどんなストーリーで書くか」という読解力+言語化するチカラを見るということです。
この読解力は、試験だけでなく、行政資料でも日常の資料を読む際にも、応用が効きます。
大量の資料を読む上でも、最初にざっと目を通すだけで、大体書いてある内容のポイントを抑えられるようになりました。
実は、中小企業診断士の試験で身についたスキルのうち、最も効用が高いスキルの一つかもしれません。
2023年に、診断士の試験を受けられようとしてる皆さん、試験合格まで大変だと思いますが、試験合格するかどうかに関わらず、試験問題を通して読解力が上がることは間違い無いと思います。
ぜひ、諦めずにチャレンジされてみてくださいね!
・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!
まとめ
・行政資料は読みづらい、もしくは読んでも理解ができない人が多い。
・行政資料は分野ごとに基本的に作りが似ているため、どれか一つの資料を深く理解することで同分野資料への理解が飛躍的に高まる。
・中小企業診断士の二次試験を突破する過程で、大量の資料を読む上でも、最初にざっと目を通すだけで、大体書いてある内容のポイントを抑えられるようになった。
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