見出し画像

【技術者インタビューvol.1】特殊高所技術者たちの素顔。

こんにちは!株式会社特殊高所技術みずおかです。

私たち特殊高所技術(以下TKG)は、ロープにぶら下がり、橋やダム、風車などの点検や補修を行なっています。

画像6


日々人知れず、安心安全な暮らし(インフラ)を守る
技術者たちがいる事をご存知でしょうか?

ジリジリと太陽が肌を焼きけるような夏の日も、
ザーザーと続く雨が身体の体温を奪う冬の日も、

アメニモマケズカゼニモマケズ。

大きなインフラ構造物を、大きな使命を背負った男たちが守っている。

陰ながら日本を支える技術者たちにスポットを当て、
この仕事のやりがいや素顔を根ほり葉ほりインタビューしていきます!




画像2

柿原昇汰 23歳(入社2年目)


みずおか:TKGに入社する前は何をしていましたか?


柿原
:陸上自衛隊に4年間入隊していました。
レンジャー部隊※にも所属していました。

※レンジャーとは
・陸上自衛隊におけるレンジャー(英語: Ranger)は、陸上自衛官の付加特技の一つ。所定の課程教育を修了し、レンジャー特技の付与を受けることで、レンジャー徽章を着用できるようになる。徽章は、「勝利」の象徴・月桂冠に囲まれた、「堅固な意思」の象徴・ダイヤモンドを意匠とする。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


みずおか:すごいね!レンジャーって相当キツいらしいけど、中でも一番キツかった訓練は?

柿原
:もっとも過酷だった訓練は、重い荷物を背負い3日間歩き続ける訓練でした。睡眠時間ほぼなし、ご飯も水もろくに飲めません。相当しんどかったです。

みずおか:よく生きて帰ってこれたね(笑)。そんな過酷な訓練を経験したら何が起きてもビビる事はないんじゃない(笑)?

柿原
:あの訓練以降、大抵の事はしんどいと感じなくなりました(笑)。



◇自衛隊で培った経験を仕事にしたかった


みずおか:TKGに入社する決め手となったポイントを教えてください。

柿原
:レンジャーではロープを扱っていたことが多かったので、その経験を活かした仕事に就きたいと考えていました。

画像6

☝柿原と出会った時の企業説明会


みずおか:ちょうどその頃に、福岡の退職自衛官合同企業説明会に参加したんだね。

柿原
:はい。最初はTKGが出展している事を知らなくて、
ブースを見つけた時には惹きつけられるように座っていました。
めちゃくちゃ緊張していました。

みずおか:本当に?全然そんな素振りはなかったよ。
僕も企業側として福岡営業所の田中所長と参加していたけど、
すごく爽やかにハイッ!大丈夫ですッ!ってすごくハキハキしてるなと印象を受けました。

柿原
:あの時はロボットのように答えてしまいました(笑)。
お二人の話を聞いていく中でここだ!と確信しました。



◇できないことができるようになる嬉しさ


みずおか:入社後一番苦労した事は?


柿原
:今までパソコンを使ったことがなかったので、できるようになるまで時間がかかりました。

みずおか:自衛官の時ってパソコン使う事なかったもんね。

柿原
:はい。今までパソコンがある環境にいなかったので、入社してからも苦戦しました。しかし、わからないことは同期と一緒になって解決したり、
先輩に教わったりしました。



◇僕たちにしか見る事ができない景色


みずおか:仕事を通して感動した体験は?


柿原
:今年の1月に長崎県の近海に建設された橋の点検をしている時に、下の海を見ると、突然イルカの大群が現れたんです。
思わず心を奪われ、見とれてしまいました。
その日、宿に帰って何気なくテレビをつけると「イルカの群れが現れました」というニュースが流れてびっくりしました(笑)。

画像5

☝慌てて写真に収める(笑)☝

みずおか:それはすごい偶然!1番特等席で見れた訳やね!

柿原:そうなんです(笑)。


みずおか:この仕事の面白い部分はどんなところ?


柿原:イルカの話にもありましたが、高い場所・特殊な場所で仕事をするので僕たちにしか見れない景色や絶景を見れる事です。

画像5

☝我々の普段の職場です

みずおか:本当にすごい仕事だよね。難しいと感じる部分は?

柿原
:ずっとというわけではありませんが、出張が多いことです。



◇有給休暇は取得しやすく、プライベートも充実


みずおか:趣味や社外での活動で注力していることはありますか?


柿原
:プロの総合格闘家目指して週5日、仕事終わりに格闘技ジムに通っています。

みずおか:すごい!自衛隊の経験がそこでも活きるのかもしれないね(笑)。

柿原
:(笑)。

みずおか:でも両立するのはいろいろと大変そうだけど。うまくやっていけてる?

柿原
:はい。すごく充実しています。仲間の理解もあって仕事も社外での活動もバランスよく両立しています。



◇技術者としてホペイロとして


みずおか:柿原の夢や今後の目標を教えてください。

柿原
:私は現在、技術者として現場にぶら下がる傍ら、ホペイロという部署に所属しています。
ホペイロとは、主にプロサッカー業界で活躍している職業で、選手の身の回りのものを管理やケア、メンテナンスや準備をする人のことです。
TKGでは現場で使用するための特殊な器材を多く取り扱っているため、
同じ様にロープやカラビナ、特殊な器材の不具合がないようにメンテナンスから準備まで、技術者の皆さんが気持ちよく現場に出ていただけるようにサポートをしています。

画像4

☝TKGの器材倉庫(カラビナだけでも600個以上)


◇プロを目指して


みずおか:
技術者は縁の下の力持ち。ホペイロはその技術者をサポートする。一見、地味ではあるけれど、本当に重要な仕事だよね。

柿原
:はい。その中での私の目標は、目の前の仕事を一つ一つ丁寧に、そして技術者から信頼されるホペイロであり続ける事です。
プライベートでは、プロの格闘家も目指して何事にも一所懸命とり組んでいきたいと思います!

みずおか:最後に、大切にしている言葉を教えてください。


柿原
:なるようになる。ですね。

みずおか:なんか意外。僕の勝手なイメージ、初志貫徹とか漢気!なイメージ(笑)。

柿原
:いえ、そんな事ないですよ(笑)。

みずおか:きっとそう思うのは、なるようになるにはどう行動するか。
この行動が伴っているから漢気を感じたんだと思う

柿原:ありがとうございます。あまり自覚はありませんが、
決めた道は最後まで貫くことも大事だと思っています。

みずおか:これからも本業もプライベートも何事も全力で打ち込んでいる姿を楽しみにしています。

ありがとうございました。



☆最後に


みずおか
:普段の柿原を知る福岡営業所の田中所長に柿原の印象をお伺いしました。

画像7


☝興味津々の小学生に会社の説明をする田中所長


田中所長:柿原は10人を超える福岡営業所の中で、技術者+ホペイロという、唯一の道を歩いています。
他の皆とは違う道で、なおかつ自分で道を作りながら歩かなければいけない道です。決まりの無いポジションであり、まさに自らが切り開いていくというものです。
困難に思えるこの道も、彼のこれまでの経験や、根性・やさしさ・「しんどい」への耐性がある柿原だからこそ切り開けるのかもしれません。
このような仕事をし、社外活動(総合格闘技)への理解を得ているのも、仲間達が柿原の人柄を尊重しているからであると感じています。
これからも、かっこいい柿原昇汰で居続けてくれることを願っています。



もっとTKGを知りたい方はこちら↓↓↓

特殊高所技術HP
https://www.tokusyu-kousyo.co.jp/

特殊高所技術Twitter
https://twitter.com/tokusyu_kousyo


この記事が参加している募集

オープン社内報

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?