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学年制度が変更!?柔軟すぎるカナダの教育システム

おおのやすまろん/カナダ留学2年目高校生のハハです。

珍しく夜(現地朝)にLINEが来た。そういえば今日は自宅オンライン学習日なので、こんな早い時間にLINEが来るのか。あ、でも、去年も授業中らしき時間にLINEが来たことがあって、大丈夫なの?と心配したことがあったっけ。

で、何事かと思えば、

4月に卒業できるみたいだけど、どうする?

という、想像もしてみなかったお伺いが来て、再び驚く。

それまでの2セメスター制から、2カ月ごとの年間4ターム制になったのは、学年が始まったついこの間のこと。より区切りを細かくすることで、突然ロックダウンになった時に、少しでも影響を減らすための対策だという。

そもそも、毎日同じ授業を1セメスター続けて学ぶシステムだから、より短期集中型にして1つでも単位獲得科目を増やしておこう、そんな考え方だと思う。リスクヘッジしながらいけるとこまでいってみよ!てな感じか。

で、朝令暮改とまではいかないものの、変えたばかりのシステムをもう変更?それも学期途中に??慌ててスクールボードのHPを見に行ったが、まだリリースは上がっていなかった。

いやはや、日本だったら考えられませんね。それこそ、9月入学の議論が持ち上がった時に、それを実現するには相当数の法令を改訂しなくてはならない、だから導入論は早急だという帰結になったのは記憶に新しいところ。学期の途中だろうが、良いとなったらすぐに決定施行する柔軟さは、生徒ファーストであり、今春の苦い経験からの学びでもあり、わんだふぉーだ。いや素敵すぎて、腰の重い日本の教育に関わる大人(それも決定権を持つ上層の)たちどうよ?と言ってやりたい思いに駆られる。冬の受験シーズン、春の卒業式、予定通りできるか神のみぞ知る、みたいなことになってるけど、それでいいのかしらね。

9月~11月、11月~1月、1月~4月の4ターム制はそのままだけど、4月に、高校生は必ず受験合格しなければならないオンタリオリテラシーテストを受けて卒業帰国も可、4月~6月は居たければいてもいい、ただし早期卒業に伴う返金はしないよということらしい。

即決しなければならないという。夜中であまり頭が回ってなくて、切れのいい思考を巡らすことはできなかったけれど、行間から次男の帰りたくない空気を察し、居残って3カ月を過ごしてもいいよ、ということにした。

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誰も”読めない”先を想像することよりも、今を大事に進む

早めに帰国させて、大学受験勉強や、TOEFLを日本で受けられるようにするというのもアリかなとふと思ったが、コロナが今年のように猛威をふるうという前提を仮置きしたとして、その先を予測することにあまり意味のないことは、1年前にまさか世界の様相がここまで変化していると、誰一人として予想しなかったことからわかるだろう。それよりも、今は卒業という目標に向けて着実に一歩を進めることに注力させよう。

そうそう、必修のボランティアは、ホームワークヘルプで日本人サポートに入ることになったそうだ。始まったばかりの2年目、どうかコロナで再び学校が閉鎖になりませんように。






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